福岡市中心部の天神地区で、来年にかけて大型書店が相次いで閉店する。九州最大規模を誇るジュンク堂書店福岡店や、紀伊國屋書店天神イムズ店が、入居するビルの再開発の影響を受けるほか、メトロ書店ソラリアステージも3月末での撤退を発表した。「知の拠点」として重要な施設が失われ、読書人からは「どこで本を買えばいいのか」と嘆きの声が漏れる。本屋難民の発生とともに、機会損失によるネット通販への顧客流出や活字離れも懸念されている。(九州総局 高瀬真由子) ◆東京に負けない ジュンク堂書店福岡店は約140万冊の書籍を取り扱い、全国のジュンク堂書店の中でも東京、大阪に続く規模を誇る。平成13年11月に開業し、「メディアモール天神(MMT)」の地下1階~4階に入居。計約6800平方メートルの売り場に、専門書を含め幅広い種類の本が並ぶ。 「開業当初は出版社から『地方で専門書が売れるのか』と心配され、本が発注通りに届
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