ロッキード・マーティン社が開発中の軍用パワードスーツ「HULC」 パワードスーツとは、人体に装着される電動アクチュエーターや空圧[1]、人工筋肉などの動力を用いた、外骨格型、あるいは衣服型の装置である。アシストスーツ[1]や強化外骨格などとも呼ばれる(呼称節を参照)。 一般的な建設機械や物流・荷役機械(フォークリフト等)、農業機械は人間より作業効率が遥かに良いが、人間が乗って操作する必要があり、屋内など狭い空間には入り込めない。パワードスーツは人間が「着用」して筋力を増強する形態で、重量物の持ち運びや走る、跳ぶといった、人間としての動作を強化・拡張する目的で使われる。工場や倉庫、農業、介護などでの作業での肉体的負担や疲労が軽減され効率があがるほか、体力が低下した高齢者らでも作業しやすく、腰痛の予防にもつながる[2][3]。軍事利用もされている(後述)。 元々は、ロバート・A・ハインラインの