次期大阪府知事の橋下徹氏(38)が、米空母艦載機の岩国基地への移転をめぐり、山口県岩国市が住民投票で反対の意を示したのを批判。これに対し、住民投票を発議した井原勝介・前市長(57)が1日会見し、「民意に基づき国にもの申しているだけ。市民の声が国政に尊重されるのは当然」と反論した。橋下氏はさらに「(井原市長は)憲法をよくご存じないのではないか」と切り返した。橋下氏の発言が3日告示の岩国市選へも波紋を広げる結果となった。 井原氏はこの日午後会見し、反論するとともに橋下氏に対して「仮に大阪府において、国政と民意が相反した場合、橋下氏はどのような行動をされるのであろうか。府民の声を尊重して国にものを言うのが知事の責任ではないだろうか」と皮肉った。 これに対し、橋下氏は同日午後、大阪府庁で記者団に「(国政問題で)住民投票は使うべきでない」と反論。「もっと勉強してほしい」と切って捨てた。 岩国市は一昨