無料通話アプリ「LINE(ライン)」のアカウントが乗っ取られ、電子マネーがだましとられる被害が全国で相次いでいる問題で、石川県警金沢中署は14日、金沢市のコンビニ店員が、客の男子大学生が被害に遭うのを未然に防いだと発表した。 発表によると、大学生は10日、同市の知人男性のアカウントから、「電子マネー買うの手伝って」とメッセージを受け取り、電子マネー2万円分をコンビニで購入しようとしたところ、男性店員から「最近よくある犯罪では」と声をかけられた。大学生が知人に電話で確認し、アカウントが乗っ取られてメッセージが送られていたことが判明した。 同署は不正アクセス禁止法違反容疑で捜査するとともに、詐欺未遂容疑も視野に調べている。 県警生活環境課によると、県内では6月中旬から7月11日までに、ラインのアカウントが乗っ取られた被害者は13人に上り、メッセージを受け取った8人が電子マネー計23万1000円