米アリゾナ州にて、高さ800メートルを超える巨大ソーラー発電塔が建設されるそうだ。興味深いのは、太陽電池を使わずに太陽熱を使って発電を行うという点(Gizmag、本家/.)。 仕組みは非常にシンプルで、塔の下には巨大な温室装置があり、そこで暖められた空気が中央の塔に集まり上昇気流が生まれ、塔基部に設置されたタービンによって発電が行われる。建設予定地の砂漠地帯では地表温度は40℃程であり、温室内では80~90℃にもなると考えられるとのこと。800メートル以上の塔の最上部との温度差は大きく、強い上昇気流が生まれ、ピーク時には200メガワットの出力が期待されているという。 他にもメリットとして次の点が挙げられている。 絶対温度ではなく温度差を活用するため、天候に左右されない日中に温室が十分に暖められるため、夜間も発電可能暑く乾燥した土地に適した発電設備のため、砂漠など実用性の低い土地を活用できる