長野県下諏訪町にある産婦人科の病院が双子や3つ子などを妊娠した際、先天性の病気が見つかった胎児だけを選んで中絶する手術をこれまでに36件行っていたことが分かりました。 こうしたケースが明らかになったのは初めてで、今後、議論を呼びそうです。 手術を行ったのは、長野県下諏訪町にある産婦人科の病院「諏訪マタニティークリニック」です。 この病院では、出産の危険が高まる双子や3つ子などを妊娠した場合、胎児の数を減らす減胎手術の実施を明らかにしていますが、このうち検査で病気が見つかった胎児だけを選んで中絶する手術をこれまでに36件行ったということです。 手術が行われたのは、ダウン症など染色体の病気のケースが25件、胎児のおなかや胸に水がたまる病気などが11件です。 母体保護法では、胎児の病気や障害を理由にした中絶を認めていませんが、日本産婦人科医会によりますと、検査で胎児に病気や障害があると分かった場