オーストラリアに生まれ、日本に40年以上暮らした歴史学者が、2011年3月11日、宮城県で被災した。彼はその日を、そしてそこから4年を、どう過ごし、考えたのか――。
先週、WHOが「福島で健康被害が出る恐れは極めて小さい」という報告書を出したり、環境省からは「子供の甲状腺調査結果でも福島県で他県と比べて異常な結果は出ていない」というニュースが出てきました。それは喜ばしいニュースのはずですが、不思議なことに「脱原発」に熱心な人々からはあまり「よかった」という声が聞こえてきません。それどころか「どうせ国は真実を隠しているのだろう」といった陰謀論に走る人々もいるほどです。 それはなぜなのか、どうして彼らは素直に喜ばないのか、を理解するために、少々長い記事を書きました。一見、原発とは関係なさそうな話から始めますが、それが「急進的脱原発」派の行動をよく説明できるものなので、じっくり腰を据えてご覧ください。 簡単に言うと、「原発は危険だ危険だと言い続けて来た人にとっては、原発事故で健康被害が起きてもらわないと自分が嘘をついたことになるので都合が悪いため、明るいニュ
大変な被害を招いた今回の東北関東大震災。被災された皆様に謹んでお見舞い申し上げます。 地震・津波・原発事故と三つが重なった甚大災害を前に、被災地の方はもちろんのこと、被災地以外の地域にいらっしゃる方も緊張感の中で落ち着かない日々を過ごされる方が多いと思います。 日本社会心理学会運営の「東北地方太平洋沖地震に関する社会心理学者からの提言」というサイトに、非被災地の方向けに社会心理学の知見を応用した「提言:非被災者を含む一般市民を対象としたもの」というカテゴリがあります。この中からいくつか身近な話題(メディア、ネットでの情報収集、噂)についてピックアップして、ポイントを抜粋してご紹介いたします。(太字強調は管理人) ◆メディア報道の理解と解釈―近接被災者(ライフラインの断絶程度の比較的軽微な被害を受けた被災者)と非被災地、またはメディア自身へ向けて 小城英子氏(聖心女子大学文学部専任講師) 1
世の中、難しいなぁと思うこととして、一人一人が良かれと思った行動の総和が必ずしも良い方向に向かうとは限らない、ということ。 節電ブームで、さまざまな節電の指摘をする声が聞こえる。 小耳に挟んだエピソードとして「節電のためにWebページの色を黒にしてもらえませんか?」という要望があったようです。 確かにブラウン管モニタならば、白色は色の三原色のスイッチがOnなので、そのスイッチを無駄にOnにしないという意味で、アリなのかもしれない。 しかし、液晶においては、バックライトといいう明かりが煌々とついたLEDや蛍光灯があって、その光を遮る動作をさせた場合が黒、そのままスルーすると白となるそうで、白の方が省電力になるようです。・・・というか、バックライトがついてるので色は関係なくて、せいぜいバックライトの輝度を落とすか、そもそも画面をつけないか、ということになりそうです。 しかし、そのような事象が「
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