年末に流れたニュースだが(産経の記事)、英インマルサットが提供している低コスト衛星携帯電話サービスを日本国内で利用可能にするため、総務省が技術基準の策定に乗り出したらしい。利用可能になるのは早くても2012年中らしいが、該当する機種はアイサットフォン・プロ。サイトの情報では希望小売価格79,800円、通信料金未定、月額基本料金2,000円、重さ279g(バッテリ込み)などとなっている。背景には災害対策の意味もあるようだ。
宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究所(ISAS/JAXA)は8日、金星探査機「あかつき」を金星周回軌道へ投入できなかったことが確認されたと発表した(JAXAプレスリリース「金星探査機「あかつき」の金星周回観測軌道投入(VOI-1)の結果について」)。原因については目下調査中。 とはいえmsn産経ニュースによれば「軌道を修正すれば6年後に再チャレンジできるため、それまで機体を休眠状態にして備える」とのこと。日本の宇宙開発はなんと粘り強いのかというより、少ない開発予算の中でがんばっているのがよく分かる。
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「幻影随想」で知ったのだが、2009年3月31日にYouTubeに「JAXAチャンネル」が公開された。JAXAチャンネルは以前は「JAXASELENEチャンネル」という名前で、月探査機「かぐや」に関連する映像が公開されていたものだ。 JAXAチャンネルには若田宇宙飛行士によるISSツアーや宇宙日本食紹介といったものから、かぐやによる月などのHD動画、「はやぶさの大いなる挑戦!!~世界初の小惑星サンプルリターン~」といったドキュメント物、「ナテハとフーシギのスペース・ファインダー 」といった子供向けコンテンツも用意されており、色々と興味深い。 JAXAチャンネルは公開後からいままで、ほとんど話題になっておらず、動画の本数こそ5月3日現在で114本と多いものの、閲覧数は多いもので三千強、多くの動画は数百と少ない。ぜひ連休中のお楽しみとしてご覧になってみてはいかがだろうか。
ストーリー by hylom 2009年03月10日 13時52分 日本の「国家プロジェクト」ほど当てにならない物はない、 部門より 政府の宇宙開発戦略本部は、2025~2030年までに有人月面探査を行う構想を、宇宙基本計画の策定を進めている同本部の専門調査会に提示した(毎日新聞、読売新聞)。 これまで「当面独自の有人宇宙計画は持たない」としていた方針を転換するものと思われるが、コレをみて「おお、日本もついに独自で有人宇宙船を作る気か!」とワクワクしていたのだが、宇宙開発評論家の松浦氏のブログで以下のような分析がされていた。 有人宇宙探査に限って今の所の感想を述べるなら、「これはダメだ」。この文書は、「独自をやるのかも」という期待感を抱かせつつ、実はどこにも「日本独自の有人月探査」なとどは書いていない。 要するに「日本は惑星探査をやめてその予算をアメリカの月計画に出資して座席を買おう」とい
KAMUI 曰く、 "アメリカの「イラン不拡散法」の影響で近い将来,国際宇宙ステーション(ISS)にアメリカや日本の宇宙飛行士を送り込む事が出来なくなる可能性があるとして,米議会事務局が同法の修正などを提言した報告書をまとめて早急な検討を議会に促した事をYOMIURI ON-LINEの記事が伝えている。 イラン不拡散法(The Iran Nonproliferation Act of 1999-HR1883)は「ロシアの大量破壊兵器と弾道ミサイル技術のイランへの移転を防止する」為の法案だが,ISSを通した技術移転を防止するとの名目で「ロシア(宇宙機構・関連機関含む)による不拡散の確証が無い場合,ロシアに支払うISS関連の資金を規制する」条項がある。 コロンビア空中分解事故以降,ISSへの人員などの輸送にはロシアのソユーズが使われているが,乗員の無償輸送は今秋に終了する事が決まっており,来春
これでようやく念願の4機の衛星が軌道上に出そろったわけですが、 その衛星がもたらすデータ解析は相当大変でしょう。 例えばミッションこそ違いますが、推定の分解能スペックがIGSと似ていて、 名前もズバリMars Reconnaissance Orbiter (火星偵察探査機)と付いた NASAの火星探査機MROを例にすると、MROが撮影する1枚の画像は 200平方kmの領域をカバーしています。火星全体の表面積は、 およそ1億4500万平方kmなので、このカメラで火星全体を写すとなると、 写真の枚数は72万5000枚という膨大な枚数になります。 このデータ量は1枚を10分掛けて調べるとすると、一人の技術者が朝昼晩休まず 調べたとしても14年間も掛かる程の量になります。 MROは火星を偵察対象としていますが、IGSが偵察対象としている 地球の表面積は火星の約4倍なので、すべて撮影するとデータ量も
情報収集衛星(じょうほうしゅうしゅうえいせい、英語: Information Gathering Satellite, IGS)とは、日本の内閣官房が、安全保障や大規模災害への対応、その他の内閣の重要政策に関する画像情報収集を行うために運用している偵察衛星である[1]。 H-IIA 12号機によるIGSレーダ2号機の打ち上げ 1998年(平成10年)8月31日、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)が咸鏡北道舞水端里の発射場から、何らかの“飛翔体”をほぼ東の方向(発射場から見て東は北アメリカではなく南アメリカの方向)に向けて発射した。飛翔体の一部(ロケットの1段目と推定される)は日本海に、他(2段目以降と推定)は、日本の東北地方上空を通過して、三陸沖の太平洋に落下した。北朝鮮は、これを人工衛星「光明星1号」の打上げであり、打上げは成功したと報道した。しかし、日本国政府はこれを弾道ミサイルテポドン
■情報収集衛星の概要はこちらに掲載してあります [message 軍事トピック特集]→「日本の情報収集衛星I」(2002年3月2日掲載) ■[情報収集衛星打ち上げ2003年3月28日] 日本初の情報収集衛星(偵察衛星)は3月28日に鹿児島県の宇宙開発事業団種子島宇宙センターから H2Aロケット5号機で打ち上げる予定で、打ち上げに成功し衛星を予定軌道に投入すれば48時間後には 太陽同期準回帰軌道(極軌道)に乗り、3ヶ月の衛星機能確証テストを経た後本格的な運用を開始する。 今回の打ち上げと衛星運用を統括する事になる、首相官邸内に設けられた内閣情報収集衛星推進委員 会(委員長福田康夫官房長官)は3月28日打ち上げられる2基(光学・レーダー)の衛星と平成15年度の 夏ごろに打ち上げ予定の2基の衛星と合わせて2004年3月までに4機体制とするとしている。 今後政府 は、大規模災害及び
宇宙航空研究開発機構(JAXA)の観測用小型ロケット S-310-37号機が 1月16日午前 11時20分、内之浦宇宙空間観測所から打ち上げられた。 参考: ISAS の宇宙ニュース このロケットは、電離層中の高度 100〜120 kmの領域で冬季の午前 11時前後にだけ局所的に発生する高温域(通常は -50℃〜+50℃の電離層下部で数百℃に達する)の生成メカニズム解明の為に打ち上げられたもので、宇宙科学研究本部(ISAS)と富山県立大学、東海大学の観測機器を搭載。 発射から 60秒後に観測を開始。高度 99〜101kmに高温度層がある事などを観測して 184秒後には最高高度138kmに到達。予定していた観測を終了した後、内之浦の南東海上に落下したとの事。 この観測が GPSの精度向上などに繋がる事が期待されてるんだそうで。いや、正直よく解らんけど(^_^;
宇宙航空研究開発機構(JAXA)の月探査衛星 LUNAR-A が計画そのものから全面的に見直される模様(asahi.com の記事、MSN毎日インタラクティブの記事、1/10付けJAXAプレスリリース)。 LUNAR-A は、月震計や熱流量計が組み込まれた槍形の観測装置「ペネトレータ」を、月を周回する衛星から発射して月面に打ち込み内部構造を探査する計画である。そもそもLUNAR-Aミッションホームページが置かれている URL からも解る様に、当初は旧・宇宙科学研究所のプロジェクトで、1995年に M-V ロケット 2号機で打ち上げられる予定だった。しかしペネトレータの開発が難航した為に打ち上げが 6回延期。開発に漸く目処が付いたものの、1996年度に完成していた探査機自体が劣化していたり、そもそも打ち上げに使う筈だった M-V ロケットが廃止されたりするなど、状況も変化している。 なお、1
papa-pahoo曰く、"国立天文台の発表によれば、すばる望遠鏡を使って「最も遠い銀河」を発見したとのこと。この銀河は、地球から約128億8千万光年の距離にあり、ビッグバンから約7億8千万年後の時代の銀河だという。 今回新たに開発したフィルターを使って撮影した41,533個の銀河の中から発見された。ちなみに、「最も遠い銀河ベスト10」のうち、すばる望遠鏡が発見したものが9個。こういう地道な研究は日本人向きであるようだ。" Nature9/14号に論文が掲載されている。
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