政党内閣(せいとうないかく)とは、議会に議席を保持する政党を基礎に組織された内閣のこと。議院内閣制ともいい、議会の信任に基づいて政権を運営する[1]。 各国の政党内閣[編集] 現在では議会制民主主義(間接民主制)の制度を取り入れている諸国の内閣が政党内閣の形態である[2]。ただし、アメリカ合衆国のように議院内閣制を採用していない国では、政党政治が実施されていても、その政権をさして政党内閣とは呼ばない場合が多い。また、社会主義・共産主義国家やファシズム国家などに見られる一党独裁体制も政党が政権を掌握していたとしても政党内閣とはいえない。 イギリス[編集] 政党内閣が典型的な発展を見せたのは17世紀後半のイギリスである。ホイッグ党とトーリー党の両党派が相互に勢力を競い、後に自由党と保守党の二大政党が誕生した。1900年前後に議院内閣制の慣行が確立されると、政党内閣による政権運営が定着した。 日