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ブックマーク / toaru-sipro.com (10)

  • 肌で感じるネイティブゲーム市場のサバイバル感。需要と供給のバランスの変わり目っぽい。

    お久しぶりです。半年以上、このブログ更新してなかった(笑) 人生の勝負所とふんで個人事業を全停止して、休日も寝る間も惜しんで1年近く業にフルコミットしていたのですが、色々苦戦しておりまして、「今のネイティブ市場は当にサバイバルだな・・・」と感じております。 その理由をいくつか・・・ 1.開発費が高騰している まずは皆さんご存知の通り開発費が高騰しています。 コロプラの馬場さんが、初期のプロモーション含めて3億~5億円必要と言っていますが、当に結構かかります。 ちなみに、開発費だけでなく運用費用もかかります。最近だと3Dとかボイスとか豪華な必殺技エフェクトとか当たり前になってきたので、物量が多く、毎月のキャラ追加費用が半端なくなってきております。 費用だけでなく、時間的な面も理想的な運用を実行するのは一苦労です。 2.運用だけでは勝てなくなってきている 以前に紹介したウチ姫からも分かる

    肌で感じるネイティブゲーム市場のサバイバル感。需要と供給のバランスの変わり目っぽい。
  • 個人間のチケット売買を支援する「チケットストリート」が早くも黒字化

    全力二階建に頻繁にまとめられる、軍曹こと、西山さんが会長を務めるチケットストリート(社長は山翔さん)。 決算を見てみると、なんと当期純利益273万円と、黒字。凄い。今年の3月に三菱UFJキャピタル、みずほキャピタルを割当先とする、総額6000万円の第三者割当増資を実施したばかりだったので、黒字化早いですね。CtoCの手数料で黒字化させるって、結構大変なはずなのに。 取扱高は春の記事だと7,000万円。 手数料が8%なので、7,000万円だと月間売上560万円。通期で黒字化したことを考えると今は1,000万円くらいいっているのだろうか。社員数16人いるし。 一度、黒字化してしまえば、流通量が減らない限り伸びていく一方な気もするけどどうなんでしょ。純広は難しそうだから、SEO頑張るとか、地道に認知を広げていく感じなのだろうか。 サイトが微妙に地味な感じがするのはアーティスト写真(通称:アー写

    個人間のチケット売買を支援する「チケットストリート」が早くも黒字化
  • ニュースキュレーションアプリ「Gunosy(グノシー)」決算 当期純損失4,522万円

    ニュースキュレーションアプリ「Gunosy(グノシー)」決算。 当期純損失4,522万円。個人的には想像していたより少ない損失の印象。有料版が無いため、収入は一部の広告収入だけだと思われる。 Gunosy(グノシー)がどう着地するのかは個人的に非常に興味があります。みんなが「Yahoo!かKDDIが買収するんじゃないか」って言ったり、「上場を目指しているらしい」って噂があったりと色々。 広告収入にするのか、有料版にするのか。どっちにしろ少し気になっているのは提供が「キュレーション」なので、元のコンテンツが外部ブログにあるということ。 仮にGunosy(グノシー)が有料化して、月額課金モデルにしたとして、実際表示されている外部ブログは1円も儲かりません(正確に言うとアクセスが増えるので、多少は収益が上がる)。 それで良いのかどうかがちょっと悩ましい。Gunosy(グノシー)が提供しているのは

    ニュースキュレーションアプリ「Gunosy(グノシー)」決算 当期純損失4,522万円
  • 「music.jp」や「ルナルナ」のMTIがいつの間にか赤字。15億円増の広告宣伝費は吉と出るか凶と出るか。

    music.jp」や「ルナルナ」のMTIがいつの間にか赤字。15億円増の広告宣伝費は吉と出るか凶と出るか。 「あー、赤字だー」と思ってはいたのですが、ブログには書いていなかったMTI決算。 @toarusp MTIの販促費が多すぎ。ブログで分析きぼんぬ( ^ω^ ) — スマフォdeアナリスト (@sumafodeanalyst) July 22, 2013 とのことで、再度見てみる。 わー、赤字だ。公式CP(コンテンツプロバイダー)出身の僕としては、MTIさんが赤字なんてショックです。公式CPの代表格なので。 売上は前年同期比より増えてますが、営業利益が11.5億から△1.07億まで悪化。売上原価は変わっていないので、普通は業績良くなっても良いのですが、販間費が20億近く増えており、営業利益率が悪くなっています。 積極的なプロモーションを行ったとのことですが、そんなにプロモーションして

    「music.jp」や「ルナルナ」のMTIがいつの間にか赤字。15億円増の広告宣伝費は吉と出るか凶と出るか。
  • 赤字転落のmixi。でも、現金が126億円もあるので、あとは人の力が全てだと思う。

    mixiの決算、赤字になってしまいましたね。まだ赤字規模が小さいですし、現金を126億円も保有しているので当分は大丈夫かと思いますが、あれだけ日中が使っていたサービスが赤字になってしまうのは寂しいものがございます。 売上も綺麗に下降グラフに。この下落幅は正直厳しそう。これまでゲームが結構頑張っていたのですが落ちてきてしまいました。四半期で14億の売上は大手SAP程度の規模はあるのですけどね。 リニューアルしたとのことなので、見てみましたが、普通にmobageっぽい。 深く考えずに発言すると、リアルグラフに効果的なLINEっぽいゲームもありだったかも。というか、当時(LINE系が流行る前)にLINE系を出せば良かったのか。 でも、僕自身「リアルグラフはゲームに向かない」と思っていたので、何も言えねぇ。(反省) 当然ながらmixiのMAUはかなり下がってきており、今後も何かがおきなければプラ

    赤字転落のmixi。でも、現金が126億円もあるので、あとは人の力が全てだと思う。
  • 会社のために全力で新規事業を立ち上げようとしたけど失敗したプロデューサーのお話

    約8年前の就職活動中に「渋谷ではたらく社長の告白」を読んで、「俺もこんな風になりたい。絶対起業してやる」と思っていた。 でも当時の僕にはそんな勇気も実力も無く、普通に大きい会社に就職した。 初めて1人暮らしを開始した部屋の壁には「20代で年収1,000万」というよく分からない貼り紙をした。貼り紙の内容とは違うけれど、僕の目標は「入社して3年以内に自分の企画したサービスを立ち上げる」と明確だった。 入社してからも頻繁にそのワードを社内に伝え、1~2年目は与えられた仕事を必死にこなした。体育会系の会社ではなかったため、終電近くまで毎日働いていた僕は、部署の中では1番帰りが遅かった。 「早く帰れ」と、頻繁に注意されたが、仕事が楽しくて楽しくて仕方がなかった。今思うとたいした売上貢献にはなっていなかったが、当時担当していたデジタルコンテンツのダウンロード数を1つでも上げようと努力した。ゲーム感覚で

    会社のために全力で新規事業を立ち上げようとしたけど失敗したプロデューサーのお話
  • パズドラの売上が何でそんなに高いのか考えてみた

    パズドラの月商が15億だとか、20億だと噂されておりますが、ちょっとパズドラの凄さを紐解いてみます。パズドラのソーシャル性は「仲間からカードを借りる」「メッセージ機能(ほとんど使わないと思われる)」程度。 これまでのカードバトルゲームで利用されていた プレイヤー同士のバトル(宝の奪い合いもあったり) レイドボス(救援依頼を出して、同じ敵を倒す) 掲示板での挨拶や称賛 プレイヤー同士のランキング争い ギルドバトル(チーム同士の戦い) トレード 等が一切存在しません。 1人プレイなのです。当然、射幸心は非常に薄くなります。 では何故こんなにヒットしているのか・・・・。 図で表すとこんな感じ。重課金層の売上は減っているのですが、中課金層と低課金層の売上が伸びて、全体の売上で勝っている感じ。更に継続率も高いため、累計ではもっと抜き去っている。 これまでのソーシャルゲームはまさに「札束の殴り合い」で

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  • パズドラの企画書を見たとしたら、改悪を指示したであろうプロデューサーのお話

    今、僕は多くのスマホ用ゲームコンサル的なことをやっております。特にこれからリリースされるゲームの基ループや、画面遷移、ソーシャル機能等のチェックをしています。 自分の中でチェックリストも当然あって チュートリアルは最小限で作っているか 体力が無くなった際に体力回復アイテム購入への導線はあるか ガチャページはSRを訴求できているか 初心者用ガチャは設置できているか 絶対値報酬や相対値報酬は適切か などなど、細かく見ています。 でも、作っていて「このチェックリストは絶対では無い」と思っていますし、自分にもそう言い聞かせています。 その代表例がパズドラです。 まず、パズドラはマイページがありません。マイページは更新情報等を教えるために必要な物です。パズドラとドラコイを比べてみると、明らかにドラコイの方が訴求できていることが分かります。 ガチャページなんか、一目瞭然で、ドラコイの方が豪華で凄い

    パズドラの企画書を見たとしたら、改悪を指示したであろうプロデューサーのお話
  • ソーシャルゲームだって簡単じゃねーんだよ 減収減益や下方修正企業まとめ

    「儲かりすぎ」と叩かれがちなソーシャルゲーム各企業。でもビジネスってそんなに簡単ではないわけで・・・儲かっている企業の陰で苦戦している企業もあるんです。 ってか苦戦してる企業がほとんどです。最近は市場の天井も見えており、勝ち組だと思われた「上場した企業」ですら苦しんでいます。 そんな苦しみをご紹介して、「あー、ソーシャルゲームも大変なんだな。別に儲かりすぎてるわけじゃないんだな」と認識して頂きたい(笑) ■KLab 先日、当ブログでもご紹介しましたが、減収減益です。赤字転落が見えています。これまでも利益率で考えると全く儲かりすぎてる感はなく、普通な感じです。 (資料引用:SocialGameInfo) 提供ゲームは「キャプテン翼」や「恋してキャバ嬢」、「幽☆遊☆白書」です。 ケイブ 「しろつく」、「くにつく」のケイブ。カードバトルが当たっていない会社は総じて苦戦している感じを受けています。

    ソーシャルゲームだって簡単じゃねーんだよ 減収減益や下方修正企業まとめ
  • スマホ移行でどうなった?有力CP(コンテンツプロバイダー)の現状

    1、2年前の予想よりも、早いスピードで「ガラケーからスマホへの移行」が進むモバイル業界。特にi phoneの登場でモバイル系のコンテンツビジネスには大きな変化がありました。 モバイル系コンテンツビジネスの中で、大きくシェアをとっている公式CP。公式CPとは「キャリア公式のコンテンツプロバイダー」の略で、キャリア(docomo、ソフトバンク、au)の審査を通過して、公式メニューリスト(ドコモのi modeメニュー)に載っているサイトを運営している会社のことです。 月額300円等の「月額モデル」を採用しており、チャリんチャリんとお金が入ってくるモデル。それが、i phoneだと、メニューリストが存在せず、現状はandroidのドコモ「dメニュー」がその代わりとなります。しかし、dメニューがにぎわっているかといえば、イマイチな気がしています。 i phoneにもApp Storeはありますが、月

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