8月28日に発覚したkernel.orgへの不正侵入に関しての調査が進められているなか、侵入者が同サイトのサーバを狙って行ったものではなく、何を攻撃しているのかも分からず手当たり次第にハッキングしていたという可能性が浮上しているとのこと(本家/.、Threat Post記事)。 同サイトのスタッフから説明を受けた調査員によれば、侵入者は侵入した痕跡を残していており、本格的な被害に繋がるまえに同サイトの管理者が気づくことが可能であったとのこと。まず、Phalanxと呼ばれるLinuxのrootキットが使われていたこと、そして二つ目にSSHによるバックドアが設置されていたことから、管理者が侵入を発見できる状態にあったという。もし、サーバを狙って行われた侵入行為であったならば、このような痕跡は残さなかったであろうとのこと。