「建築界のノーベル賞」と言われるプリツカー賞を受賞した山本さん。世界中で調査した住宅を紹介しつつ、コミュニティー作りを意識した建築を行ってきた思いを語ります。
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(2017/01/03 追記) この記事内の不正の有無に関する見解について私は後日考えを変えました。詳しくは下記の記事を参照ください。 将棋が強い人が正義でいい、本当に強ければ - アンカテ (追記終わり) 将棋ソフト問題はいよいよ混迷を深め、渡辺竜王の告発の正当性が疑われる事態となっている。なかでも、不正の疑いの根拠の一つとしてあげ(て後に撤回し)た「一致率」という数値が統計的な根拠の薄いものだという批判が多いようだ。 確かに、千田五段の公開したデータは、対象となる手が恣意的に選択されていて、三浦九段の過去の対局や他の棋士のデータとの比較がなく、分散も考慮してないので、統計的にはナンセンスである。「千田率」と揶揄されてしまうのも仕方ないかもしれない。 しかし、もし三浦対渡辺の竜王戦が行なわれていたら、多くの将棋ファンがこの数値を目にすることになっただろう。技巧はフリーで公開されており、多
(2017/01/03 追記) この記事内の不正の有無に関する見解について私は後日考えを変えました。詳しくは下記の記事を参照ください。 将棋が強い人が正義でいい、本当に強ければ - アンカテ (追記終わり) 最近、将棋観戦してて、解説者が変に弱気になっていると感じることがよくあります。 昔から、解説の棋士は、対局者より上位の人でも「これが正解の手で、はたして彼はこれを見つけられるか」というような解説はしませんでした。全身全霊をかけて盤の前で真剣に対局している人には、解説者は一定の敬意を持っていました。解説者は、聞き手の人に冗談を言ったり視聴者向けに基本の手筋を説明したりして、番組を成立させる片手間で読んでいるのですから、対局者より多少棋力が上でも、「正解を知っているのは対局者二人」というスタンスで解説してました。 だから、「ここではAかBしかない」と言って、指されたのがCであっても、別に解
プロ棋士 今泉健司 私は4月1日に、将棋のプロ棋士になりました。41歳でのプロ入りは、戦後最年長。現在プロ棋士は200人くらいいますが、そのほどんどが10代、20代でプロになっています。年齢制限があるためです。年齢に関係なく、アマチュアからプロへ編入できる道もありますが、この制度が出来て約10年、プロになれたのは私1人です。なぜこの年になって夢を実現できたのか。それを今日はお話したいと思います。 その後、昇段し、三段になったのは20歳。プロ棋士は目前と思っていましたが、そこに大きな壁がありました。奨励会では原則として、26歳の誕生日までに四段に昇れないと、強制的に退会させられます。私は三段で足踏みをつづけ、1999年の秋、退会を余儀なくされたのです。 退会と同時に、関西将棋会館のある大阪から、実家のある福山へと戻った私は、まさに裸一貫という言葉そのものでした。元奨励会三段という経歴は、
・電王戦に出るにあたって 「面白い将棋を指した上で勝つ、というのが棋士の理想だと思いますが、それを両立するには物凄い実力が必要で、まだ自分にはどちらも足りないと思います」 (阿久津) ・AWAKEの持ち味は? 「終盤での際どい凌ぎで逆転もできるのが魅力です。長引いて粘りのある指し手には自信があります」「勝敗には特にこだわっていません」 (AWAKE開発者・巨瀬さん) 阿久津とはここ10年ほど毎年数回、棋士仲間達でスノーボードに行っていたが、対局に専念したいという理由から、今年の冬は行かなかった。 【衝撃の結末】 2勝2敗で迎えた電王戦FINAL第5局、東京将棋会館の大広間で行われた本局は、総手数21手、各5時間の持ち時間ながら対局終了時間は開始から僅か49分後の10時49分という衝撃的な結末で終局を迎えることとなった。(図1) [画像]http://p.news.nimg.jp/photo
朝の対局室は少々騒がしい。人がうごめき、シャッター音が鳴り続ける。 上座の豊島将之七段は小気味よく駒を並べ終え、コンピュータソフト「YSS」側の駒を配置していくロボットアーム「電王手」の動きを不思議そうに見つめていた。 その姿からは気負いや緊張は感じられず、むしろ余裕すら感じるほどだった。 戦いの場は地上259メートルにあるホテルの一室。窓からは地上をはるかに見下ろす絶景が広がっている。唯一人、主役の豊島だけは窓を背にしており、その景色を望むことができない。 対局が始まると、豊島は水を一口飲んでから、さっと▲7六歩。YSSも間をおかず△8四歩を表示し、電王手がスムーズな動きで着手する。 それを見て早くも豊島は上着を脱ぐ。その仕草はまるで△8四歩できましたか、そう呟いているように見えた。 YSSの貸し出しを受けてから、豊島は1000局近くという気の遠くなる数の練習対局を指しており、その経験で
高いレベルの人間同士の勝負というのは、「ミスをしないこと」が雌雄を決する。つまり、人間という基本構造が同じ者同士が、体力、技能、精神力、頭脳等を高めることで「ほんのちょっと他者より抜きん出る」ことにこそ価値があるんだと思う。 それに対して、コンピューター将棋は計算リソースも電力にも制約がないのは不平等だと思う。お腹すかないし、眠くもならないなら、能力の劣化要素がないじゃんか。 「人間対コンピュータ将棋」頂上決戦の真実【後編】 一手も悪手を指さなかった三浦八段は、なぜ敗れたのか コンピュータープログラムのロジックがしょぼいとか、バグがあるからというのは、コンピューター技術側の都合でしかない。それを高めることについては、コンピューターの進化にとっては価値はあると思うが、人間との勝負の文脈に持ち込む必要はない。 十分に進化したコンピュータープログラムであれば、人間同士のかけっこの勝負の世界に、F
チャンスを得た三浦、リードを狙う 先制攻撃をかけることを、将棋用語で「仕掛ける」という。電王戦第5局は序盤戦を得意の展開に持ち込んだ三浦弘行八段が、いつ、どう仕掛けるかに注目が集まっていた。 だが、先に仕掛けたのはGPS将棋のほうだった。 「変な手、来たね……」 控え室で戦況を見守る棋士たちから、戸惑いの声が上がる。それは、見るからに違和感がある仕掛けだった。プロでなくても将棋を熱心に学んだことがある者なら、このような仕掛けはうまく行かないと直観的に捨ててしまう類の手順だ。 終盤戦での、玉が詰むかどうかという読みでは、人間はすでにコンピュータの敵ではない。目的が明確なときの演算能力こそコンピュータの最大の強みだ。 しかし、まだ目的が漠然としていて読みを絞れない序盤から中盤にかけては、人間にアドバンテージがあるとされている。経験によって培われた直観、すなわち大局観が、考え方の方向を教えてくれ
2010年06月01日 23:13 カテゴリボードゲーム戦略とか、戦術とか チェス~古代戦場の息吹~ Posted by fukuidayo No Comments No Trackbacks Tweet 最近、急にチェスにハマりだした。なんとなく駒の動かし方は知っていたものの、 「とった駒が使えないから将棋よりも面白味に欠ける」 とか 「人間のチャンピオンもいまやコンピューターに負ける時代だぜ」 とか、勝手に思い込んで20年以上もの間、駒すら触らなかった。 そんな僕が、すっかりハマってしまった。 何故、今更チェスにハマってしまったのか。それは、僕をチェスに誘った友人を、素人の僕が2連続で叩きのめしたから。とか、そんな理由ではけしてない。僕はそんなケツの穴の小さな男ではない。 でも、大事なことなので、もう一度言う。僕は、素人でありながら、自信たっぷりに僕をチェスに誘う友人を2タテしたのであ
米長邦雄「将棋をより極めるところまでいけるのはやはり加藤さんだろうと思う。」 中原「加藤さんは、長考してる時は何も読んでないけど、一分になるとものすごく読んでるんだ」長考よりもむしろ秒読みのときのほうが読みが鋭い」 「加藤さん相手だと、95点以上の手をさし続けないと負ける。加藤さんは90点以上の手を差し続けてくるから。 米長さんや大山さんだと、80点でも勝てるときがあるけど、100点の手でも負けることがある」 飯塚祐紀七段「加藤先生は秒読みになってから本当に強い。間違えない」 羽生善治「加藤先生の場合は相手を見ずに盤面しか見ていない。」 米長会長「猫好き9段」 羽生「あそこまで同じ戦法を貫かれると不気味ですらある。普通、研究され対策されることを考えると、 一つの戦法をとり続けることは、一つの行き方ではあれ現実に実行する人はほとんど居ない。しかし加藤 先生に限っては、全くそれを恐れていないよ
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