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2007年11月30日のブックマーク (6件)

  • 近畿大学・文芸学部芸術学科・西堂行人の書評ブログ:『ギリシァ悲劇を読む―ソポクレス「ピロクテテス」にみる教育劇』吉田敦彦(青土社)

    →紀伊國屋書店で購入 [劇評家の作業日誌](32) 今年の演劇界は異例なほど、ギリシア悲劇を題材とした舞台が多かった。2500年前に起源を持つギリシア悲劇に、特段エポック的な何かがあったわけではないが、現状が見えにくくなってくると、演劇の原点たるギリシア悲劇が繰り返し呼び出されるのだ。足元を見つめるために根源に回帰する無意識の表われだろうか。 もっともギリシア悲劇とは何かといった原理的思考と、この風潮はあまり関係がない。新国立劇場では新しい芸術監督に就任した鵜山仁の最初の企画が「ギリシャ悲劇」を原作にした現代劇シリーズだった。3人の劇作家が3人のヒロイン――クリュタイメストラ、メディア、アンチゴネー--を元にして新作を書き下ろすというもので、現代にギリシアの古典はどれだけ再利用可能かが問われたといったところか。 こうした流れに乗ったわけでもないだろうが、ギリシア文化研究に長年研鑽されてきた

    近畿大学・文芸学部芸術学科・西堂行人の書評ブログ:『ギリシァ悲劇を読む―ソポクレス「ピロクテテス」にみる教育劇』吉田敦彦(青土社)
    ushiwatat
    ushiwatat 2007/11/30
    表題劇のプロット、ハイナー・ミュラーが改作した現代的な「ピロクテーテス」についてなど。
  • 文芸評論家・加藤弘一の書評ブログ : 『宇宙をプログラムする宇宙』 セス・ロイド (早川書房)

    →紀伊國屋書店で購入 目下、情報理論による科学の再編成が進んでいるようだが、書は多分、その最前衛に位置するである。 著者のセス・ロイドはMITの機械工学科で量子コンピュータの開発にあたっている第一線の研究者である。機械工学科で量子コンピュータを作っているのは妙な感じがするが、農学部で遺伝子工学を研究するようなものなのかもしれない。 ロイドは研究者としては優秀なのだろうが、一般向けのを書くのに慣れているとはいえない。ロイドは宇宙はキュビット(量子ビット)の集合体であり、宇宙と量子コンピュータは区別できず、宇宙そのものが量子コンピュータだといきなり断定する。そして、その断定を書のそこかしこでくりかえすのであるが、なぜそうかという説明は言葉足らずで終わっている。ロイド自身にとってはあまりにも自明のことなので、説明のしようがないのかもしれないが。 幸いサイフェの『宇宙を復号する』を読んだ後

    文芸評論家・加藤弘一の書評ブログ : 『宇宙をプログラムする宇宙』 セス・ロイド (早川書房)
    ushiwatat
    ushiwatat 2007/11/30
    |ロイドによれば、宇宙とはキュビットを操作するラプラスの魔物にほかならず、それ自体、巨大な量子コンピュータなのだ。| 情報理論と科学の再編成の先端で。
  • おごちゃんの雑文 � Blog Archive � 文系知識人にblogは無理では?

    Geekなページ ブログを始めるにあたり有名人よりも素人の方が有利な点 と、 小倉センセのblog 他人の足を引っ張ることばかり熱心な国民を対象としたWeb2.0なんてそんなもの より。 小倉センセの苛だちは非常によくわかる。また、かなりの部分同意出来る。ネットの過度なフラット化は、いろいろな部分で弊害を起こしている。 たとえば、これは批判する側もされる側同じ罠にはまることなのだが、いわゆる「文系の偉い人」がblog内で何か「おかしなこと」を言った時に、その人がどんな人かよく知らないで、その「おかしなこと」につっこんでしまった場合を考えてみるといい。その「おかしなこと」は単なるレトリックかも知れないし、素人には理解を超えた論理かも知れない。もちろん間違いかも知れない。ところが、脊髄反射的につっこんだから、うまくすれば「してやったり」なのだが、下手をするとレトリックの罠にハマってしまったり、

    ushiwatat
    ushiwatat 2007/11/30
    |本来blogがしなくていいもの/にまでblogを使っていた||なんでもかんでもblogでやりゃいいってのがそもそも間違い| |使うべきツールの違いがある| このあたり構造的な問題か。専門家が消える世界は想像に留まる。
  • Be careful about your personal information on cyberspace.

    WWW ページでの個人情報公開について考える 個人ホームページをお持ちのあなた、こんなことしていませんか? 自分や家族、友人の写真を掲載している。 住所や勤務先、家族の名前や年齢を公開している。 会社や家族のことを書いている。 恋人や配偶者との性生活について書いている。 ……そういうことをされている方もそうでない方も、是非御一読下さい。 Internet の住人は紳士淑女ばかりではないのです。 このページに関する問題で上田宛に送られてきたメールは、しばしば送付者へ の確認なしで上田の所有する WWW コンテンツ上で引用されることがあります (ただしその際には必ず匿名とし、元の文章の引用箇所の改変は行いませんの で御安心下さい)。メールだけでなく、フォーム等で送付されてきたメッセー ジに対しても同様に適用されるものとします。 はじめに 仮想的事例を考える 善意の園の住人? 見えるということ、

  • 「褒める技術」の在処 - 雑種路線でいこう

    僕もつい受け狙いでチクリチクリやってしまう口だが。要は褒めるより貶す方が簡単というか、世の中には鋭い切り口で物事を斬っている文章は数多あれど、鋭く褒めている文章ってあまりないんだよね。だいたい評論家というポジショニングそのものが褒めるより貶すことが専業だから、評論家として名の売れている人が何かを批判し続けるのは生業なのであって、その批判が傍目に中途半端にみえるとしたら、そっちこそがプロとして失格なんじゃないか。 そんな目で、いろいろな「批評系」のblogを見てみると、なかなか趣き深いものがある。まぁdisりってのはウケやすいというのもがあるから、特別に見識を持たなくてもお手軽にアクセスを稼ぎやすいというのはわかるのだが、それなりに評論家として名の売れている人が中途半端に批判し続けるのはどうしたものか。 ミクロなところでコーチングとかいわれているように、貶したって物事は前に進まないが、褒めて

    「褒める技術」の在処 - 雑種路線でいこう
    ushiwatat
    ushiwatat 2007/11/30
    |鋭く褒めている文章ってあまりない| |「批評系」って結局のところ裸の王様なのだ|
  • YouTube - NHK あの人に会いたい 安部公房

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    ushiwatat
    ushiwatat 2007/11/30
    |「人生というものは赤い色をしていて中にちょっと緑が入っている」例えばそれが大意だとしますね| ……。