プレイステーション論 1.ネメシス(復讐)としてのプレイステーション 一見明るいイメージのPLAY STATIONであるが、その裏に、これほど強烈な怒りをしのばせたマシンもないであろう。まさに、復讐という言葉がぴったりである。 <任天堂vsソニー:ファミコン対MSX> ソニーのゲーム業界への参入は、いつだったろうか。最初は、SMC-777向けにソニーブランドでゲームソフトを出していたと思う。 やがて、MSX企画の登場により、松下と共にMSX連合の中枢を担った。特に、MSX2はソニーと松下2社の共同戦線のイメージがあった。もちろん、敵は任天堂である。 ソニー/松下という2大企業が連合すれば、単なるゲームメーカーに過ぎない任天堂では勝てないだろうと思われた。 <ナムコと任天堂> しかしながら、任天堂は、この戦いにも、セガなどのゲーム機メーカーとの戦いにも勝利する。この要因はいろいろあるだろうが