コップに注がれる水道水。米首都ワシントンで(2019年8月19日撮影、資料写真)。(c)Alastair Pike / AFP 【2月9日 AFP】米フロリダ州タンパ(Tampa)近郊オールドスマー(Oldsmar)で5日午後、上水道管理システムに正体不明のハッカーが侵入し、人体に害を及ぼす恐れのある水酸化ナトリウムの濃度が一時的に通常の100倍以上にされていたことが分かった。現地の保安官事務所が8日、発表した。 同州ピネラス(Pinellas)郡のボブ・グアルティエーリ(Bob Gualtieri)保安官は、侵入はすぐ検知され、濃度が元に戻されたため、住民が実際に危険にさらされることはなかったが、米国のインフラに対するサイバー攻撃の脅威が改めて示されたと述べた。 同保安官によると、オールドスマーの給水処理施設のコンピューターオペレーターが5日午後、何者かが同施設の管制室にリモートでアクセ