アニメ化記念ということで、ネタバレがない程度に青い花の紹介でも。あらすじもなしで。 作品のうたい文句は「ガール・ミーツ・ガール」であり、実際に同性愛を扱っていて、それがテーマなのは間違いないですが、この作品の一番の見所は、その繊細な心の動きと、最小限の表現で描かれる独特の世界観、それとつらいこともあるけど楽しい、些細な日常の描写ではないかと思います。いわゆる高校恋愛モノです。ただ主人公の好きな人が同性なだけです。 日常の細かい会話がごく自然に描かれているだけなんですけど、それだけで面白いと感じさせることができる漫画家はそうは居ません。「なんでもない日常が一番」が徹底している漫画家さんだと思っています。 入学式で新しい制服楽しみ、とか、お嬢様学校素敵、とか デートの前日に部屋の模様替えはじめちゃう、とか イヤだと言えずに周りに流されてしまう、とか 意固地になって見栄はってしまう、とか 思い余