タグ

ブックマーク / www.vice.com (10)

  • なぜ私は他人の咀嚼音がどうしても許せないのか

    リンゴやニンジン、もしくは少しでも歯ごたえのある具が挟まれたサンドイッチなどを咀嚼する音ほど、私にとって耐えがたいものはない。想像しただけでも背筋が凍る。 そう感じるのは私だけではないようだ。私が同僚にざっと尋ねてみただけでも、多くの仲間が、咀嚼音を不快に感じていた。しかし、これは真性の疾患なのだろうか、それとも、ただの音の好みの話なのだろうか。 〈音嫌悪症候群〉を意味する〈ミソフォニア〉は、希少疾患だ。アムステルダムの〈学術医療センター(Academic Medical Center: AMC)〉によると、ミソフォニア患者は、特定の音に不快感、怒り、苛立ちを覚えるという。 AMCは、ミソフォニア患者が訴える音を「咀嚼音や激しい呼吸音など、通常は無害な音」と説明している。しかし、ここで〈無害〉という言葉が使われていることに、私はまったく納得がいかない。こちらがその典型的な音だ。 Googl

    なぜ私は他人の咀嚼音がどうしても許せないのか
  • 日本語ラップとホモフォビア、そしてゲイ、エイズ、性癖について〈西新宿パンティーズ〉が語る!!

    インタビュー後、「ひとつ被ってみてはいかがですか?」と勧められ、パンティーを被りながら新宿二丁目を闊歩した。ギャル、サラリーマン、カップル、ガイコクジン、ケーサツ、ヘンタイ…。快楽を巡り集まるひとびとがつくる、この街特有の空気だろうか。不思議と街に溶け込み、リラックスした感覚を得られ、心地よささえ感じた。 はじめまして。なぜ、みなさんはパンティーを被るのでしょうか? MCくんに君(以下、くんに君):逆に聞きますが、パンティーを被りたいと思いませんか? 単純に被りたいです。ただ、自分がパンティーを被っているところを女性が見たら、〈変態〉だと思われたりちょっとマズイだろうなと、その行為に対して抵抗があります。 くんに君:僕はパンティーが大好きなので、抵抗など一切ありません。もともとは、大好きなヒップホップクルーのMSCが覆面を被って活動していたのに着想を得て、パンティーを被ったらカッコイイんじ

    日本語ラップとホモフォビア、そしてゲイ、エイズ、性癖について〈西新宿パンティーズ〉が語る!!
    weissbier
    weissbier 2019/10/19
  • 平成最後のロックの日に開催されたアイドルたちのデモ

    梅雨入り目前の、身体を動かせば汗がじわりと滲み出るような土曜日の午後。平成30年6月9日、平成最後のロックの日に、アイドルたちのデモ『フェスボルタ デモ 〜聞け!アイドルの声〜』は開催された。アイドルたちが何を主張するのか、スローガンが明かされないまま迎えた今回のデモは、アイドルがライブをしながら原宿〜表参道間を練り歩き、行進終了後、アイドルたちとの打ち上げがあるという。 日でデモを開催するには〈集会・集団示威運動許可申請書〉にデモの目的や参加人数などを記載し、デモの72時間前に、警察署を通して公安の許可を得なければならない。さらに〈サウンドデモ〉とよばれる、今回のようなライブ形式のデモでは、スピーカーを積んだサウンドカーを用意する必要もある。初めてのデモにしては難易度が高く、集団示威運動とライブイベントの狭間にあるような今回の行進を、主宰した運営陣はどのように実現し、〈デモ〉をどのよう

    平成最後のロックの日に開催されたアイドルたちのデモ
    weissbier
    weissbier 2018/06/25
  • 欅坂46がロックだなんて…

    2017年12月5日、〈欅坂46〉の人気メンバー、渡辺梨加の写真集が発売された。そして、19日には、長濱ねるの写真集が発売される。両写真集がグループ初の写真集であり、メンバー初の水着解禁だ。当然、欅ヘッズたちは、ざわついている。水着解禁を喜ぶいっぽうで、「単なるアイドルではなく〈アーティスト〉である欅坂が、AKBのように水着になる必要性が全く感じられない」という見解も噴出している。先行して公開された、ラコステのポロシャツを捲る、長濱ねるの写真について、「不純で実用性を追求している」というSNSへの書き込みがあった。水着の写真に実用性を嗅ぎ取った気持ち悪さはもちろんだが、何かにつけて欅坂がロックやアートに結びつけられるのにも、違和感がある。欅坂が〈ロック〉扱いされるのは、いったい、どうしてなんだろう。 § 2017年6月24日、幕張メッセで開催された全国握手会にて、平手友梨奈、柿崎芽実レーン

    欅坂46がロックだなんて…
    weissbier
    weissbier 2017/12/13
  • パンク歴史学者はスキンヘッドをかく語りき

    ロンドン出身のデザイナー/ヴィジュアル・アーティストであり、パンク収集家の顔をもつトビー・モット(Toby Mott)に、スキンズとパンクスの違いから、ゲイ・コミュニティとの関係までを訊いた。 トビー・モット(Toby Mott)はロンドン出身のデザイナー/ヴィジュアル・アーティスト。1983年にアート集団「Grey Organisation」を設立し、ROLLING STONES、PUBLIC NENMY、A TRIBE CALLED QUESTのミュージック・ビデオから、DE LA SOUL、INFORMATION SOCIETYなどのジャケット制作、更には世界各国での様々なアート・エキシビジョンを開催。個人になってからはファッション・レーベルTOBY PIMLICOをスタートさせ、マリ・クレール誌の付録では女子大喜びのバッグも製作した。 そんなセレブリティーな彼のもうひとつの顔こそが

    パンク歴史学者はスキンヘッドをかく語りき
    weissbier
    weissbier 2017/11/17
  • ワタシがジャニーズを好きな理由

    当編集部に新しいスタッフが入った。フランス留学経験があり、英語もペラペラ。身長は170センチを越え、激スラッとしたクールでお洒落なビューティー女子である。そんな彼女からお願いがあった。 「入ったばかりで申し訳ないのですが、来週の金曜日、早退させていただいてよろしいでしょうか?」 「はい、いいですよ。どこかにお出かけですか?」 「コンサートに行きます」 フランス・ギャルakaイザベル・ジュヌヴィエーヴ・マリ・アンヌ・ギャルが楽しみにしているコンサート。さぞかしお洒落なショーに違いない。ジェーン・バーキンとかシャルロット・ゲンズブールとかクレモンティーヌとかAIRとかフェニックスとか、そんなのに違いない。ビルボートとかブルーノートとかでやるんだろう。なんちゃらムースのムニエルをカチャカチャさせてね。フォーク、ナイフって、外側から使うんでしたっけ? サイゼリアのエスカルゴ、結構、美味いですよね。

    ワタシがジャニーズを好きな理由
    weissbier
    weissbier 2017/10/26
    「フランス・ギャルakaイザベル・ジュヌヴィエーヴ・マリ・アンヌ・ギャルが楽しみにしているコンサート。さぞかしお洒落なショーに違いない。」うへぇ / 「バッドボーイズとか、ウーマンラッシュアワーとか」AKBINGO?
  • ハウスから進化した南アフリカ電子音楽事情 ①

    1980年代末、アパルトヘイト時代の南アフリカ共和国。都市部のゲットーでは、欧米からの影響で、ハウス・ミュージックがポピュラーな存在として定着していた。そこから発展して生まれたのが、「KWAITO(クワイト)」。テンポを落とし、ズールー語やスラングのチャント、そしてパーカッションからピアノなどを取り入れたアフロ・ハウスで、これを機に南アフリカのクラブ〜エレクトロニックミュージックは、独自の世界を生み出して行く。欧米のそれとは明らかに異なり、進化し続ける南アフリカ電子音楽シーン。各都市、各ジャンルを代表するアーティスト、プロデューサー、DJを訪れ、南アフリカ産エレクトロニックミュージックの今を三回に渡りレポートする。 第一回は、ダーバン、ヨハネスブルグ編。ディープなアンダーグラウンドハウス「GQOM」や、伝統的な民族音楽とミニマル・テクノをミックス&高速化させた「シャンガーン・エレクトロ(S

    ハウスから進化した南アフリカ電子音楽事情 ①
  • DJ PREMIERの必聴JAZZ名盤なぜか7枚

    DJ Premierは自身のサンプリングのスタイルについて「予想を裏切るようなネタでトラックをつくりたいんだ」と語る。「他のヤツらは、大ネタをかましたがるけど、俺は、爪のアカみたいなサンプルからトラックを創る。わかるだろ?」 DJ Premierこそ「パイオニア」という称号が相応しいプロデューサーだ。彼は、『Illmatic』(Nas, 1994)、『Ready to Die』(The Notorious B.I.G, 1994)、『Reasonable Doubt』(Jay Z, 1996)など、ヒップホップの名盤にプロデューサーとして名を連ねている。テキサス州ヒューストン出身だが、NYのHIP HOPを語るうえで、彼の名は外せない。 ロイス・ダ・ファイブ・ナイン(Royce da 5’9”)とDJ Premierのユニット、 PRhymeの「Golden Era」では、ジョーイ・バッド

    DJ PREMIERの必聴JAZZ名盤なぜか7枚
    weissbier
    weissbier 2016/01/05
  • Who Are You?: 寺嶋由芙さん(23歳) 歌手

    例えば、新宿でイアン・マッケイに会ったとします。「ゲゲっ!!ヤベェ!!!!」と、私ならなりますが、イアン・マッケイを知らない人なら、ただのつるっパゲの外人さんですよね。今回はそんなお方です。知らなくてすいません! 日々の生活の中で、私たちはたくさんの人たちとすれ違います。でもそんなすれ違った人たちの人生や生活を知る術なんて到底ありません。でも私も、あなたも、すれ違った人たちも、毎日を毎日過ごしています。これまでの毎日、そしてこれからの毎日。なにがあったのかな。なにが起るのかな。なにをしようとしているのかな。…気になりません?そんなすれ違った人たちにお話を聞いて参ります。 ※ 寺嶋さん、ご職業は?…ご職業でいいのかなー。 はい。アイドルをやっています。他には何もやっていないです。 まだ学生さんなのですか? いいえ、去年卒業しまして、アイドルです! ちっちゃい頃からアイドルになりたかったの

    Who Are You?: 寺嶋由芙さん(23歳) 歌手
    weissbier
    weissbier 2015/06/08
    “YUIさん、ゆずさん、とかです。 ―あ、そっち系ですか。” / “私の好きな素朴可愛い…安部さんと同じです。”
  • なぜバンクシーだけが 壁に描くことを許されるのか

    ロンドンで暮らしているとエリアを問わず、様々な場所でバンクシーが描いたグラフィティを見つけることができる。彼のグラフィティを探し求めて歩き回るなんてことをしなくても、何かの拍子でふらっといつもと違う道を歩いたときに、どこかで見たことがあるイラストに出くわして、後で調べてみると彼の描いたものだったなんてことが月に何度か起こるのだ。それくらいロンドンの街にバンクシー(の作品)は浸透している。またそうやって街中で見つけられる作品の中には、強化ガラスでカバーが取り付けられているものもあるというのが現状だ。街として彼の作品を維持していくという意志が感じられ、ストリートアートにある程度寛容なロンドン(特にイースト・ロンドン)でも、バンクシーは別格の待遇を受けていると言えるだろう。というわけで今回は、イギリス国内において、なぜ彼がそのように扱われるようになったのかということを様々な角度から探っていく。

    なぜバンクシーだけが 壁に描くことを許されるのか
    weissbier
    weissbier 2014/10/20
  • 1