「今も生みの親」「個人的な思いない」。2005年の郵政選挙で、小泉純一郎元首相が巻き起こした一大旋風に乗り、大量当選した小泉チルドレン。しかし、今回は自民党への逆風に様変わり。苦戦が予想される中、依然として引退した生みの親頼りのチルドレンがいる一方で、親離れを公言する候補予定者も。18日公示の衆院選では、それぞれの4年後を戦っている。 山梨3区の小野次郎氏は、小泉氏の首相秘書官を務めたチルドレン代表格の一人。8日に南アルプス市で行った決起集会には同氏が駆け付け、会場を埋めた約700人の聴衆を前に「首相の時、難しい局面では小野さんに相談した。失言しなかったのは小野さんのおかげだ」と持ち上げた。小野氏は「わたしが政治家として誕生した時の親。原点に戻って選挙を戦う中で、追い風になればいい」と今も心酔する。 静岡7区の片山さつき氏は「今でもめちゃくちゃ人気」と話し、15日の浜松市での決起集会に