米GoogleはWebブラウザの安定版「Chrome 19」のアップデートを5月23日付で公開し、極めて深刻な脆弱性に対処した。OSはWindows、Mac、Linuxに対応する。 Googleのブログによると、最新版となる「Chrome 19.0.1084.52」では計13件の脆弱性に対処した。このうち「SSLを介したWebSocketのブラウザメモリ破損問題」と「ブラウザキャッシュの解放後使用問題」の2件は、危険度が同社の4段階評価で最も高い「Critical」となっている。このレベルの脆弱性を悪用された場合、例えば細工を施したWebサイトを見ただけで、攻撃者に任意のコードを実行されてしまう恐れがある。 残る脆弱性の内訳は、危険度が上から2番目に高い「High」が9件、下から2番目の「Medium」が2件。脆弱性情報の提供者に支払われる賞金は、Criticalレベルの情報に対する133