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2011年10月1日のブックマーク (4件)

  • 食に国境なし「食の500年史」

    世界史を「」から斬った快著。 目の付けどころは素晴らしい、だが喰い足りない。J.ダイアモンド「銃・病原菌・鉄」レベルのすごい着眼点で、文明、階級、権力、ジェンダー、テクノロジー文化、アイデンティティなど、掘れば掘るほど、「」との密接な連関性が浮き彫りになる。にもかかわらず、250頁で駆け抜けるからもったいない。言い換えるなら、次のテーマで世界史に「切れ込み」を入れたようなもの。類書を探すもよし、自分で掘るのもよし。テーマは5つ、まとめると… 物の伝播と普及:古代ローマ、中国、イスラムを主軸に料理の伝播を概観する。さらに、コロンブス以後のアメリカ材の普及と、人の広範囲な移住がもたらしたのグローバル化を説明する 農業と牧畜の緊張関係:ローマ帝国とゲルマン諸部族、中国とモンゴルの遊牧の交流・摩擦は、農民と牧畜民の常で「見える」。現代でも然り。牧畜民を農民に転じさせようとする発展途

    食に国境なし「食の500年史」
  • 「豆腐ぶっかけ丼」です。ツー - 平民金子インタビュー

    平民金子: 1975年12月23日生まれ、35歳。 大阪府出身。 現在は東京都を拠点に、写真家として活動中。 平民新聞社に所属。 平民新聞平民金子と申します。 僕は自分の写真や存在について、すごいどころかものすごいと思っていて、そのものすごさがインターネットでは10ぶんの1くらいしか伝わっていないな、じゃあどうすればいいのか、というのが最近の悩みです。真面目にアドバイスすると、ウェブは気取ってナンボなんだから、きみもがんばれ。こうやってわざわざ質問してくるところを見ると心の中に色々なものを抱えているのかもしれないとは思うけれど、その感情を僕にぶつけたって仕方がない。悪意で他人を揶揄したってきみは何も変わらない。変わらないどころか自分でも気づかないところで己の魂を傷つけてしまっているから厄介だ。どんな感情であれそれは人間を動かすガソリンなんだから、きみにはせっかく「悪意」っていう大切な感情が

  • NTT本体の基盤が揺らぐなかで研究所は存在意義を打ち出せるか――ネット時代の真価が問われるNTT「研究開発体制」の内幕(下)

    『週刊ダイヤモンド』特別レポート ダイヤモンド編集部による取材レポートと編集部厳選の特別寄稿を掲載。『週刊ダイヤモンド』と連動した様々なテーマで、経済・世相の「いま」を掘り下げていきます。 バックナンバー一覧 NTTの研究所には、研究所長などの上級幹部で残らない限り、50歳前後で勇退するという不文律がある。大学院の修士課程や博士課程を経て20代半ばで入所するので、現役の研究者でいられる期間は20年と少し。一方で、NTT体は、電話の時代からインターネットの時代に入り、事業基盤の再構築を余儀なくされている。前回に続き、ベールの向こう側にある研究所の実像に迫った。 (「週刊ダイヤモンド」編集部 池冨 仁) NTTには、もう研究所は必要ないのではないか。技術は買ってくればよいのではないか──。 NTTグループの中からさえ、そのような否定的な声が出るようになった。その原因は、1990年代の後半に日

  • 計画経済から自由市場に参入した120年の歴史を持つ大研究機関――ネット時代の真価が問われるNTT「研究開発体制」の内幕(上)

    『週刊ダイヤモンド』特別レポート ダイヤモンド編集部による取材レポートと編集部厳選の特別寄稿を掲載。『週刊ダイヤモンド』と連動した様々なテーマで、経済・世相の「いま」を掘り下げていきます。 バックナンバー一覧 NTTの研究所には、研究所長などの上級幹部で残らない限り、50歳前後で勇退するという不文律がある。大学院の修士課程や博士課程を経て20代半ばで入所するので、現役の研究者でいられる期間は20年と少し。一方で、NTT体は、電話の時代からインターネットの時代に入り、事業基盤の再構築を余儀なくされている。ベールの向こう側にある研究所の実像に迫った。 (「週刊ダイヤモンド」編集部 池冨 仁) 2005年3月8日、米カリフォルニア州オレンジ郡アナハイムには、世界中の通信事業者や通信機器メーカーが集まっていた。 その日、NTT(持ち株会社)の篠原弘道アクセスサービスシステム研究所長(当時)は、光