大阪市に６３７億円支払い命令…土地信託巡り : 社会 : YOMIURI ONLINE（読売新聞）大阪市の土地信託事業の一つで、約６８０億円の負債を抱える複合ビル「オーク２００」（港区）の運営を受託しているりそな銀行など３行が、事業資金として負担した６３７億円の支払いを市に求めた訴訟の判決が７日、大阪地裁であった。 高瀬順久裁判長は銀行側の主張を認め、市に全額の支払いを命じた。 訴えていたのは、りそな、三井住友信託、三菱ＵＦＪ信託の各行。 訴状などによると、市は１９８８年、ＪＲ大阪環状線弁天町駅前の市有地約３万平方メートルについて、銀行側と信託契約を締結。銀行側がホテルや商業・娯楽施設、マンションなど４棟を建て、９３年に全面開業したが、バブル崩壊により収益が低迷していた。 訴訟で、銀行側は「受託者（銀行）に過失がない場合の損害は、受益者（市）に補償を求めることができる」とした契約当時の信託法（旧法）の規定に基づき、市に対する補償請求権があると主張。これに対し、市側は、補償請求権は契約時
