大森靖子の音楽は、常に事件だ。ポップミュージック≒握手券となった2013年。彼女はとびきりキュートに、そしてラディカルに音楽界を席巻している。 3月に発売された1stフルアルバム『魔法が使えないなら死にたい』はCDショップ、Twitterを始めリアル/ネットを問わず各所で大きな話題に。その勢いのまま開催した5月の渋谷クアトロでのワンマンライブはレーベル無所属という異例の状況のなかソールドアウト。7月に開催された日本最大級のアイドルフェス「TOKYO IDOL FESTIVAL」では他のティーンエイジアイドルを凌駕するパフォーマンスを見せ、彼女のことを未だ知らなかったアイドルファンたちを虜にした。 19歳でギターを手に高円寺で歌い始め、今年で8年目。オルタナティブに、しかしただひたすらメジャーシーンを目指す彼女の目に今、映るものは。これまでのこと、気になる女の子のこと、11月にリリースが