2008年4月11日にエンターブレインで、報道関係者やアナリスト向けに半期ごとに行われる同社社長・浜村弘一氏のセミナー”ゲーム産業の現状と展望<2008年春季>”が実施された。今回はおもに2007年度のゲーム産業に焦点を当てたもので、サブタイトルは”パラダイムシフトで変わるゲームビジネスの競争ルール”。「変化というよりは業界全体にパラダイムシフト(社会全体の価値観の移行)が世界規模で起こっている」(浜村)とし、このパラダイムシフトをキーワードに、国内外のゲーム市場分析、近々の業界の未来像などが語られた。※データはすべてエンターブレイン調べ。 ●世界規模で拡大するゲーム市場、PAL地域は過去5年で2倍の伸び まず世界規模(日米欧)でのゲーム市場を見てみると2007年の市場規模は過去最高となる4兆7000億円を記録。もっとも大きい市場は米国で約2兆円、ついで欧州地域(PAL地域含む)が約2兆円