JR東日本は東北新幹線八戸-新青森間の開業に伴い2011年3月から次世代新幹線「E5系」を導入するのに合わせて、「はやて」の列車名を廃止する方針を固めた。「はやて」は02年12月の八戸延伸の際、当時の最新車両「E2系1000番代」としてデビュー、それまでの「やまびこ」と区別するため命名された。代わりにみちのく路を走る「E5系」の名称について、JR東日本は来春に公募して決める。 「はやて」は長野新幹線「あさま」をベースにした改良型。安定感と快適性に優れ、最高速度275キロで疾走するシンプルでスマートな車体から一躍東北新幹線の顔となった。 JR東日本は当初予定されていた11年3月の新青森開業時に航空機のファーストクラス並みの「スーパーグリーン車」を連結した「E5系」を投入し、12年度末までに世界最速の時速320キロ運転を計画していた。ところが地元の要望で開業が3カ月前倒しの来年12月になったた