「かんてんぱぱ」ブランドで知られる寒天メーカー・伊那食品工業。長野県伊那市のアルプスの山間にある約3万坪の敷地内に、本社や研究開発棟がある。働く社員の幸せを一番に考え、緑に囲まれた会社を作った、と話すのは同社会長の塚越寛氏。21歳で社長代行となって以来60年間、寒天商品の開発製造を率いてきた。「身の丈に合った着実な成長」を目指す「年輪経営」を掲げ、48年連続の増収増益を続けている。成長を続けてきた伊那食品工業の経営哲学とは何か。塚越氏に話を伺った。 「幸せに生きる」信念を生んだ3年間の闘病生活 当社にはここ数年、大学卒20人、高校卒10人の新入社員が毎年入社しています。彼らに研修で最初に伝えること、それは「人生はたった一度きりで、やり直しがきかない。一日一日を大事に生きなければいけない」ということです。 100年先までの日程を1枚の紙に示した「100年カレンダー」を見せ、自分の“命日”を考
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