日本海で操業していた島根県のカニ漁船「第68西野丸」が、ロシアの警備艇に連行されたことが2日、県への取材で分かった。乗組員10人は全員日本人で、健康状態は問題ないという。 島根県水産課によると、漁船は利見水産(同県出雲市)の所有で、1月30日にロシアに連行されたという。水産庁から県に同日、連絡があった。 在ウラジオストク日本総領事館によると、30日朝にロシア当局が日本海から極東ナホトカに連行した。総領事館は「事案は把握している。情報収集に努め、適切に対応したい」とコメントしている。 ナホトカはウラジオストクから東に約90キロの港町。