国連の独立調査委員会は8日、内戦中のシリアでの人権侵害に関する最新の報告書を公表した。アサド政権が拘束した人々を組織的に拷問したり処刑したりしているとし、「人道に対する罪」や「戦争犯罪」に該当する可能性を指摘した。 報告書はまた、過激派組織「イスラム国」(IS)による拷問や処刑についても同様の可能性に言及したほか、反体制派武装組織による人権侵害についても触れている。 報告書によると、アサド政権側の拘置施設で2014年、拘束中の男性が性器を切り刻まれて出血多量で3日後に死亡するケースが発生。11年には、政権に対する抗議活動に参加して拘束された13歳の少年が、切断された遺体の状態で遺族に返還された例もあったという。また強姦(ごうかん)や性的暴行も横行しているという。 報告書はこれらの行為が政府機… この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 この記事は有料会員記事で
2016.02.08 Mon 欧州警察は1万人以上の難民の子どもが消息不明と発表 SYNODOSが選ぶ「日本語で読む世界のメディア」(東京外国語大学) 欧州警察は1万人以上の難民の子どもが消息不明と発表、彼らの多くは売春・奴隷マフィアの支配下に シリア国内の悲劇的状況に注意が向けられ続ける一方、難民問題への取り組みの違いが原因で欧州連合(EU)でも政治的緊張が続いている。そして欧州警察「ユーロポール」は、また別の悲劇を明らかにした。1万人以上のシリア及び他の国籍の難民の子どもがヨーロッパの海岸にたどり着いてすぐに消えたというのだ。 難民の子どもに関する欧州警察の報告書はあらゆる面で恐ろしいものだ。今週末、イギリスやスペインのメディアにその一部が流出した報告書は、ヨーロッパ大陸にたどり着いた直後にヨーロッパ各国で何千もの子どもの消息が途絶えた衝撃について言及する。報告書は特に2015年のイタ
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