米、クルド民兵に武器供与開始=IS掃討戦、トルコは反対 【ワシントン時事】米国防総省は30日、過激派組織「イスラム国」(IS)掃討作戦に加わるシリアのクルド人民兵組織への武器供与を開始したことを明らかにした。トルコは民兵組織を反政府武装組織クルド労働者党(PKK)の一派とみなしており、反発は必至だ。 同省当局者によると、供与するのは小型武器や弾薬、重機関銃など。米軍の軍事顧問がIS戦以外に使用しないよう監視するという。PKKへの武器流出を懸念するトルコに配慮した形だ。 米国は、クルド人民兵組織が中心の「シリア民主軍(SDF)」をISが「首都」と位置付けるシリア北部ラッカを制圧可能な「唯一の地上戦力」とみなし空爆などで支援してきた。トランプ米大統領は今月、ラッカ攻略の本格化に向けて、民兵組織への武器供与を決めた。 これに対しトルコのエルドアン大統領は16日、ホワイトハウスでトランプ氏と