大阪市教委の公募で昨年4月に着任した市立小学校の民間出身の男性校長が校内の金庫からPTA会費約10万円を持ち出すなどの不適切な現金管理をしていたとして、市教委が調査していることが14日、分かった。市教委によると、校長は業者への代金支払いのために持ち出したと説明しているが、持ち出してから約1カ月間、支払いを滞納していた。市教委は他の現金管理に問題がなかったかも調べ、処分を検討する。卒業生へ贈る物品代なのに… 市教委によると、3月、当時の教頭が卒業式で卒業生に贈る物品代としてPTAから現金を預かり、金庫に保管。その後、4月1日付で異動することになり、校長に引き継いだ。 4月上旬、業者から未払いの連絡を受けた新教頭が市教委に相談し、発覚した。校長は3月中旬ごろに現金を金庫内から持ち出したとみられる。4月上旬の市教委の調査に校長は封筒を見せ「これから支払いに行く」と説明したが、実際に支払われたのは