[東京 7日 ロイター] 日立製作所6501.Tは7日、100%子会社の日立グローバルストレージテクノロジーズ(日立GST、米カリフォルニア州サンノゼ市)を米ウェスタン・デジタル(WD)WDC.Nに約3500億円(1ドル82.3円で換算)で売却することで合意したと発表した。IPO計画は撤回する。これにより日立は、主力事業への選択と集中を加速する。 WDは現金35億ドルと株式2500万株(約7億5000万ドルに相当)で日立GSTを買収する。売却は2011年9月末までに完了する予定。 日立GSTをめぐっては、赤字が続いた2007年当時、売却を検討し、複数のプライベート・エクイティ・ファンドと交渉した経緯がある。その後、パソコンやサーバーなどの需要増加とともに業績は回復し、四半期ベースで黒字化。日立は、日立GSTを米株式市場で新規公開(IPO)するか他社への売却かの可能性を模索し、昨年秋にはIP