2017年7月17日 『帝国の復興と啓蒙の未来』出版記念講演 イベントバー・エデン 「どうなるイスラーム国消滅後の世界?」 中田考 発表レジュメ 啓蒙: 人類と世界史の誕生 世界宗教の誕生:仏教、道教、儒教、キリスト教、イスラーム イスラームにおいて真の普遍的宗教の概念が生まれる(dīn) アッバース朝によるイスラーム文明を地理的中心とする西欧、東欧、インド、アフリカ、中国をつなぐ世界ネットワークの形成 アッバース朝のネットワークを継承したモンゴルによるパクス・モンゴリカの時代 イル・カーン国、キプチャク・カーン国、チャガタイ・カーン国のイスラーム化 (イラン文明、ロシア文明、インド文明にイスラーム文明の刻印) イル・カーン国宰相ラシードゥッディーン(1318年没)『集史』=最初の世界史 2.現代: 文明の再編 19世紀=西欧による世界支配 20世紀=西欧の自滅米ソによる破産処理ソ連の崩壊