東日本大震災から9カ月の今月11日、津波で妻を亡くし福島第1原発事故で故郷を追われた福島県双葉町の男性(67)が、白河市の仮設住宅で亡くなった。独り暮らしで、冷え込んだ朝に風呂場で心臓発作を起こしたとみられる。命を守ることはできなかったのか。支え合ってきた仲間たちは悔しがる。【袴田貴行】 この日、双葉町民が9月まで避難した猪苗代町のホテル「リステル猪苗代」では、照明で「絆」の文字を浮かび上がらせ、仮設住宅などに移った約130人が再会して一夜を過ごすイベントが計画されていた。 送迎バスが白河市の仮設住宅を出る午後1時。参加するはずの男性が現れない。仲間が部屋を訪ねたが応答がなかった。誰も合鍵を持っておらず、巡回中の警察官が窓を破って中に入ると、浴槽で倒れ、冷たくなっていた。 双葉町で生まれ育った男性は、左官業や農業で生計を立ててきた。3月11日、津波に流され一命を取り留めたが、一緒にいた妻は
民主党の鳩山元首相は25日、岡山市で開かれた同党参院議員の会合であいさつし、「必ずしもマニフェスト(民主党政権公約)通りにことが進まず、心を痛めている。選挙で掲げたことを実現していくのが私たちの役割だ。原点を外れたら、政治家は辞めた方がいい」と述べた。
東京電力福島第一原子力発電所の事故の影響で、埼玉県加須(かぞ)市内に役場機能ごと避難している福島県双葉町は25日、住民に代わって東電に賠償請求を行う弁護団を結成した。 東電への賠償請求を巡り、自治体が弁護団を結成するのは初めて。 この日、同市内で行われた結成式で井戸川克隆町長は、「東電には手際よく賠償に応じてもらいたい」と要望した。弁護団長の荒木貢弁護士(福島県弁護士会)は、「政府は(原発事故が)収束したと言っているが、(被害救済は)何も始まっていない」と話した。弁護団には埼玉弁護士会の弁護士も加わり、町と協定書を締結した。 東電への賠償請求については、町民から「手続きの書類が多く難しい」などの苦情が多数寄せられていた。町は11月、弁護団への業務委託料として5000万円を予算計上していた。
歌舞伎の立ち役のほか、映画やテレビでも活躍した歌舞伎俳優の岩井半四郎(いわい・はんしろう、本名仁科周芳=にしな・ただよし)さんが25日午前0時46分、多臓器不全のため東京都内の病院で死去した。84歳。東京都出身。葬儀・告別式は29日正午から東京都中央区築地3の15の1、築地本願寺第二伝道会館で。喪主は長男仁科周興(にしな・ただおき)氏。 父は日本舞踊家の花柳寿太郎。1935年に歌舞伎の初舞台を踏み、39年に二代目市川笑猿、51年に十代目岩井半四郎を襲名、幅広い芸域で知られた。 映画にも積極的に登場、代表作は黒沢明監督の「虎の尾を踏む男達」など。テレビドラマでは、NHKの「風神の門」など時代劇に多数出演した。日舞は岩井流宗家。 長女・岩井友見、次女・仁科亜季子、三女・仁科幸子。 97年1月、国立劇場の「壇浦兜軍記」が最後の舞台だった。 筋無力症患者を支援するボランティア活動にも取り組んだ。
<ラグビー大学選手権:筑波大11-9明大>◇準々決勝◇25日◇瑞穂ラグビー場 筑波大が国立大初の4強進出を決めた。風下だった前半はPG3本を献上し1点ビハインドで折り返したが、風上に立った後半はゲームを支配し、ほとんどの時間を敵陣で戦う完勝劇。対抗戦では17-23で敗れた明大にリベンジを果たし中川克信主将(4年)は「絶対勝つんだ、という思いひとつでやり切った。国立に行けることはうれしいけれど、このメンバーでもう1ゲームできることがもっとうれしい」と大はしゃぎだった。準決勝は3連覇を目指す帝京大が相手。中川主将は「対抗戦では1点も取れずに負けたので(0-11)今日と同じようにリベンジを果たしたい」と誓った。
12年度当初予算案は歳入の約半分を借金に依存し、国の財政は崖っぷちに立たされている。歳出と歳入の抜本改革が急務だが、「税と社会保障の一体改革」による消費税増税や社会保障の効率化には民主党内でさえ反発が強い。政権の指導力欠如を反映し、政権交代を果たした09年衆院選に掲げた同党政権公約(マニフェスト)も総崩れの有り様だ。政府は来年1月の通常国会に、予算案や関連法案を提出するが、ねじれ国会のもと、審議は紛糾必至で、民主党の政策運営は迷走を余儀なくされそうだ。 ◇一体改革に暗雲 「国債依存はそろそろ限界だ。消費税等の(負担の)引き上げをぜひやらせていただきたい」。安住淳財務相は予算案決定後の会見で、財政を持続させるには消費増税を柱とする「税と社会保障の一体改革」の推進が不可欠だと強調した。しかし、一体改革の試金石とも言える12年度予算案の編成は、負担増に慎重な民主党の強い攻勢に押され、社会保障の給
埼玉県加須市に役場を移転している福島県双葉町は25日、福島第1原発事故の賠償について、町民に代わり東京電力と交渉するための弁護団を結成した。弁護団によると、原発被災自治体の弁護団が発足するのは全国で初めて。来年1月から各地で町民向け説明会を開く予定。 弁護団長は荒木貢弁護士(福島)と海老原夕美弁護士(埼玉)の2人が務め、同町民が避難している埼玉、群馬、東京、神奈川の弁護士らが参加した。この日、加須市内で開かれた結成式には町民約60人が出席。井戸川克隆町長は「我々は被害者。堂々と損害賠償請求をしてほしい」と町民に呼び掛けた。【藤沢美由紀】
北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記が死亡したとされる時期から、首都・平壌で電気の供給が全面的に止まっていたことが24日、複数の平壌市民の証言で分かった。発表後には食料調達に不可欠な市場もすべて閉鎖され、「今後も再開されない」との情報も出回っている。街中では国家指導部で権力闘争が起きているといううわさが流れ、市民らは強い緊張状態に置かれているという。19日以降、出張のため中国を訪問した平壌市民の男性らが毎日新聞に明らかにした。 証言をまとめると、当局が金総書記の死亡日とする17日ごろから、市内のほぼ全域で電気が来なくなった。自家発電のない一般家庭では、死亡を伝える19日の「特別放送」さえテレビで確認できなかったという。男性は「こんなことは過去になかった」と話す。平壌市内の電力は主に二つの火力発電所から供給されるが、一つが修理中、もう一つも数カ月前から石炭の供給が滞り、それが枯渇した可能
予算編成に関する閣僚委員会に臨む野田佳彦首相(右手前から3人目)ら=首相官邸で2011年12月24日午前8時51分、山本晋撮影 野田佳彦政権が初めて編成した12年度政府予算案は、子ども手当が縮小される一方、八ッ場(やんば)ダム(群馬県)の建設再開を盛り込むなど「コンクリートから人へ」を掲げた民主党のマニフェスト(政権公約)が事実上総崩れになったことを示した。野田首相は「経済成長と財政再建の両立」を掲げ、成長を担う現役世代への予算の重点配分を図ったが、与党の歳出拡大圧力で不発に終わり、民主党政権の迷走を際立たせた。 今回の予算編成で野田首相が掲げたのが「分厚い中間層」の復活だ。日本経済を支えてきた中間層だが、高齢化と景気低迷で財政が悪化する中、社会保障制度を維持するには、担い手の現役世代の負担を軽減し、活力を持たせる必要がある。将来への安心感が高まれば、消費増などにもつながるという理屈だ。
福井県おおい町のリゾート施設「うみんぴあ大飯」のホテル事業で、町が虚偽の事業予算を国に説明して25億円の交付金を受給した問題で、県も虚偽申請を了承していたことが分かった。県と町が協議し、虚偽予算を国に提出。大幅削減を求められると、両者協議の上で新たな虚偽予算を示したという。県と町が組織的に国を欺いて交付金を受給したことになり、原発交付金を巡る自治体の姿勢が厳しく問われそうだ。 当時の担当者らを含む複数の県・町関係者によると、原子力発電施設等立地地域特別交付金は県を通じて申請。国に説明を始めた際、町が作った仮の事業予算(総額約60億円)と建設・運営を担う企業グループが町に提出した実際の事業予算(約59億円)の2種類があった。町作成予算は来場者を多く見込み、業者予算は低い来場予測を基にしていた。町は業者予算を了承したが、県と協議し06年、町作成予算を国に提出し、業者予算の存在は隠したという。
民主党が2009年衆院選の政権公約(マニフェスト)で掲げた「無駄減らしによる財源捻出」などはすでに破綻し、露骨な歳出増の要求ばかりが目立った。 予算編成の焦点となったのは診療報酬の改定だ。 安住財務相は「本体部分プラスは難しい」と歳出抑制を訴えたが、小宮山厚生労働相は「本体部分を切り込むということはあり得ない」と反発した。 財務省は当初、診察や治療にかかる本体部分を据え置き、薬価部分を合わせた全体でマイナスという落としどころを考えていた。だが、日本医師会が背後に控えた厚生労働省が猛烈に巻き返した。 民主党の前原政調会長らが全体のプラスを求め、党として意見書をまとめたことが決定的となった。前原氏は「消費税に賛成してもらわないといけない。負担ばかり議論できない」と周囲に話した。 21日夜、この日3回目の大臣折衝で本体部分で1・379%、全体では0・004%の引き上げが決まった。小宮山厚労相は「
橋下徹大阪市長ら大阪維新の会が唱える大阪都構想を検討している自民党の「大都市問題に関する検討プロジェクトチーム(PT)」が27日にまとめる中間報告で、構想実現に向けた地方自治法改正の方針を打ち出すことが分かった。 大阪都に向けた自治法改正については、維新の会との連携に積極的なみんなの党がすでに来年の通常国会に提出する方針を表明しており、自民党もこれに続く方向だ。 自民党PTの中間報告では自治法改正について、〈1〉関係する道府県や市町村の議会が「都」や「特別自治区」の基本方針を議決〈2〉住民投票を実施して過半数の賛成を得られれば「都」の設置を決定――などの手続きを経て「都」や「特別自治区」を設置できるという内容を盛り込む方向で調整している。住民投票の代わりに国会承認を行うべきだとの意見も出ている。
来年も作りたい!ふきのとう料理を満喫した 2024年春の記録 春は自炊が楽しい季節 1年の中で最も自炊が楽しい季節は春だと思う。スーパーの棚にやわらかな色合いの野菜が並ぶと自然とこころが弾む。 中でもときめくのは山菜だ。早いと2月下旬ごろから並び始めるそれは、タラの芽、ふきのとうと続き、桜の頃にはうるい、ウド、こ…
『小山市史 通史編1』 の中に記述を確認できました。 第3章 戦国時代の小山 2 小山領の構造と家臣団 2 家臣団の構成 (p666~694) が該当します。 p667の中で、「小山氏の場合には、こうした家臣一人ひとりの名前や、知行地・貫高を書き上げた「分限帳」・「給分帳」・「所領役帳」などと呼ばれる帳簿類が存在しないので、家臣団の在り方を具体的に知ることは大変難しい。」としながら、戦国期の小山氏関係文書から、95人、49氏の家臣の名前を挙げ、一覧表を作成しています。(p668~671) この表は、“家臣名”、“登場時の小山当主”、“(文書上での)あらわれ方”、“確認できる知行地と貫高”、“備考”、“(根拠となる)史料番号”から成っています。 またp679に、小山氏の子孫小山泰朝氏が所蔵する史料の中に、「小山家旧家臣帳写」という冊子があるとの記載があります。小山氏の重臣であった人びとを書き
自館システムで件名「林鶴梁」を検索し、次の資料を確認。 ・『ある文人代官の幕末日記:林鶴梁の日常(歴史文化ライブラリー)』(保田晴男著 吉川弘文館 2009年)→p3に図1「林鶴梁画像」の白黒挿画あり。 ・『林鶴梁林鶴梁日記』全6巻(林鶴梁著 日本評論社 2002-2003年)には、口絵等の図版の掲載はなかった。 NDC 個人伝記 (289 9版) 参考資料 『ある文人代官の幕末日記:林鶴梁の日常(歴史文化ライブラリー)』(保田晴男著 吉川弘文館 2009年) (p3) キーワード 林鶴梁 徽典館 江戸時代 肖像画 山梨県 照会先 寄与者 備考 ・『講談社日本人名大辞典』(講談社 2001年)[資料番号0103974531]によると、林鶴梁(1806-4787)は、江戸時代後期の儒学者。文化3年8月13日生まれ。上野(こうずけ 群馬県)の人。甲斐甲府の学問所徽典館の学頭をつとめた。明治11
1.寺社建築の関連図書を調査すると、次の資料に構造についての詳しい記述があった。 ・『図解社寺建築』各部構造編(鶉功著 理工学社 1993年) ・『図解社寺建築』社寺図例編(鶉功著 理工学社 1993年) ・『社寺建築の工法』(佐藤日出男著 理工学社 1983年) 2.次の資料には、構造についてはあまり詳しい記述はなかった。 ・『社殿のみかた図典(東京美術選書)』(前久夫著 東京美術 1981年) ・『寺社建築の歴史図典』(前久夫著 東京美術 2002年) ・『社寺建築の工法』(佐藤日出男著 理工学社 1983年)
第十四師団は、栃木県宇都宮市に司令部が置かれていました。 当館所蔵資料は、以下のとおりです。 『栃木県史 通史編 6.近現代(1)』(栃木県史編さん委員会/編 栃木県 1982) 『宇都宮市及第十四師団全図』(内田濱吉/〔編〕 内田濱吉) ※明治42年8月発行の複製 『第十四師団西伯利派遣間ニ於ケル状況報告』(第十四師団/編 第十四師団 1921) 『昭和六年満州事変 第十四師団記念写真帖』(陸軍恤兵部/編 陸軍恤兵部 1933) 『第十四師管内里程表 昭和10年12月改正』(第十四師団経理部/編 第十四師団経理部 1935) 『写真と絵でたどる「宇都宮の百年」』(石井敏夫/編 宇都宮百年の会 1976) 『第十四師団史 日本陸軍の精鋭』(高橋文雄/著 下野新聞社 1990)
事例作成日 2010年12月22日 登録日時 2011/12/24 14:08 更新日時 2011/12/24 14:25 『中世宇都宮氏の文化』(宇都宮二荒山神社/編 宇都宮二荒山神社 1974)収録の、石川速夫/著「宇都宮歌壇の開花」を確認すると、百人一首に関する記述はありませんが、宇都宮弥三郎頼綱と藤原定家の交流の話が出てきます。 そこで「宇都宮頼綱」に関する資料を確認したところ、『下野人物史』(下野新聞社/編 下野新聞社 1972)の「宇都宮頼綱」の箇所(p34-39)に以下の記述がありました。 「明月記」嘉禎元年五月廿七日の条に見る、蓮生が京都嵯峨の中院の自分の山荘の障子に張る色紙に百人一首の染筆を定家がして、為家をして送り届けしめた佳話は人の知るところである。 ※「蓮生」(れんしょう)とは、出家後の頼綱の名です。 この記述から、「明月記」を確認してみると、『訓読明月記 第6巻』
「アメとムチ」同時 首長ら「世論を無視」 Tweet 政治 2011年12月25日 11時47分(5時間22分前に更新) 【北部・中部】沖縄振興予算案のほぼ満額回答を県に示したと同時に、首相官邸は24日、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に伴う環境影響評価書の年内提出にゴーサインを出した。露骨な「アメとムチ」の手法に、名護市や宜野湾市は「県民世論を無視している」と反発。平和団体は「阻止する」と力を込めた。年内提出を事実上、黙認する姿勢を示した仲井真弘多知事の今後の対応にも注目が集まった。 名護市の稲嶺進市長は「評価書の提出断念を求める県民世論を無視している。米国の意向を重視する姿勢はさらなる政治不信につながり、県民感情を逆なでするだけだ」と批判。仲井真知事に対しては「予算と普天間問題は別だと言っている。県外移設の公約を貫いてほしい」と求めた。 ヘリ基地反対協の安次富浩代表委員は、沖縄振興予
地下鉄七隈線延伸へ 20年度開業前倒しも 2011年12月25日 01:18 カテゴリー:九州 > 福岡 24日に閣議決定された2012年度政府予算案に、福岡市営地下鉄七隈線をJR博多駅まで1・4キロ延伸するための調査費3100万円が盛り込まれた。市交通局は「事業化へ一定のめどが付いた」と歓迎。今後は、20年度開業予定の前倒しを検討する考えだ。 05年に開通した七隈線は空港線やJRに直結しておらず、10年度の1日平均乗客数は開業時の予測(11万人)を大幅に下回る6万3千人。利便性の向上と需要の掘り起こしが課題になっている。 高島宗一郎市長は「地下鉄は観光客も利用しやすく、都心部で結節する七隈線の延伸は欠かせない。一日も早い開業を目指す」と談話を発表。民間団体の地下鉄七隈線延伸促進期成会の福山誠副会長は「博多駅とキャナルシティ博多、天神が結ばれると都心の回遊性が高まる」と期待する。 利用
【徳島ニュース】 ◇LEDの下で永遠の愛誓う 阿南、牛岐城趾公園で結婚式 ◇ハッサク収穫手伝う 美馬で四国大生、2日で7トン ◇「サンタ列車」に大喜び 阿佐東線 ◇福井道路を事業化 12年度予算案、災害時の緊急輸送路に ◇県内は厳しい冷え込み 池田で最高気温2・8度 ◇名画震わせる清らかな歌声 徳島少年少女合唱団が披露 【徳島ニュース】 ◇LEDの下で永遠の愛誓う 阿南、牛岐城趾公園で結婚式 ◇ハッサク収穫手伝う 美馬で四国大生、2日で7トン ◇「サンタ列車」に大喜び 阿佐東線 ◇福井道路を事業化 12年度予算案、災害時の緊急輸送路に ◇県内は厳しい冷え込み 池田で最高気温2・8度 ◇名画震わせる清らかな歌声 徳島少年少女合唱団が披露 【徳島ニュース】 ◇LEDの下で永遠の愛誓う 阿南
14市町村が赤字 国民健康保険特別会計、厳しい運営 県内25市町村の2010年度国民健康保険特別会計で、半数を超える14市町村の単年度収支が赤字となっていることが24日、秋田魁新報社のまとめで分かった。 赤字は前年度に比べて1自治体増えた。国保加入者は無職者やパート・派遣社員など低所得者が多く、景気低迷による所得減少で保険料(税)収入が細る一方、高齢化や医療の高度化により医療費は年々増加。保険給付の5割は国や県からの交付金で賄われているが、多くの市町村が一般会計からの繰り入れで赤字を補うなど厳しい財政運営を強いられている。 赤字額が最も多いのは北秋田市の2億1102万円。能代市1億2847万円、湯沢市1億2561万円と続いた。黒字額は秋田市が7億4704万円で最多。次いで横手市2億3449万円、大仙市1億8520万円など。 25市町村の10年度収支の合計は7億9688万円の黒字で、前
政府は2012年度、リニア中央新幹線の実現に向けた補助金を事実上打ち切る。建設・営業主体にJR東海が正式決定し、国費に頼らず自費による整備が確定したため。同社と超電導リニアの技術開発を進めてきた財団法人鉄道総合技術研究所への補助は今後、実用化のめどがついた超電導技術を一般鉄道に応用することに向けた支援に絞り、省エネ化などへの活用を目指す。 24日発表の12年度予算案に盛った超電導技術開発への補助額は3億800万円。現在の低温超電導磁石よりコスト削減が期待できる高温超電導磁石の開発補助も、一般鉄道への活用を想定して含めた。 国土交通省は山梨リニア実験線などでの超電導リニアの技術開発を進めるため、11年度当初で5億3100万円を計上するなど、同研究所への補助を続けてきた。12年度の概算要求でも4億3千万円を求め、継続方針だった。 これに対し財務省は「建設・営業主体がJR東海に決まり、自費
自主避難、泣き寝入りせずに 米沢で損害賠償相談会 高梨弁護士(中央)から損害賠償請求についての説明を聞く参加者=米沢市置賜総合文化センター 福島第1原発事故で東京電力に損害賠償を考えている避難者を対象に、弁護士らによる訪問相談会(原子力損害賠償支援機構主催)が、山形県内で始まった。皮切りとなった米沢市内の相談会は23~25日の日程で実施されている。福島県外では初めての開催。 米沢市の置賜総合文化センターでは2日目の24日、相談に先立って説明会があった。高梨滋雄弁護士が参加者14人に対し(1)東京電力に直接賠償請求するよりも、原子力損害賠償紛争解決センターに和解の仲介を申し立てた方がスムーズ(2)原発事故から3年間は損害賠償請求が可能―といった点を解説した。 その上で、高梨弁護士は「原発事故がなければしなかった出費を、東京電力に客観的に認めさせなくてはいけない。自主避難した人も、泣き寝入
震災便乗商法が多発 全国で9億円超支払い 東日本大震災の便乗商法をめぐりトラブルになったとの相談が、震災からの9カ月間で全国の消費者から少なくとも2439件寄せられ、うち約9億7千万円が既に支払われた後だったことが24日、国民生活センターへの取材に基づく共同通信の集計で分かった。 同センターによると、単独の自然災害での金額としては過去最大とみられ、福島第1原発事故で生じた放射能汚染への不安に付け入った事例も多くみられた。 相談は阪神大震災の際は主に関西圏だったのに対し、同センターが「被災地」としている岩手、宮城、福島、茨城の4県が1051件、それ以外の地域が1388件と全国に及んでいる実態が推測できる。 月別の相談件数を3カ月間ごとにみると1506件、646件、287件と減少しているが、専門家の中には「相談は氷山の一角」と指摘する声もある。 事例としては修理代の高額請求など「屋根工
政府予算案 「復興が継続・加速」と評価 岩手、宮城知事 2012年度政府予算案が閣議決定された24日、東日本大震災からの復興に取り組む岩手、宮城両県知事は談話を発表し、復興関連予算に約3兆8000億円が計上されたことについて「復旧・復興の取り組みが加速する」と評価した。 達増拓也岩手県知事は「復旧・復興を切れ目なく継続できる」と歓迎姿勢。三陸沿岸道路(三陸縦貫、三陸北縦貫、八戸・久慈)の整備や釜石港などの港湾施設、三陸鉄道の復旧に一定額が充てられたことを評価点として挙げた。 一方、福島第1原発事故に伴う放射能対策については「放射線量が国の基準以下の地域での除染費用が予算措置されておらず、国の責任を果たしていない」と批判した。 村井嘉浩宮城県知事は11年度の第1~3次補正予算を含めた復興財源が総額約18兆5000億円に上ることに言及。「三陸沿岸道の整備やがれき処理、放射性物質の除染など
復興費3兆2500億円 5年間の必要額ほぼ確保 東日本大震災からの復興費用は、2012年度予算案に3兆2500億円が盛り込まれた。復興債の利払いに充てる1253億円、予備費4千億円を加えた復興関連予算の総額は3兆7754億円。復興以外の目的に流用されないよう、全額を復興特別会計に計上し、来年2月に発足する復興庁が管理する。 政府は復興に必要な費用を11年度からの5年間で19兆円、10年間で23兆円と試算。11年度第1~3次補正予算で約15兆円を計上しており、当初5年の「集中復興期間」に必要な額をほぼ手当てした。 ただ被災地での復興事業は遅れており、11年度補正予算も「本年度中に全部は執行できない」(財務省)のが現状。政府は先の臨時国会で創設に向けた法整備を終えた復興特区などの仕組みを活用し、一刻も早く復興を軌道に乗せることが求められる。 主な使途をみると、被災した自治体の復興事業費負
1:風吹けば名無し:2011/12/25(日) 01:20:16.46 ID:oeetClvf 92'小桧山 9年やって無タイトル。ちなみに2位は佐伯 93'河原 9年やって無タイトル、ちなみに2位は波留 94'紀田 プロ通算10打数1安打。4位に多村、5位に相川 95'細見 5年で引退。5位に鶴岡 96'川村 そこそこ活躍 97'谷口 活躍せず。2位の新沼がイケメン 98'古木 あーっと。5位に金城、6位に小池 99'田中 微妙。2位に木塚 00'内川 畜生。2位うんこ 01'秦 微妙。この年は微妙 02'村田 焼肉。5位吉村 03'吉川 微妙。同じ自由枠の森は都市伝説 04'染田 ダメ。 04'那須野 5億3000万。なお04の下位指名は藤田、石川、ジェニーちゃんと豊作 05'高宮 水差し野郎。 05'山口 割りといいP。 下位にナイトゥーがいる 06
津島市立図書館(津島市老松町)は、東日本大震災で被災した図書館に本を送ろうと、市民に不要な書物の寄贈を呼びかけている。これまでに5000冊を超える書物が集まった。 同図書館がこうした試みを始めたのは、津波に図書館がのみ込まれた宮城県南三陸町で、10月に仮設の図書館が開設されたニュースを見た職員から「本を集めて送ろう」と提案があったのがきっかけ。チラシやホームページで呼びかけたところ、小説や実用書、全集、絵本などが次々に寄せられ、第一陣として今月13日に岩手県遠野市の遠野文化研究センターに488冊を送った。 内陸部にある遠野市は被災地への中継拠点の役割を担っており、津波の直撃を受けた三陸海岸の公立図書館や学校に向け、本を送る準備を進めている。 献本の受け付けは、1月31日まで。2000年以降に出版され、落書きや破損がないものが対象で、雑誌や漫画などは受け付けていない。津島市立図書館の飯谷貞次
一関市は2011年度のふるさと納税「ふるさと応援寄附」状況をまとめた。22日現在、件数は過去最多の85件で例年の2・5倍に達し、金額も1570万1000円と2番目に多くなっている。東日本大震災の復興支援として寄せる個人の急増が件数を押し上げており、市は善意の多さに感激している。 ふるさと納税制度は、地方自治体に一定額以上寄付した場合、税額控除が受けられる仕組み。市は08年に6項目の事業枠を設定し受け付けを始めた。今年度が4年目。 市企画調整課によると、寄付の事業枠別内訳は、市長が使い道を指定する事業が43件(338万5000円)、産業を元気にする事業14件(47万円)、子供と高齢者の笑顔が輝く事業12件(130万5000円)、自然と歴史を大切にする事業9件(25万5000円)など。 このうち、市長が指定する事業は過去3カ年に比べて件数が4倍と急増。産業を元気にする事業も5倍近くに。送
県が実施した「震災対応に関する職員アンケート」によると、3月に発生した東日本大震災の際、「大多数の職員が寝食を忘れて頑張っていた」と評価する回答があった一方、今後の課題としては縦割り意識の払拭(ふっしょく)など組織運営をはじめ、人材育成や危機管理面で幾つか問題が浮き彫りとなった。 このアンケートは、発生直後の職員の意識や行動、組織の状況や対応などを把握することで、今後の人材育成につなげていこう-と、人事課が8月に実施。本庁や広域振興局、出先機関を含め全体の47・1%に当たる2213人から回答があった。 主な調査結果を見ると被災状況では、自身が被災者だったケースが4・4%で、家族や親族、友人など「身近な者が被災した」との回答も57・8%に上った。 次に発生直後の意識では、69・7%の人が「災害対応を意識しながら業務を行っていた」と回答。その際、気を付けた点としては▽被災者の心情▽被災地
1、野田内閣が閣議決定した来年度予算案は、年金引き下げをはじめ社会保障を切り捨て、国民の暮らしに背を向ける一方で、大企業と富裕層減税を温存するとともに、軍事費を増額し、大型開発を復活させるなど、自民党政権とまったく変わらないものとなった。民主党政権が、財界、アメリカいいなりという自民党の悪政の完全な後継者となったことを示す予算案である。 2、来年度予算案は、野田政権がねらう「消費税増税と社会保障削減の一体改悪」に向けて、その第一歩を踏み出すものになっている。 社会保障では、老齢年金、障害年金、児童扶養手当などを削減し、介護保険料も大幅値上げとなる。子ども手当削減と年少扶養控除廃止で、自公政権時代の児童手当と比べてもマイナスとなる子どもが数百万人にもなるなど、子育て予算も削られた。しかも、これは第一歩にすぎず、年金支給開始年齢の68~70歳への先延ばし、医療費の窓口負担の引き上げなどの連続改
野田佳彦内閣は24日、2012年度予算案を閣議決定しました。一般会計の総額は90兆3339億円(11年度当初予算比2・2%減)となりました。特別会計に計上された東日本大震災の復興予算や一般会計に計上されない基礎年金の国庫負担引き上げ財源などの「別枠」分を含めると実質的には過去最大に膨れ上がりました。年金財源は、10年代半ばに消費税率を10%に引き上げることを前提として、これを「先食い」します。日本共産党の市田忠義書記局長は同日、予算案について談話を発表しました。 (市田氏談話) 「(消費税は)4年間上げない」「コンクリートから人へ」など、民主党が09年の総選挙で掲げた公約は総崩れとなりました。 基礎年金の国庫負担を2分の1に引き上げるための財源(2兆5882億円)を一般会計に計上されない「年金交付国債」で賄いました。新規国債発行額を11年度並みの44兆円に抑えるという政府の「財政規律」目標
政府は、このほどダム見直しに関する日本共産党の紙智子参院議員への答弁書を送付し、検証の対象としている直轄ダム25事業、補助ダム53事業のうち、10月27日時点で検証が終了していない直轄ダムが23事業、補助ダム36事業、「継続」が補助ダム13事業、「中止」が直轄ダム2事業、補助ダム4事業と答えました。 一方、ダム検証の問題点を指摘した質問には答えず、国土交通省の「今後の治水対策のあり方に関する有識者懇談会」の「中間とりまとめ」手続きを繰り返すにとどまっています。 ダム検証の指針とされる「中間とりまとめ」冒頭では、「できるだけダムに頼らない治水への政策転換」をかかげ、「事業の必要性や投資効果を検証する」としていますが、具体的手順ではダム必要性の議論を規定していません。そのため、ダム案とダム以外の治水案のコスト面の比較が中心で、ダム案ではすでに使った予算はコストから外されているので、ダム案が有利
「冬型の気圧配置となり、会津は、大雪の注意が必要」。福島気象台は23日の福島県会津地方の天気をそう予測しました。本格的な積雪の季節を迎えた会津若松市の仮設住宅。同市の扇町1号公園応急仮設住宅で避難生活をする日本共産党の石田洋一大熊町議宅で宿泊体験をしました。 (菅野尚夫) 「『寒いよ~』なんていわない。冬が寒いのはあたりまえ」。石田さんは「寒い、寒い」を連発する記者をそうたしなめました。 かつて体験をしたことのない苦難を味わっているのは被災者たち。「沿岸部にある大熊町と会津では6度の気温差はあります」と石田さんはいいます。積雪は3センチ。屋根から伸びたつららは30センチ。部屋にはコタツにガスストーブ。記者は、もも引きにジャージーの上からズボンを重ね着して、マフラーを首に巻いています。就眠時には毛布3枚に布団をかけて眠りました。 原発事故に怒り 東部公園仮設住宅に住む男性(77)は「仮設住宅
就任日からの橋下徹大阪市長の“永田町行脚”は、異様なものでした。得意満面の市長に、民主、自民、公明、みんなの党の代表らのすり寄る対応。橋下市長の「独裁」の危険な姿が垣間見えます。 (大阪府・小浜明代) 橋下市長が、文部科学省で中川正春大臣と会談した21日午前のことです。各政党幹部らとの会談のにこやかな表情から一転、「これでは知事は教育について何も語れなくなる。どう考えてもおかしい」とむっとする橋下氏。「政治家や首長をばかにするような決定としか思えない」 自身が率いる「大阪維新の会」の教育基本条例案について、府立高校の教育目標を設定することは知事の権限ではないとする答弁書を16日に閣議決定したことに異論を述べたものでした。 これに対し、中川大臣は「法の規定と矛盾する条例案はできない」と切り返しました。 文科省は、大阪府教育委員会が、「知事が府立高校の教育目標を設定できるか」と質問してきたのに
2012年度軍事費の予算案は、「動的防衛力」を打ち出した新防衛大綱や中期防衛力整備計画に基づいて引き続き軍備増強を進める中身となっています。対中国を意識し、沖縄県・与那国島に陸上自衛隊の沿岸監視部隊の配備や、航空自衛隊の移動警戒隊展開のための用地取得などに10億円を計上しています。 同県那覇基地の早期警戒機E2Cの運用態勢づくりのために2億円、同基地の戦闘機部隊の2個飛行隊化に向けた調査に7000万円を計上しています。 無駄づかいの典型である大型装備導入も目白押しです。「周辺海空域の安全確保」として、海外派兵での使用も想定した4隻目のヘリ空母(ヘリコプター搭載護衛艦)建造に1170億円。1万9500トン型の海自最大級の艦船になります。新型潜水艦1隻の建造に560億円。現行の16隻体制から22隻体制を目指す一環です。 中国の軍事力の近代化に対抗するためなどとして、次期主力戦闘機F35の4機取
民主党政権が来年度の政府予算案を決めました。借金が税収を上回るのは3年連続です。 社会保障は冷たく切り捨てる一方で大企業・大資産家向けには巨額の減税を続け、軍事費を聖域扱いにし、大型公共事業の浪費を広げています。「生活が第一」という政権公約を完全に裏切って、財界とアメリカの要求を忠実に実行しようとする予算です。 道理のない年金削減 政府予算案に盛り込まれた老齢年金の削減は高齢者の暮らしへの配慮も道理もない暴挙です。政府は過去の物価下落の際に引き下げなかった「特例水準」の2・5%分を3年間で引き下げ、そのうち来年度は0・9%分を10月から減額します。さらに来年度は今年の物価下落分の0・3%分を4月から削るとしています。 「特例水準」で年金は“もらいすぎだ”という宣伝はまったくのでたらめです。 政府は2000年度からの3年間に物価下落分を年金額に反映させなかったことで1・7%分、10、11年度
東日本大震災の被災地で、震災で壊れた道路の補修などの公共工事が、入札参加業者がいないために不成立となる「入札不調」が相次いでいる。 宮城県では今年度発注工事の約23%にあたる137件が不調となり、未発注のまま。「復興需要」による人手不足が問題となる中、採算性の低い工事を業者が敬遠する動きが背景にあるとみられている。 宮城県契約課によると、県発注工事の入札不調は例年は数%程度。しかし、今年度は11月末時点で591件中137件が不調となり、その大半が入札業者が1社もなかったケースだった。 業者からは「復興関連の工事が多く、人手不足になっている」との声が聞かれる。ただ、不調になったのは、設計価格3000万円前後の比較的小規模な工事が多い。県の関係者は「採算性の高い工事に絞って入札参加している業者が多いためでは」と分析する。
葛飾区立中央図書館(金町六)は、来年の元日を含む年末年始、休まず開館する。区によると、公立図書館の元日開館は二十三区初という。JR金町、京成金町両駅前にあり、柴又帝釈天に向かう乗客の乗り換えが多いことから、初詣客の利用も期待しているという。 通常の開館時間は午前九時~午後十時だが、十二月二十九、三十の両日は午後八時まで。十二月三十一日~来月三日は午後五時までで、絵本の朗読、調べ物を手助けするサービス、研究室の貸し出しなどの一部サービスは休む。 十二月二十九日~来月八日は展示コーナーで「新春 葛飾めぐり」として、地元ゆかりの「男はつらいよ」「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の衣装、人形、ポスターなども展示する。問い合わせは同館=電03(3607)9201=へ。 (伊東浩一)
潜伏キリシタンの墓碑群を発見 長崎・多以良 発見された潜伏キリシタンの墓碑群=長崎市多以良町 外海キリシタン研究会(大石一久会長)は23日、長崎市多以良町の垣内地区で、江戸幕府による禁教令下でひそかにキリスト教を信仰していた潜伏キリシタンの墓碑群を発見したと発表した。 墓碑群は、キリシタン特有の地面に伏せた長方形の墓(長墓=ながばか)64基で構成。幕府の激しい弾圧で破壊対象となった禁教期の長墓が、大量に完全な形で見つかったのは初めて。 長崎歴史文化博物館研究グループリーダーの大石会長(石造学)は「存在しないと考えられていた禁教期の長墓群であり、初期キリシタン時代の墓地景観をとどめる極めて貴重な歴史文化遺産」と話している。 墓地は約120平方メートル。急斜面の山肌を削って造成した平地に、板状のふた石などを用いた大小の長墓が約40センチ間隔で整然と配置されている。最大の墓は長さ約1・8
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