Windows 8では起動とシャットダウンのメカニズムが刷新され、従来と比較すると大幅な高速化を実現している。OSカーネルの休止と再開を使った「高速スタートアップ」の仕組みを解説。 連載目次 Windows 8ではブートの仕組みが改善され、以前のWindows OSよりも起動やシャットダウンなどが速くなっている。今回はこの仕組みについて見ていく。 高速スタートアップとは Windows 8の新機能の1つとして、「高速スタートアップ(ハイブリッド・ブート)」がある。これは、Windows OSの起動やシャットダウンを高速化する技術である。システムにもよるが、高速スタートアップが有効な場合は、起動やシャットダウンの時間が10秒とか、それ以内で完了する。例えば手元のシステムでは次のようになった。 起動とシャットダウン時間の比較 Intelのマザーボード(DQ67SW)とCore i7-2600、