wfwfのブックマーク (644)

  • 酒とバラの日々〜アルコールに溺れてあらゆるものを失う男と女の物語

    『酒とバラの日々』(Days of Wine and Roses/1962) 『酒とバラの日々』(Days of Wine and Roses/1962)は、アルコールに溺れた夫婦が何もかもを失いながらも、最後の一滴のような愛を見つけ出して、必死に現実と未来に向き合おうとする姿を描いた名作だった。 酒や薬物やギャンブルに過度に溺れ、葛藤と苦悩を繰り返す人間の姿──これまでTAP the SCENEで紹介してきた映画の中にはそんなシーンがたくさんあったことに気づく。 例えば酒一つとっても、『バーフライ』の作家は酒のせいで都会の掃き溜めで才能を浪費する日々を送っている。『クレイジー・ハート』のミュージシャンは酒による失敗で運命の女性から愛想を尽かされる。そして『リービング・ラスベガス』の脚家は、すでに覚悟を決めて死ぬために飲み続けていた。モンマルトルのボヘミアンたちのように禁断の酒アブサンに

    酒とバラの日々〜アルコールに溺れてあらゆるものを失う男と女の物語
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    wfwf 2019/06/09
    深く考えさせられるテーマ。
  • ミスター・ノーバディ〜「もしあの時、あの選択をしていたら」を描く切ない愛の物語

    Home TAP the SCENE ミスター・ノーバディ〜「もしあの時、あの選択をしていたら」を描く切ない愛の物語 - TAP the POP 『ミスター・ノーバディ』(Mr.Nobody/2009) もしあの時帰ろうとするあの人に、勇気を出して当の気持ちを伝えていたなら…… もしあの時あんなことを言わなければ、お互い傷つかないで別れずに済んだのに…… もしあの人と結婚していたら、今頃はどんな家庭や人生を送っていたのだろう?…… 時々、昔付き合っていた人や密かに想いを寄せていた人と無意識のうちに遭遇することがある。自分も相手も当時のままで今よりも若く、言動も場所もリアルに眩しく駆け巡る。二人とも笑顔が絶えない。でもどのシーンも断片的で儚く、何となくぼんやりと浮遊している……なぜならそこは夢の中の世界。自分が創り出した世界。そして目覚めると、何とも言えない感覚に包まれながら、今日という現

    ミスター・ノーバディ〜「もしあの時、あの選択をしていたら」を描く切ない愛の物語
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    wfwf 2019/05/30
    切ない。これは切なすぎる。
  • アンダー・ザ・シルバーレイク〜LAとポップカルチャーと陰謀論を描く新感覚サスペンス

    『アンダー・ザ・シルバーレイク』(Under the Silver Lake/2018) アメリカ映画には「時」と「場所」が大きく作用する。何年頃? 季節は? 朝それとも夜? ニューヨーク? ロサンゼルス? それとも北部や南部?…… この“いつ・どこで”を経て魅力的な「人物」や興味深い「出来事」が描かれていく。特に場所や土地は映画全体のムードを示すこともある。誰もが特定の風景を思い浮かべるからだ。 LAは美しさと恐怖、異常なほどの富とその真逆の貧困が混在している街だ。ハリウッドヒルズには豪邸が立ち並ぶ一方、小さなアパートからその豪邸を眺めるだけの人たちもいる。 例えば、デヴィッド・ロバート・ミッチェル監督はある日そんなことを考えながら、『アンダー・ザ・シルバーレイク』(Under the Silver Lake/2018)の脚を一気に書き上げた。 主人公のサムはロサンゼルスに住む33歳。

    アンダー・ザ・シルバーレイク〜LAとポップカルチャーと陰謀論を描く新感覚サスペンス
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    wfwf 2019/05/24
  • ウォーカー〜ジョー・ストラマーが音楽を担当したアレックス・コックス監督作

    『ウォーカー』(Walker/1987) 『レポマン』(1984) 『シド・アンド・ナンシー』(1986) 『ストレート・トゥ・ヘル』(1987)と、立て続けに熱い作品を放っていたアレックス・コックス監督が手掛けた4作目『ウォーカー』(Walker/1987)。 まるで世界の中心にいて、それが全てであるかのようなアメリカ合衆国の価値観や世界観に反抗心を抱いていたイギリス出身のコックスは、自身の作品にアメリカ批判を反映することでも知られているが、「のけ者にされたアウトローを描くこと」も彼特有のもう一つの重大なテーマ。『ウォーカー』はその両面が痛烈に描かれた映画となった。 コックスが目をつけたのは、19世紀半ばのニカラグアで冒険家から独裁者に変貌したウィリアム・ウォーカー。アメリカ史ではページから完全に抹殺された男だったが、ニカラグアでは「悪のアメリカの象徴」として忘れられることはなかった。

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    wfwf 2019/05/17
  • 天使にラブ・ソングを〜ナイトクラブの歌手が修道院でシスターになりすますウーピー主演作

    『天使にラブ・ソングを…』(Sister Act/1992) 『天使にラブ・ソングを2』(Sister Act 2:Back in the Habit) 脇役だろうが主役だろうがどんなポジション役でも、ただその人が出ているというだけで、その作品が気になったり、映画館に足を運ぶ気にさせてくれる俳優がいる。その存在感は映画に一筋の明るさを放ち、時にはストーリーや展開に深みを持たせる。今回登場するウーピー・ゴールドバーグの名はそれに相応しい。 アカデミー賞、グラミー賞、エミー賞、トニー賞すべての受賞経験を持つウーピーの映画デビューは、アリス・ウォーカーの同名小説映画化したスティーヴン・スピルバーグ監督によるクラシックストーリー『カラーパープル』(1985)だった。 ある夜、アリスがウーピーのステージを見たことがきっかけで、「主役のセリーを演じられるのは彼女しかいない」と思ったそうだ。スピルバー

    天使にラブ・ソングを〜ナイトクラブの歌手が修道院でシスターになりすますウーピー主演作
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    wfwf 2019/05/09
  • 1970年代“カントリー”ヒットチャート/アーティスト総括(アルバム編)

    「TAP the CHART」第157回は、1970年代のカントリー・アルバムチャートを総括。 【1970s TOP 20 COUNTRY ALBUMS】 *ランキングはBillboardチャートのデータをもとに作成。( )内はリリース年。 ❶Kenny / Kenny Rogers(1979)

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    wfwf 2019/05/08
  • パーティで女の子に話しかけるには〜パンクのDIY精神を描くJ・C・ミッチェル監督作

    『パーティで女の子に話しかけるには』(How to Talk to Girls at Parties/2017) 映画に出たり、ブロードウェイの舞台に立ったり、時には脚も書いてみたり、そのどれも成功せずに悶々とした日々を送っていた1990年代半ばのジョン・キャメロン・ミッチェル。そこで「ロックンロールを舞台でやってみたい。自分の言葉でロックスターの物語を書きたい!」と一念発起したのが、『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』だった。 NYのクラブでのパンクイベントで初演されたというこのミュージカルは、ソングライターのスティーヴン・トラスクと試行錯誤を重ねながら完成。1997年にはオフ・ブロードウェイの劇場に進出し、翌年には続演のための専門劇場が作られて2年半以上のロングラン・ヒットを記録する。ヘドウィグの髪型のかぶり物をしたヘドヘッド(Hedhead)と呼ばれる熱心な追っかけファンも登場

    パーティで女の子に話しかけるには〜パンクのDIY精神を描くJ・C・ミッチェル監督作
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    wfwf 2019/05/07
  • her/世界でひとつの彼女〜スマホ片手に都会で虚しく静かに生きる人たちへ

    『her/世界でひとつの彼女』(Her/2013) 『her/世界でひとつの彼女』(Her/2013) の主人公セオドア(ホアキン・フェニックス)は、昔は新進気鋭の書き手だったが、今はネット企業に勤めていて代筆ライターの仕事に就いている。とは1年以上別居しており、離婚調停中だ。女友達が気にかけてくれるが、紹介された相手と深い関係になることはなく、正直セオドアはとの楽しかった想い出の中で“虚しく静かに”生きている。 物語の舞台はちょっと未来のロサンゼルス。だから、人も風景も現在とたいして変わらない。セオドアが住んでいるのは眺望の良いタワーマンション。と言っても、見えるのは同じような高層ビルだけ。昼間の空の色はブルーというよりどこかグレー。こんなところにいると、想い出は“自分に都合よく”勝手にアップデートされていく……。 映画が始まってからしばらく、なんとも言えない切ない感じ。それでいて妙

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    wfwf 2019/04/24
    愛の復活を願って。
  • ヒプノシス〜伝説のデザインチーム

    ダウンロード/ストリーミング時代の色彩別アルバムガイド 「TAP the COLOR」連載第31回(番外編) ヒプノシス(Hipgnosis) ヒプノシスは、ストーム・トーガソンとオーブリー・パウエルによって結成された英国のデザインチーム(1968年〜1983年解散)。トーガソンは、ピンク・フロイドのシド・バレットやロジャー・ウォーターズと学生時代より親交があり、彼らのアルバムのジャケットデザインを手掛けるようになった。フロイドとヒプノシスは、ロックにヴィジュアル革命を起こす。 フロイドの作品群に象徴されるように、アーティスト名やタイトルの文字を排除した、演出された写真や斬新なデザインだけの表現手段はヒプノシスの真髄であり、ロックのレコードジャケットが芸術的なキャンバスとなり得ることを証明した歴史的な仕事だった。70年代にはコンピュータ処理に対応するため、ピーター・クリストファーソンが新た

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    wfwf 2019/04/18
  • ビッグ・リボウスキ〜怠惰な男たちをチャンドラーの世界に放り込んだコーエン兄弟作品

    『ビッグ・リボウスキ』(The Big Lebowski/1998) 何もをやっても、例えそれがどんな駄作であっても、一定の評価を得る人がいる。熱狂的かつ影響力の強いファンに支えられ、持ち上げられるからだ。小説音楽の分野に限らず、映画の世界でもこの領域に達することのできる作り手はごくわずか。ジョエル&イーサン・コーエン兄弟は間違いなくそんな映画監督/脚家だろう。 1980年代から助手や低予算インディーズで活動していた二人の名が知れ渡ったのは、90年代になってから。独特のムードを漂わせる『ミラーズ・クロッシング』(1990)やカンヌでパルム・ドールや監督賞を受賞した『バートン・フィンク』(1991)だった。映画作りを楽しむその姿勢はその後、アカデミー賞の脚賞を獲った『ファーゴ』(1996)、大ヒットした『オー・ブラザー!』(2000)と続き、 『ノーカントリー』(2007)では遂にアカ

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    wfwf 2019/04/17
  • マルホランド・ドライブ〜“こんなはずではない自分”が作り出す美しく呪われた世界

    『マルホランド・ドライブ』(Mulholland Drive/2001) 前回の『ロスト・ハイウェイ』では、『ブルー・ベルベット』『ツイン・ピークス』『ワイルド・アット・ハート』といったデヴィッド・リンチ作品で“やられた”人は決して少なくないと書いた。だとすれば、今回の『マルホランド・ドライブ』(Mulholland Drive/2001)は、“完全にやられた”人が続出した映画だった。 アイデアがやってくる時は巨大な閃光のような力を伴ってやってくる。そしてすべてのものがその中に取り込まれてしまい、魂を揺さぶる。その時点から何をすべきか知る。それが完成だ。 「リンチ世界の集大成」や「リンチの最高傑作」などと評価される作は、いつもより増して謎が多いことでも話題になった。だが、リンチ映画に“理解・解決”を求めるのは野暮というもの。そういう観点で物事を測り始めたら、デヴィッド・リンチは背を向けて

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    wfwf 2019/04/14
  • ロスト・ハイウェイ〜たった1シーンに凝縮されたデヴィッド・リンチの世界

    『ロスト・ハイウェイ』(Lost Highway/1997) 以前、デヴィッド・リンチ作品について触れた時、その独特の世界観に好き嫌いがはっきり分かれると書いた。色彩感覚溢れる映像美、拘り選び抜かれた音楽から、普通ではないクセの強い登場人物、暴力や死やセックスの表現方法まで、まさに唯一無比のリンチ・ワールドとでもいうべき時間と向き合えるかどうか。 好きな人にとっては、デヴィッド・リンチは最高の監督に違いない。小説の1ページ目から読者をがっつり引きつける作家がいるのと同じように、リンチは最初のワンカットから観る者をその強烈な世界に誘える希少な映画作家といえる。「この人にしか作れない映画」「誰にも真似できない映画」を作れる人。かといってアートフィルムと呼ぶような非商業主義でもない。 例えば『ブルー・ベルベット』『ツイン・ピークス』『ワイルド・アット・ハート』で“やられた”人は多い。言ってみれば

    ロスト・ハイウェイ〜たった1シーンに凝縮されたデヴィッド・リンチの世界
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    wfwf 2019/04/12
  • 4月のナンバーワンアルバム⑤〜ピンク・フロイド/ウイングスほか

    ★ダウンロード/ストリーミング時代の色彩別アルバムガイド 「TAP the COLOR」連載第341回〜BLACK〜 1990年代以降、ビルボードのアルバムチャートは売り上げに基づいた集計方法に変わった。さらにゼロ年代に入るとネット配信が普及してCDやアルバムが売れなくなった。その影響もあって現在のチャートはほぼ毎週のようにナンバーワンが入れ替わり、すぐにトップ10圏外へランクダウンしてしまう(その代わりに年に数枚だけビッグヒットが生まれる)。だが70〜80年代はナンバーワンになること自体が困難で、言い換えればそれらは「時代のサウンドトラック」として確かに機能していた。4月にはどんなアルバムがナンバーワンになったのだろう? あなたの好きな色は?〜TAP the COLORのバックナンバーはこちらから ピンク・フロイド『The Dark Side of the Moon』(1973) 「もう

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    wfwf 2019/04/04
  • グリーンブック〜黒人天才ピアニストとイタリア系用心棒が“南部”を旅するロードムービー

    『グリーンブック』(Green Book/2018) 第91回アカデミー賞の授賞式(2019年2月下旬)。作品賞に輝いたのは『グリーンブック』(Green Book/2018)だった。同部門で有力視されていたスパイク・リー監督の『ブラック・クランズマン』や黒人ヒーローを描く『ブラックパンサー』を抑えての受賞に一部批判があったようだが、作は人種差別問題を描きつつ、あくまでも“人間の尊厳”を描こうとした点が支持された。 と書くと、何だか難しい作品に思えるが、ストーリーは至ってシンプル。観ているうちに心がジワジワと温まってくる実話だ。実在した黒人ピアニスト、ドン・シャーリーとイタリア系の用心棒トニー・バレロンガが、キング牧師が先導した公民権運動真っ盛りの1962年、自分たちのいるニューヨークからディープサウスと呼ばれる人種差別が激しい南部へコンサートツアーを巡るというもの。 1930年生まれの

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    wfwf 2019/03/29
  • シングルス〜シアトル発グランジの熱狂を映し出したキャメロン・クロウ監督作

    『シングルス』(Singles/1992) 2018年後半以降、「平成」を回顧する企画や特集を書籍や番組、ネットやイベントなどで目に触れる機会が多くなった。 西暦にすると1989年から2019年。バブル経済の崩壊とITの浸透を通過した約30年の歴史を振り返る手法は、社会、事件、経済、カルチャー、ヒット商品など切り口は様々。懐かしんだり、再発見したりと楽しみ方は尽きない。 書き手自身も1997年に『バブル80’sという時代/1983-1994 TOKYO』という書籍を監修・執筆した際、一つの時代の始まりと終わりを描いたことがある。あの後奇しくも、世紀末やゼロ年代になってインターネットがすべてをのみ込んでいった。 なお、若者文化や東京のポップカルチャーという観点からは、『TOKYO POP CULTURE STORY〜東京に描かれた時代と世代の物語1970-2020』(外部サイト)で描写・スト

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    wfwf 2019/03/22
  • 【特集序文】Roots of Rock〜ある風景

    ロックには、二つの大きな源流がある。 たいていの文献には「黒人のリズム&ブルーズと白人のカントリーの融合」と記されている。ロックンロールという肉体を揺さぶるような音楽が1950年代半ばに誕生し、当時の白人のティーンエイジャーに強く支持され、それが1960年代半ばにはロックとなって体制や大人への対抗文化となり、次第に若い世代のライフスタイルには欠かせないサウンドトラックとなっていく……そんなところだ。 しかし、もう一度話を戻そう。 リズム&ブルーズの前にはブルーズという、想像を絶する苦難と労働を歩み続けた黒人たちの「心の叫び」があった。一方のカントリーとは、元々はマウンテン・ミュージックやヒルビリーと呼ばれ、祖国を追われてアメリカ東部のアパラチア山脈周辺のスモールタウンや村落に住み、同じように厳しい環境で貧困生活を余儀なくされたアイルランド系移民たちに根付いた「孤高の響き」だった。どちらも商

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    wfwf 2019/03/17
  • アリスの恋〜シングルマザーの前進していく力を描くロードムービーの名作

    『アリスの恋』(Alice Doesn’t Live Here Anymore/1974) これはあくまでも個人的な周囲の話だが、結婚したカップルの約半分は離婚しているように思う。子供がいないケースだと1〜3年程度、いるケースだと3〜5年(子供がまだ小さい)が多い。そして最近は再婚したという話も聞くようになった。世の中的には結婚する4組に1組は再婚だそうだ。 子供がいる人たちが再婚で結ばれる。子供がいる相手と一緒になる。そんな再スタートの形を「ステップファミリー」と呼ぶらしい。日もこれからこういった家族が増えていくだろう。ちなみにシングルマザーに娘がいる、シングルファーザーに息子がいる方が、子供の視点からはステップファミリーは成立しやすいという。「同性の相手に自分の親を取られる」というライバル視や心配が少ないからだ。 『アリスの恋』(Alice Doesn’t Live Here Any

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    wfwf 2019/03/14
  • あのライヴ盤はどれだけ売れているのか〜アンプラグドで2600万枚を売ったギタリストは?

    あのライヴ盤はどれだけ売れているのか? 今回は「ライヴ盤」に絞り込んだセールスランキングをお届け。 CDが売れなくなった現在、アーティストたちのライヴに注目が集まっている。そこには一夜の夢があり、興奮があり、感動がある。ライヴアルバムに耳を傾けることは、部屋や車の中でそれをいつでも共有し、アーティストの熱い演奏や歌と一体化できる特別な時間でもある。 *セールス枚数はRIAA(全米レコード協会)などのデータ(2022年4月現在)を参考にした全米編。()内の数字はリリース年度とビルボード最高位。 【300万枚】 ○ジョニー・キャッシュ『AT FOLSOM PRISON』(1968/13位) ○ジョニー・キャッシュ『AT SAN QUENTIN』(1969/1位) ○エルヴィス・プレスリー『AS RECORDED AT MADISON SQUARE GARDEN』(1972/11位) ○アース・

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    wfwf 2019/03/13
  • ロッカーズ〜『ハーダー・ゼイ・カム』に続くジャマイカとレゲエを描いた名作

    『ロッカーズ』(Rockers/1978) ジャマイカの心臓の鼓動をとらえたレベル・ミュージック=レゲエが、世界に放たれたのは1972年のこと。初の自国製作映画『ハーダー・ゼイ・カム』と、翌年にリリースされることになるザ・ウェイラーズの『Catch a Fire』が録音されたのだ。 ローリング・ストーンズもエリック・クラプトンもスティーヴィー・ワンダーも、この新しい音楽に魅了された。そして映画に主演してサウンドトラックも歌ったジミー・クリフや、ラスタファリアニズムやドレッドロックスを広めたボブ・マーリィらが有名になった。また、イギリスのロンドンやバーミンガムではジャマイカ移民たちをルーツとしたブリティッシュ・レゲエ・シーンが活発化。同時期のパンクやニュー・ウェイヴ(例えばザ・クラッシュやブロンデイやポリスなど)にもその影響は浸透していった。 かつてアメリカのR&Bやソウルに影響を受けながら

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    wfwf 2019/03/07
  • あのサントラ盤はどれだけ売れているのか〜世界で4500万枚を売った女性歌手は?

    今回は「映画のサウンドトラック盤」に絞り込んだセールスランキングをお届け。 サントラは複数のアーティストが参加するVarious Artistsタイプと、単独かメインのアーティストが立つものに大きく分けられる。さらに前者は映画のために新たに録音されたもの、古いヒット曲を集めたもの、両者をミックスしたものなどがある。後者はそのアーティストが映画に主演しているケースもある。音楽を聴きながら映画のワンシーンが思い浮かぶのも、サントラの楽しみ方の一つだ。 *セールス枚数はRIAA(全米レコード協会)などのデータ(2022年3月現在)を参考にした全米編。()内の数字はビルボード最高位とリリース年度。なお、2枚組は1セットではなく2枚分としてカウントされている。今回はディズニーアニメやTVドラマも含んだ。 まずは300〜700万枚を売ったのは? 【300万枚】 ○『ウエスト・サイド物語』(1位/196

    あのサントラ盤はどれだけ売れているのか〜世界で4500万枚を売った女性歌手は?
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    wfwf 2019/03/04
    資料性高い。