漫画「ベルサイユのばら」の作者池田理代子さんが29日、フランス南西部アングレームで開かれている国際漫画祭に招かれ、ファンとの交流会を開いた。250人収容の会場に入りきれないほどの盛況で「ベルばら」人気の根強さを見せつけた。 池田さんは、フランス革命を時代背景とする同作品について「フランスに渡航することなく、日本で資料を集め、学者に話を聞いて描いた」などと苦労話を披露。会場に詰め掛けた幅広い年齢層のファンのサインにも応じた。 同作品はフランス語の翻訳が出ているほか、「レディー・オスカル」と改題されたテレビアニメが1980~90年代に繰り返し放映され、フランスでも大人気を博した。 池田さんは31日に、作品の舞台ベルサイユ宮殿で声楽のリサイタルを開く予定。(共同)