文部科学省は26日、2010年度に私立大に入学した学生の入学金や授業料など初年度納付金の平均は131万5666円だったと発表した。 1975年度の調査開始以来、過去最高。同省は「経営努力による納付金の抑制を各私大に求めている」としている。調査には4年制の私大559校が回答した。授業料の平均は85万8265円(対前年度比0.8%増)、入学料は26万8924円(同1.2%減)、校舎建て替えの積み立てなどに用いる施設整備費18万8477円(同0.1%増)。合計した初年度納付金の平均額は対前年比0.3%増の131万5666円だった。 学部別の初年度納付金の平均額は、文科系学部が115万5318円(同0.3%増)、理科系学部150万1833円(同0.1%増)、医歯系学部489万2648円(同1.8%減)だった。私大短大は前年度と同じ113万1011円、私立高専は65万7826円(同0.6%増)だった
社会運動家・賀川(かがわ)豊彦(1888~1960)ゆかりの印刷工場で製本された聖書18冊を、神戸市垂水区の牧師岩村義雄さん(63)が30年以上かけて収集した。同市中央区の賀川記念館に寄贈される。明治~戦中の希少品で、岩村さんは「戦火と信仰への弾圧をくぐり抜けた聖書。多くの人に見てもらいたい」と話す。 18冊は1904~43年、「福音(ふくいん)印刷合資会社」の神戸工場で生まれた。クリスチャンの賀川は20歳代の前半、毎週のように工場を訪れ、従業員に賛美歌を指導。そこで働く同い年の妻ハル(1888~1982)と知り合った。 結婚後、賀川はハルとともに貧しい人々の救済活動に取り組み、20年出版の自伝的小説「死線を越えて」が400万部のベストセラーに。シュバイツァー、ガンジーとともに海外で「20世紀の3大聖人」と称賛され、47、48年に日本人初のノーベル文学賞、54~56年に同平和賞の候補にな
原子力安全・保安院の深野弘行院長は26日、経済産業省内で記者会見し、政府の原発事故調査・検証委員会の中間報告で保安院の対応が批判されたことについて「情報の収集、提供のキーステーションとしての機能が発揮できなかった。規制機関として、全体像を十分に把握する体制も人材も欠けていたことを反省している」と述べた。
大阪府は26日、来年度から本格導入する新しい会計制度に向けて、今年4月1日現在の貸借対照表を初めて公開した。府の全会計での資産総額は8兆5389億円で府民1人あたり96万4175円。負債総額は6兆5751億円で、府民1人あたり74万2436円だった。 国や自治体の会計はこれまで現金の出し入れを記録する現金主義などが採用されており、現金以外の資産や負債の情報が正確に把握されてこなかった。そのため、府は06年度から新公会計制度を導入した東京都の指導を受け、今年度から制度を試験的に運用開始。今回、初めて資産総額などを算出した。 資産の大部分を占めるインフラ資産は道路2兆652億円、流域下水道1兆1271億円など。主な負債は地方債残高5兆7035億円、退職手当引当金7597億円などで、資産総額から負債総額を差し引いた純資産は1兆9638億円だった。東京都の11年3月31日現在の資産総額は31兆94
福島第1原発事故を調べてきた政府の「事故調査・検証委員会」の中間報告書を野田佳彦首相(右)に手渡す畑村洋太郎委員長=首相官邸で2011年12月26日午後6時5分、小出洋平撮影 東京電力福島第1原発事故の原因などを調べてきた政府の「事故調査・検証委員会」(委員長・畑村洋太郎東京大名誉教授)は26日、中間報告書をまとめた。炉心溶融を防ぐための冷却装置への対応に問題があったと認定し、「極めて遺憾」と指摘。政府の対策本部が機能不全に陥っていたことにも言及した。深刻な被害にいたった背景として、自然災害と原発事故の複合災害という視点がなく、政府や東電の備えの欠如があったと分析した。 報告書は一連の事故で、(1)東電の対応(2)政府の対応(3)市民の被ばく防止(4)過酷事故(シビアアクシデント)対策--の4点で問題があったとしている。 東電の対応では、1号機の冷却装置「非常用復水器」(IC)の稼働状況で
テレビ&ラジオニュース TBS系「花嫁の父」に主演…柳葉敏郎 (12月26日) 役柄はタイトルそのまま「花嫁の父」。新潟県の旧山古志村(現長岡市)で、伝統行事である闘牛の牛を育てている中年男、里志を演じる。(12月26日) [全文へ] テレビ&ラジオニュース BS5局が連携し特番「TASUKI・つながる想い」 (12月26日) BS日テレ、BS朝日、BS―TBS、BSジャパン、BSフジのキー局系BS5局は、「TASUKI・つながる想(おも)い」をテーマに五つのドキュメンタリー番組を制作し、年末年始に複数の局で放送する。(12月26日) [全文へ] 音楽ニュース 桑田佳祐、年越しライブは完全生中継! (12月26日) 未曾有の大震災など、さまざまな困難が日本中を襲った激動の2011年。桑田佳祐は約9年ぶりとなるソロアルバム「MUSICMAN」を発表した後、「チーム・アミューズ!!」の活動
記事一覧 県立図書館、貸出数全国トップ 人口比、入館者数は7年連続 (2011年12月26日午後5時54分) 福井県がまとめた2010年度の全国の都道府県立図書館に関する調査によると、福井県立図書館(若狭図書学習センターを含む)の年間貸出冊数は85万2710冊、人口1千人当たりでは1053冊となり、全国トップとなった。同館が人口当たりの貸出冊数で1位となるのは、03年に福井市下馬町に移転してから初めて。年間入館者数(人口比)も7年連続でトップをキープした。 日本図書館協会のデータを基に県が調査した。人口1千人当たりの貸出冊数で2位は徳島県立の1047冊で、福井県立は6冊上回った。3位は香川県立の916冊、4位は大分県立の901冊だった。 福井県立で貸し出された図書のジャンルは、児童書が26・4%で最も多く、文学19・8%、社会科学9・1%、雑誌6・5%の順となった。入館者数は73万88
3月28日 農業は地球の環境悪化の緩和に重要な役割を果たす フランス農学・獣医学・林学研究院 アグリニウム会長 マリオン・ギュー 氏 3月8日 近未来SF漫画で描かれるテクノロジーの未来 漫画家 山田胡瓜さん 12月28日 「世界中の望遠鏡が協力して中性子星合体を観測 ―重力波と光の同時観測『マルチメッセンジャー天文学』の幕開けは、何を意味するのか?」 理化学研究所仁科加速器研究センター 玉川 徹 氏 4月13日 《JST共催》『ひかり×ひと』-『情報ひろばサイエンスカフェ』で大学院生と中高生らが語り合う 「科学と社会」推進部 4月10日 「持続可能な食の未来へ」をテーマに「ノーベル・プライズ・ダイアログ東京2018」開催 世界中からの食の専門家が集結 「科学と社会」推進部 4月2日 《JST主催》「トップサイエンスによる社会変革への挑戦」―JSTの第2回ACCELシンポジウム開催 サイエ
東日本大震災で津波により建物が流出し2011年10月に仮設図書館が再開された宮城県の南三陸町図書館のFacebookページが開設されています。同館の依頼に基づいて、saveMLAKプロジェクトの南三陸支援チームによって、非公式という位置づけで代行制作・運用されているとのことです。 南三陸町<仮設>図書館 ※非公式運用 http://www.facebook.com/MinamisanrikuTempLib 参考: E1228 – 被災地支援活動紹介(4)南三陸町仮設図書館の開館支援 http://current.ndl.go.jp/e1228 津波で建物が流失した南三陸町図書館の仮設図書館がオープン http://current.ndl.go.jp/node/19232
2011年12月19日、米国カリフォルニア大学バークレー校のBerkeley Digital Library Copyright Projectが“Orphan Works: Definitional Issues”と題する白書を公開したようです。Berkeley Digital Library Copyright Projectは資料デジタル化に取り組む図書館およびその類縁機関が直面している著作権問題の調査を目的としたプロジェクトのようです。この白書では、米国著作権局やGoogleブックス等の4つの観点から孤児著作物(orphan works)問題の定義についてまとめるとともに、その問題が与える規模について分析しているようです。 Orphan Works: Definitional Issues (白書ダウンロードページ) http://papers.ssrn.com/sol3/pape
2011年12月23日、北米研究図書館協会(ARL)が、カナダの21大学が参加する大学図書館コンソーシアム“Ontario Council of University Libraries”(OCUL)における電子リソース利用調査の最終報告書を公開しました。同報告書は、2010年2月から2011年2月の間の電子リソース利用のうち、無作為抽出された34,000回を対象として、ユーザ層、利用の目的、電子リソースへアクセスした場所等を調査した結果をまとめたものとされています。ARLは同様の調査を2004-2005年にも実施しており、前回調査時の結果との比較もなされているそうです。 MINES for Libraries®: Measuring the Impact of Networked Electronic Services and the Ontario Council of Univers
2011年12月21日付けでスウェーデン王立図書館(KB)が発表したOCLCとの交渉決裂について、OCLC副会長のミハルコ(James Michalko)氏がコメントを発表しています。ミハルコ氏は「我々は、KBの要望とOCLCの基準の双方を満たすかたちで、同館及び総合目録LibrisのデータをWorldCatに登録することが可能であると信じている。彼らが交渉終了を選択したことは残念だ」とし、以下の2点について述べています。 ・“WorldCat Rights and Responsibilities”は任意のガイドラインであり、WorldCat由来の書誌レコードを他機関に提供するかどうかは最終的にはKBが決断することである。 ・“WorldCat Rights and Responsibilities”と矛盾しないようなライセンス方式のアプローチもあり得る。 交渉の際には、KBやEurop
大阪市の橋下徹市長は24日の戦略会議で、市立幼稚園全59園の民営化を指示した。園児の数が少ない幼稚園については廃園する方針。市こども青少年局によると、59園は園児数5082人で充足率73.8%(今年5月現在)。 また、橋下市長は外郭団体への派遣職員について、原則ゼロにするよう、担当部局に伝えた。派遣職員は昨年7月現在で315人。市では15年度までに半数以下にする目標を立てていた。橋下市長は東日本大震災による災害廃棄物(がれき)の安全性が確認できれば受け入れることを担当部局に指示した。 橋下市長が建設計画を白紙としていた市立近代美術館については、府市統合本部で具体的な計画の中身を検討することを決定した。 美術館のコンセプトについて、担当者が「大都市で暮らす豊かさを実感できる美術館」と述べたのに対し、橋下市長は「市民の暮らしより、非日常の領域。やるならもっと世界に発信できる、大都市大阪にふさわ
アフラック(アメリカンファミリー生命保険会社)TOP | クリスマスCM「特別篇:福島県立安積黎明高等学校合唱団の皆さん」12月17日、23日〜25日放映のお知らせ クリスマスCM「特別篇:福島県立安積黎明あさかれいめい高等学校合唱団の皆さん」 12月17日、23日〜25日放映のお知らせ キャンペーンサイトで実施している「We Are One Family」活動と連動した、「つくろう!おくろう!ダックのスノードームメッセージ」の東日本大震災による被災地復興支援の一環として、福島県立安積黎明(あさかれいめい)高等学校合唱団による「合唱バージョン」をCMソングとした、60秒の特別篇を期間限定で放映いたします。 安積黎明(あさかれいめい)高等学校合唱団は、震災の影響で校舎が使えなくなり現在も仮設校舎で授業を行っている中で、2011年10月に行われた全日本合唱コンクール全国大会で最高位となる文部科
中津川市議、反市長派が分裂 出直し市長選支持候補めぐり 2011年12月26日11:19 超党派議員の会から離脱し、青山節児氏の支持を表明する深谷勲市議(左)と粥川茂和市議=25日午後、中津川市福岡、市福岡公民館 中津川市の出直し市長選(来年1月15日告示、同22日投開票)で、市長のリコール(解職請求)の争点だった新図書館建設事業などをめぐり、火花を散らしてきた市議会(定数24)の市長派、反市長派の議員がいずれも一枚岩になっていない。リコールの対立構図が崩れる中、立候補予定者は市議らの支持を取り付けようと駆け引きを繰り広げている。 リコールを進めた市民団体「中津川一新の会」と連携し、候補者の擁立を進めていた反市長派市議10人と元市議3人でつくる超党派議員の会は21日、超党派の会メンバーの中から統一候補として佐藤光司市議を擁立することを決定したが、一部が反発、二つに分裂した。 佐藤市議はその
RikaTanに掲載された、「謎水装置」NMRパイプテクターに翻弄される人々(小南秀雄)は、RikaTanサイトhttp://www.rikatan.com/NMR.pdfと、小波氏のサイトhttp://konamih.sakura.ne.jp/Documents/PipeTec_Rikatan2019.pdfの両方で公開されている。この2つのサイトが、名誉毀損を理由に、Googleの検索結果から除外された。 除外されていることの確認をするには、まず、Google検索に上記2つのURLのどちらかを入力する。すると、検索結果の一番下に、 Google 宛に送られた法的要請に応じ、このページから 1 件の検索結果を除外しました。 ご希望の場合は、LumenDatabase.org にてこの要請について確認できます。 と表示される。「この要請について確認」の部分がリンクになっているので、クリック
九電社長、任期前に辞任へ やらせメールで引責 2011年12月26日 12:38 カテゴリー:社会 九州 > 佐賀 九州 > 福岡 九州電力の真部利応(まなべとしお)社長は26日、福岡市の九電本店で記者会見し、「電力需給や業績に一定のめどがついたタイミングで、後に引き継ぎたい」と述べ、玄海原発(佐賀県玄海町)に関するやらせメール問題の責任をとり、来年6月の任期満了を待たずに辞任する意向を表明した。松尾新吾会長の進退については、真部社長は「会長ご自身が考えること」と述べるにとどめた。 退任の時期については、電力需給や大幅な赤字が見込まれる業績予想に区切りがついた段階とし、「そういったのは1―2カ月でできる。それが一つのめどだと思う」と、年明けにも取締役会で決定する考えを示した。 真部社長は、やらせ問題について「私の在任期間中に端を発した問題で、後に引き継ぐ形で一定の道筋をつけたいというタ
社説 八ツ場ダム 政権担当能力はあるのか2011年12月26日 Tweet マニフェスト(政権公約)が骨抜きになっている。残るのは政治不信だけではないか。 民主党は、マニフェストの目玉で「無駄な公共事業の象徴」としてきた八ツ場(やんば)ダムの建設再開を決めた。政権交代直後に一度は中止しながら、迷走した末の現行計画回帰だ。 この間、治水、利水、コスト面から国土交通省関東地方整備局が八ツ場ダム計画を検証。「ダム建設が代替案より有利」との検証結果を示し、有識者会議が「適切」とお墨付きを与えた。 しかし、検証の進め方は大いに疑問だ。事業主体の国交省が作業をリードし、洪水や水需要の想定も事業者側が立てる。中立であるべき有識者会議のメンバーを国交省が選び、会議は非公開だった。 検証経過にも疑問が残る。第1に洪水を防ぐ治水の点から、根拠となる利根川流量の目標値が過大に設定されている、との指摘に
就職支援に本1000冊 県立図書館 Tweet 社会 2011年12月26日 09時38分(3時間25分前に更新) 県立図書館(那覇市寄宮)が就職支援企画に取り組んでいる。職探しやビジネス関連の書籍約千冊を集めたコーナーを新設したほか、就職・生活総合相談会を館内で開催。担当する同館奉仕班の原裕昭主任は「高失業率の県民の現状を、図書館の立場から支えていきたい」とPRしている。 就職・ビジネスコーナーには面接や履歴書に関する指南書をはじめ、経営や開業の心得などを盛り込んだ本が並ぶ。 同コーナーは施設・設備の改修工事などによる40日間の図書館休館を経て、11月に本格始動した。これまで館内に散在していた関連書籍を一カ所に集め、新たに購入した分を加えた。ぎっしり詰まっていた本棚は隙間ができるほど貸し出しが盛んだ。 原主任は「子育てや医療と並び県民の関心事。就職活動中の学生から中高年まで、まんべんなく
九州電力の真部利応(としお)社長は26日午前、福岡市の九電本社で記者会見し、玄海原子力発電所(佐賀県玄海町)の再稼働を巡る「やらせメール」問題の責任を取り、早ければ来春にも任期途中で辞任する意向を示した。 真部社長はこれまで定例記者会見などをキャンセルしており、記者会見するのは2か月ぶりだ。 九電は22日、経済産業省に対し、再提出の予定だったメール問題の最終報告書の代わりに、再発防止策の文書を提出した。真部社長は「大臣に受け取ってもらった。一定の区切りと思っている」と述べた。 そのうえで、真部社長は「信頼回復には本来なら新しい体制がいい」とし、業績見通しや電力の需給状況などを見極めた上で「1~2か月後をメドに(進退を)判断したい」と述べ、来春にも後任人事を決める方針を示した。
大学図書館問題研究会 関西3支部新春合同例会 「もしドラッカーが大学図書館をつくったら ~ワークショップ~」 ドラッカー学会会員で図書館情報大学OBの市川充氏が、筑波大学知識情報図書館学類、 中央大学理工学部経営システム工学科等の演習で好評を博しているグループワークの エッセンスを体験していただき、新しい機会に焦点をあてた思考法を訓練します。 講 師:市川 充(いちかわ みつる)氏(AMULET(株)代表取締役) 講師略歴:1967年 東京都生まれ、1989年図書館情報大学図書館情報学部卒業、 1993年成城大学経済学部卒業、ドラッカー学会会員、アミュレット株式会社(旧社名市川充商店) 代表取締役。同社にてLinuxのシステム開発、商品開発に携わり、現在も活動中。 2007年よりIT事業におけるグループワークに興味を持ち、筑波大学知識情報図書館学類、 中央大学理工学部経営システム工学科、
長野市民有志でつくる「長野新幹線の名称存続を願う会」(塚田まゆり代表)が25日、2014年度の北陸新幹線長野―金沢間開業後も新幹線名に「長野」を入れることを求め、同市の長野駅前で街頭署名活動をした=写真。 塚田代表ら願う会の4人が声を掛け、約2時間で132人から集めた。同会は「広く認知されている長野新幹線の呼称が延伸でなくなるのは寂しい」と今秋から口コミなどで署名を集めており、これまでに約7千人分を集めている。街頭での活動はこの日が初めて。 塚田代表は「長野市周辺の人は共感して署名してくれた」とする一方、「若い人には延伸そのものや呼称が変わることを知らない人も多かった」と広く課題を共有する必要性も感じた様子だった。当面の目標を1万人とし、集まり次第JR東日本に提出する。 長野新幹線の正式名称は北陸新幹線。延伸後の呼称はJR東日本が上越駅(仮称、新潟県)以西を運行管理するJR西日本や沿
FWの機動力を生かした関東学院大が、優勝した2006~07年以来、5大会ぶりの4強入りを果たした。07年1月の決勝で下した宿敵・早大を、久しぶりに退けての勝利。フィフティーンは感情を爆発させ、主将のPR田中は「(大学選手権には)1年から出場して、1回戦負けの悔しい思いばかり。主将になって復活させたかった」と喜びをかみしめた。 前半に21―6と大幅にリード。しかし後半に一時は同点とされる猛烈な追い上げを受けた。だが我慢が続いた同28分に、ゴール前のモールで中心にいたナンバー8安井が一瞬の隙に抜け出てトライ。「後ろに回せと声が聞こえたが、道が見えた」(安井)。これが決勝点となり、追いすがる早大を突き放した。 関東学院大は、07年の優勝の後に部員の不祥事が発覚。続くシーズンは途中で出場辞退となり、栄冠から一気に転げ落ちた。再びゼロからチームをつくり上げ、歩みを進めてきたこの日。「久々に早稲田
県内の公立中学校を今春卒業した外国人生徒のうち、アジア系などの生徒に比べ南米系の生徒の進学率が低かったことが、外国人児童生徒の支援策を研究する宇都宮大のHANDS(ハンズ)プロジェクト(代表・田巻松雄国際学部教授)が25日までにまとめた外国人生徒進路調査で分かった。義務教育後の生徒を追った都道府県レベルの調査は全国的にも極めて異例とされる。同プロジェクトは、日本人生徒より進学率が低いとされる外国人への進路指導の課題などを探る基礎資料とする方針だ。 調査は全公立中161校を対象に、今春卒業した外国人生徒について本年度当初に調査票を配布して実施。回答があった112校中「該当者あり」は56校で、生徒数は計141人。 国籍はブラジル(30%)、ペルー(23%)、中国(16%)、フィリピン(13%)など。母語はポルトガル語(26%)、スペイン語(24%)、中国語(18%)、日本語(12%)など。
東電損害賠償請求書、相次ぐ批判 簡略化、本質変わらず 福島第1原発事故の「補償金ご請求書類」は被害者からの第1次請求の返送率が約3割にとどまり、書きにくさ、使い勝手の悪さを裏付けた。東京電力は批判を受け、第2次請求で書類を簡略化したが、なお問題点を指摘する声は根強い。 第1次請求は3~8月の損害分が対象。書式は約60ページの記入書類、同意書、請求書など13種類あり、記入の手引きとして156ページの説明書が同封されている。 請求対象項目は(1)避難生活による精神的損害(2)避難、帰宅費用(3)医療費など生命、身体に関わる損害(4)失業、休業による減収の補償(5)放射性物質検査費―など。それ以外の損害は、領収書を添付して「その他」欄に記入して請求する。 書類は9月の発送当初から、被害者の間で「記入量が多い」「記載が不親切」と不満が出た。合意書の見本に「合意後は一切の異議・追加の請求を申し
「多い、難解」被害者悲鳴 東電の損害賠償請求書 自宅で請求書類を記入する今野幸一さん。「説明書は分厚く、字も小さくて読みづらい。根負けして請求を諦める人も多いのではないか」と話す=南相馬市原町区 福島第1原発事故を起こした東京電力に対する損害賠償請求の書式として、東電が作成した「補償金ご請求書類」の評判が悪い。「膨大で分かりにくい」「東電の有利な方向に誘導される」と被害者の間で批判が相次いでいる。どれぐらい大変なのかを確かめるため、被害者の一人で南相馬市原町区の農業今野幸一さん(63)、長男勝幸さん(38)らと共に一家7人の書類を実際に書いてみた。(浦響子) <状況理解せず> まず勝幸さん家族の4人分を記入した。書類は約60ページ。初めは「精神的損害」の項目だ。書類と別にある分厚い156ページの説明書をめくり、七つのパターンから該当項目を探す。勝幸さんの場合、月10万円だった。今回の対象
津波浸水域を実際に調査 原口准教授ら地図出版、後世へ 現地調査を基に出版された「津波詳細地図」 大阪市立大の原口強准教授(地質工学)と鹿児島大の岩松暉名誉教授(応用地質学)が、東日本大震災の津波による浸水域が分かる「津波詳細地図」(古今書院)を出版した。青森県東通村の尻屋崎から千葉県館山市までの太平洋沿岸を実際に調査した労作。2人は「復興計画やハザードマップ作りなどに活用してほしい」と話している。 原口准教授は4月、仙台平野や気仙沼市など宮城県内で津波の実態を調査。空撮写真を基に国土地理院が3月下旬公開した浸水範囲概況図と、実際の浸水域にずれがあることに気付いた。 例えば同県南三陸町歌津や女川町では、津波が道路をさかのぼって峠を越えた地点があったが、概況図では分からないという。 「写真で読み取るのには限界がある。津波の正確な記録を後世に残すことが必要だ」と考えた原口准教授は4~6月、
秋田大医学部、旅費の二重取り疑惑 大学と教授の主張対立 秋田大医学部の60代男性教授に浮上した旅費の二重取りなどの疑惑をめぐり、調査委員会を設置した大学と、「不正はない」とする教授の主張が対立している。調査委は年度内に結果をまとめる方針だ。 「2008年2月3日 日本内科学会生涯教育講演会Aセッション(第1回)20万5578円」 「2008年5月25日 日本内科学会生涯教育講演会Aセッション(第2回)11万6052円」 吉村昇学長が指示して実施した事前調査で、この2枚の領収書も問題となった。教授側は講師の謝礼として学会から受け取ったと主張。一方、大学側は金額には交通費などが含まれると指摘、大学と学会の双方から旅費を受け取った可能性があるとみている。 教授は代理人の弁護士を通じて大学に提出した文書で「出張費は受け取れないと主張したが、『含む交通費等』の定型文を外した領収書をもらえなか
基準超セシウム米 カリウム不足が吸収促進 県、土壌調べ 福島県と農林水産省は25日、栽培したコメから国の暫定基準値(1キログラム当たり500ベクレル)を超す放射性セシウムが検出された同県内の水田を調査した結果、いずれも土壌に含まれるカリウムの濃度が低く、セシウムを吸収しやすい状態だったとの中間報告を発表した。 カリウムには、作物によるセシウムの吸収を抑制する効果があり、肥料として水田に投入される。調査対象になった水田のカリウム濃度は100グラム当たり平均6.7ミリグラムで、福島市の平均15.9ミリグラムを大きく下回っていた。土壌のカリウム濃度が低ければ低いほど、より高い濃度のセシウムが検出される相関関係も確認された。県などが調査したのは、福島市大波地区など3市7地区の水田22カ所。比較のため、基準値を下回った周辺の水田9カ所も調べた。土壌の表層15センチを採取したほか、農家から施肥量や耕
印刷 柳宗理さんバタフライスツール 日本の工業デザイナーの草分けで文化功労者の柳宗理(やなぎ・そうり、本名・宗理〈むねみち〉)さんが25日、肺炎で死去した。96歳だった。葬儀は近親者で行う。喪主は妻文子さん。 東京都出身。日用品に美を見いだす民芸運動の創始者柳宗悦の長男として生まれた。東京美術学校(現東京芸術大)では洋画を学んだが、終戦後の1950年代から工業デザイナーとして活躍。チョウが羽を広げたような形のいす「バタフライスツール」や白磁器などのデザインが57年の第11回ミラノ・トリエンナーレで金賞に輝き、世界的に知られるようになった。 やかんやスプーン、皿など、実用的で美しい作品を数多くデザインし、ニューヨーク近代美術館などの永久コレクションに選定されているバタフライスツールも含めて、多くは現在も作り続けられている。東名高速道路東京料金所の防音壁や、各地の歩道橋など公共建造物も手
先日(18日)京都で行われた日韓首脳会談で韓国の李明博(イミョンバク)大統領が旧日本軍の「慰安婦」問題(日本軍「性奴隷」問題)をとりあげ、野田佳彦首相に解決を求めました。李大統領になって初めて「慰安婦」問題が首脳会談の議題になり、きびしい調子で日本政府の公的な解決を求めたことに、注目が集まっています。 「慰安婦」問題は日本の侵略戦争の責任にかかわる重大問題であり、日本自身による解決が求められるものです。政府による公的な謝罪と賠償は、国際社会への日本の責任です。 通用しない「解決済み」論 旧日本軍の「慰安婦」問題は、当時の天皇制政府と日本軍が朝鮮半島などから多数の女性を動員し、「性奴隷」として「売春」を強制した、言語道断の戦争犯罪です。政府機関や植民地経営にあたった総督府、軍自身が組織的に女性を集め、「慰安所」の設置や管理にも関わるなど、国家機関と軍の関与は明らかです。日本が中国大陸からアジ
日米両政府が沖縄県名護市辺野古に計画している新基地建設のための環境影響評価書(アセスメント)の県への提出時期をめぐる田中聡前沖縄防衛局長の暴言問題。そこからは女性の人権否定にとどまらない「米軍占領下の沖縄支配の構図」が見えてきます。 (山本眞直) 那覇市でも有数の歓楽街、若狭大通の居酒屋「R」が暴言の舞台でした。田中局長(当時)が沖縄県政記者クラブによびかけて開いた「記者懇談会」(11月28日夜)。参加したA記者が振り返ります。「確か3千円会費でしたよ。まあフランクに懇談したい、ということでしたね」 事件が浮かぶ 「沖縄戦後教育発祥の地」。うるま市立城前小学校・同幼稚園の校庭に建つ記念碑です。同校にほど近い住宅街の民家。古老が教えてくれました。「ここが由美子ちゃんのお母さんの家です」 由美子ちゃん事件。1955年9月3日、石川市(現うるま市)で城前幼稚園生の永山由美子ちゃん(当時6歳)が米
民主党税制調査会(藤井裕久会長)は、26日に開く同党「社会保障と税の一体改革」調査会との合同総会に、消費税など税制「抜本改革」についての党内意見集約案を提示する予定です。 民主党は20日から、野田政権が年内策定を目指す「社会保障と税の一体改革」の大綱素案に盛り込む消費税増税についての議論を始め、連続3日間という急ピッチで進めてきました。 22日の合同総会では、税調役員会が消費税増税の「引き上げ時期や幅」、低所得者層ほど重い負担となる消費税の逆進性への「対策」などの項目を盛り込んだ「骨格案」を提示しました。“議論”といっても消費税増税を見直すわけではなく、いかに具体化するかが焦点になっています。 党税調の議論を仕切る藤井氏は、「2013年10月から8%、15年4月から10%」と、まるで既定路線のようにふりまき、民主党内での消費税議論についても「いろいろ意見がでても、決めるときはビシっとなる。
福島第1原子力発電所の事故について、政府の原子力災害対策本部(本部長・野田佳彦首相)が16日に出した「収束」宣言―。故郷を離れ県内外への避難を余儀なくされている15万5千人(福島県)の人々に、帰還の見通しは全く立っていません。「収束」宣言強行に県内外から厳しい批判の声があがっています。(中祖寅一) 福島県災害対策本部の職員の一人は、「『ステップ2』の終了宣言の前と後で福島の状況は何も変わってない。これで福島が置き去りにされるなら本当につらい。東電と国に対して、賠償や事故収束への取り組みをしっかり監視していかなければならない」と述べます。 福島大学災害復興研究所の丹波史紀准教授は指摘します。 「地元の首長らが語るのは、まだ除染もままならず、モデル事業の効果が確認中の段階で、『収束』の宣言はありえないということだ」 汚染された土をはがしてどこにもって行くのか―。仮置き場も最終処分場の問題も結論
民主党が来年1月16日の党大会で採択する2012年度活動方針案が、25日までに明らかになりました。次期総選挙に関して、「政権を継続して担うことが最大の課題」だと位置づけ、「『常在戦場』の態勢を早期に整備」すると強調。総選挙マニフェスト(政権公約)についても、「策定に向けての準備に着手する」としています。 活動方針案は、「政権交代後2年間の経験と反省」を踏まえ、「強い危機感を全員が共有」するよう求めているものの、政権交代後、国民への公約を次々と投げ捨てて自民党政治に逆戻りしたことには一切無反省です。 また、政権与党として出した「結論」については、「一人ひとりが党と政権に対して責任を持つとの自覚のもと、自らの言動に責任を持つこと」などと、「一致団結」を図るよう呼びかけています。 来年1月召集の通常国会に関しては、12年度予算案・関連法案の年度内成立を図るとし、重要課題としては、消費税増税法案、
文部科学省はこのほど、本紙の情報公開請求に対して、原子力政策の中枢にいた政官財関係者による「島村原子力政策研究会」の議事録を初めて開示しました。旧科学技術庁の原子力局長などを歴任した故・島村武久氏が1985年から94年にかけて開いた勉強会の録音を起こした620ページの資料で、「原子力村」の本音がつづられています。 ただ、「公にすることにより国の事業遂行に支障を及ぼすおそれがある」との理由から、北海道幌延(ほろのべ)町の放射性廃棄物貯蔵・処分問題の経緯などを不開示としました。一方、島村研究会の議事録は都内の財団法人も保管しており、閲覧も可能です。これと照合すると、不開示部分の内容が判明しました。 ここでは、東京電力の豊田正敏元副社長が、「最初に動燃が地元(幌延町)に提案したのは、高レベル廃棄物の貯蔵施設と地下研究施設とであって、その下心としては地下研究施設がうまくいけば、次には実際の処分場の
印刷 26日午前4時10分ごろ、東京都千代田区九段北3丁目の靖国神社から「放火された」と110番通報があった。境内の「神門」の一部が焼け、油がまかれたような跡があったといい、警視庁が放火の可能性もあるとみて調べている。 麹町署によると、拝殿の手前にある神門から火が上がっているのを男性警備員が見つけ、消火した。門の扉の一部が幅数十センチ程度の楕円(だえん)形に焦げたという。けが人はいなかった。
「御用新聞」というと体制側にべったりという軽侮した響きがあるが、日露戦争の当時、反戦を主張した新聞社が御用新聞と呼ばれた、と司馬遼太郎さんが書いている▼時の政府や伊藤博文ら元老は絶対的な国力の差を考え、ロシアとの戦争は避けたかった。政府の主張に沿い「自重すべし」と書いた社は御用新聞と非難され、政府を批判する好戦的な社が「戦うべし」と世論をあおり立てたという▼司馬さんの小説『坂の上の雲』を初めて映像化したNHKのドラマが最終回を迎える。ロシア艦隊を迎え撃つ日本海海戦のヤマ場が放映されるが、薄氷を踏む日露戦争での日本の勝利は、革命勢力が力を増しつつあったロシアの国内事情に助けられた面も大きい▼戦争の生活苦から高まった民衆の不満は十二年後のロシア革命につながる。世界初の共産主義国家、後のソビエト社会主義共和国連邦(ソ連)の誕生である▼民族も宗教も異なる十五の共和国をまとめ、米国と世界を二分した超
日本のインダストリアル・デザイナーの草分けで、数多くの工業製品や家具のデザインを手掛けた柳宗理(やなぎ・そうり=本名・むねみち)さんが25日、死去した。96歳。 東京生まれ。父は民芸運動の創始者で哲学者の柳宗悦(むねよし)。東京美術学校(現東京芸術大)で油絵を学んだが、建築家のル・コルビュジエに影響を受け、デザインに志望を変更。卒業後、調査のため来日したコルビュジエの協力者で仏人デザイナーのシャルロット・ペリアンの助手を務めた。その後、坂倉準三建築事務所に入所し、第二次世界大戦後に工業デザインを始めた。 1952年、日本コロムビアのレコードプレーヤーで、毎日新聞社主催の第1回新日本工業デザインコンクール第1席入選。翌年、柳工業デザイン研究会を設立。57年にミラノ・トリエンナーレで鳥居に似た形の椅子「バタフライスツール」が金賞を獲得した。白磁を使用した食器をはじめ、家具や照明、オート三輪など
広島と長崎に原爆が落とされて間もない1945(昭和20)年8月末、世界で最も影響力のある慈善事業団体とされる米ロックフェラー財団の会長で、国際連盟創設期に事務次長を務めたレイモンド・フォスディックが送った原爆投下を批判する手紙が見つかった。米国内で投下を正当化する論調が圧倒的な中、米国が無差別大量殺りく兵器を使ったことを厳しく批判し、苦しい胸の内を吐露する異例の内容となっている。 手紙は財団の自然科学部長だったウォーレン・ウィーバー宛てで、ウィーバーの文書を調べていた拓殖大の日野川静枝教授が今夏、米ニューヨークの同財団資料館で見つけた。 フォスディックは、四五年八月十四日付のウィーバーの手紙に同月二十九日付で返信。ウィーバーが「原爆投下を道徳的に批判するのは愚かで、無駄なことだ。二つの爆弾が落とされ、戦争に勝ったことで、多数の米国人の命を救い、たぶん日本人の命も救った」と記したことに戸惑い
今年9月の就任当時、野田佳彦首相(54)がアピールしていた庶民派の御旗がついに消えた。財務相時代から常連だった、料金1000円の理髪店「QBハウス」を、東京・銀座の老舗高級店にチェンジした。八ツ場ダムの建設再開を決め、マニフェストになかった消費税増税に突き進むなど、「公約違反」が相次ぐ野田首相。政策だけでなく、身だしなみにもブレが生じ始めてきた? 首相動静によると、野田首相は23日午前、東京・銀座の理容室「銀座マツナガ」に散髪に出掛けた。同店HPによると、料金はデザインカットコースが4410円(45分)。都内や海外にも展開する、68年創業の老舗店だ。当日、首相は直後に宮中行事や与党党首会談を控え、慌ただしい中での散髪タイムだった。 首相が髪を切るのは11月7日以来だった。この時は「銀座マツナガ」新宿店を訪れた。店近くのホテルで開かれた民主党の会合に出席後、立ち寄った。財務相時代から、財務省
金正男氏 父親の死去 発表後に知る 軍部に嫌われ葬儀も出られない? 韓国紙、中央日報は26日、北朝鮮の金正日総書記の長男、正男氏が19日正午の北朝鮮発表まで金総書記死去を知らされず、軍部に嫌われているため葬儀への出席も不透明だと伝えた。正男氏の滞在が伝えられるマカオや香港の関係者の話としている。 正男氏は、総書記の三男で後継指導者の正恩氏の異母兄。マカオの企業関係者によると、19日夜に正男氏と夕食を共にする約束をしていたが、死去発表直後に正男氏が電話でキャンセルしてきたという。 同関係者が電話でお悔やみを伝えると、正男氏は礼を述べて「余裕がなく、悲しい」と話したといい、正男氏が事前に知らなかったことは確実だと指摘している。 平壌で28日に行われる葬儀では、国家葬儀委員会の名簿に正男氏の名前はない。香港の関係者は、北朝鮮軍部が正男氏を嫌っており、葬儀出席のための帰国は難しいとの見方を
東京都東村山市の西武線東村山駅構内で起きた脱線事故で、運輸安全委員会は25日、鉄道事故調査官を事故現場と車両基地に派遣した。 読売新聞の取材に対し、調査官は「現時点で明確な原因はわからない」としたうえで、「置き石などの車両妨害や、スピード超過が原因とはみられない」との見解を示した。 線路や車両の状況を調べ、運転士から事情を聞いた調査官によると、脱線した7両目は、車両前方の四つの車輪がいずれも進行方向右側にレールから外れていた。車輪には、砂利の上を走ってできた傷がついており、走行時の揺れを和らげるため車体と台車の間にあるゴム製の「空気バネ」もつぶれていた。車体の故障や車輪の傷は事故後のものとみられるという。
【ソウル西脇真一】28日に営まれる北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記の葬儀に、金総書記の異母弟、金平一(キム・ピョンイル)氏や金総書記の長男、金正男(キム・ジョンナム)氏らが参列するかに関心が集まっている。平一氏は金総書記と、正男氏は三男の正恩(ジョンウン)氏とそれぞれ後継者の座をめぐりライバル関係にあったとされ、現在は海外に滞在中だからだ。 28日の葬儀を取り仕切る国家葬儀委員会の名簿に平一氏や正男氏の名前はない。 平一氏は金日成(キム・イルソン)国家主席の次男にあたり、韓国統一省の資料では1954年生まれ。在外公館の武官や人民武力省作戦局副局長などを務めていたが、88年に34歳で駐ハンガリー大使に任命された。 公式に存在が明らかになったのはこのときから。98年から駐ポーランド大使で、長らく海外に追放された形だ。娘は北朝鮮の軍人と結婚し、平壌滞在中との情報もある。 94年の金主席の
風評深刻 福島県境の宮城・丸森町「注目すらされず町ごと消滅しそう」 宮城県丸森町は福島県境に接する人口約1万5000人の町。ありふれた中山間地域だが、最近は農業体験を中心としたグリーンツーリズムで売り出し、都会から移り住むIターンの家族もいた。そこに起きた福島第1原発事故。風評被害で野菜は売れず、福島県の町でないため自主避難者への賠償もない。「注目すらされず、町ごと消滅しそうだ」。住民からは嘆きの声が漏れる。 町内には約10カ所の農作物直売所がある。そのうちの1カ所を経営する今野宗敏さん(63)は、農家レストランも併設し、年々売り上げを伸ばしていたが、農作物はさっぱり売れなくなった。 経営以上に危惧するのは、野菜を日々提供してくれる高齢農家のことだ。今野さんは「直売所は高齢農家のやる気を引き出す仕掛け」と考えている。「野菜が売れなくなったらやる気を失い、農業をやめて高齢者施設への入
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