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ブックマーク / medt00lz.s59.xrea.com (27)

  • 人は禁じられた方向に努力する - レジデント初期研修用資料

    組織やチームの文化というものは、スローガンや目標ではなく、日常の動作やおしゃべりにおけるちょっとした制約が作り出す。 「全部英語」は極端であるにせよ、その会社、その組織、その業界独自の言葉や言い回しを作ったり、あるいは「その場で発してはいけない言葉」を作って共有すると、その場には独自の空気が生まれる。外から入ってきた人が「その組織の人」になるまでの時間は、そうした空気がある場所では大幅に短くなっていく。 制約が空気を作る 「ノー」を禁じた組織には、「ノー」を表現するための語彙が増えていく。「現実的に」を禁じた会議室からは、実際に実現できるアイデアが増えていく。 何か到達したい状態があるのなら、それを目標として声高に叫んでみせるよりも、目標と反対側の単語を禁じてやると、人間は案外、その方向に能力を発揮する。 内科医の会話から「外科」という言葉を禁じると、「外科に相談」みたいに便利な言葉が一切

  • 「ない」ことと「必要ない」こと - レジデント初期研修用資料

    単なる自由には意味がない 自由というものは、不自由が作り込まれてはじめて意味を持つ。 飛べるようになった人間は、飛べない人間に比べればたしかに自由かもしれないけれど、「行く手を阻む壁」や「飛び越えられない谷」が存在しない現代社会なら、鳥人だってたぶん、電車に乗って移動する。「できる」だけでは足りなくて、それが切実な機能として要請されて、世界はようやく書き換わる。 あるべきものがない状態は不自由を産んで、それがどれだけきれいな機械であっても、ユーザーはどこかで妥協を感覚してしまう。 ボタンのない機械は不便 最近のタブレット端末にはボタンがついていない機種が多くて、ボタンだらけの携帯電話に比べれば、タブレットの佇まいはたしかにきれいなのだけれど、使っているとやっぱり、たまにボタンがほしくなる。単なる「ない」を「必要ない」に変えるためには、機械の側に、「それがいらない」機能を作り込む必要があって

  • 面白い物を生み出す仕組み - レジデント初期研修用資料

    出版社ごとの、文化というか、時間の流れかたについて。 原稿は忘れた頃にやってくる ずいぶん昔、所属医局で教科書を書くなんて話が持ち上がったときには、ずいぶんゆっくりとした流れだった。 企画書が回ってきて、分野ごとに担当執筆者が決められて、締め切りはたしか、3ヶ月ぐらい後だった。時間の流れかたは、締め切りが遠いとずいぶん速くて、「そのうち書こう」なんて思った原稿はそのままになって、最後の数週間、大いに慌てた。実際に「締め切り」が来て、原稿はもちろんそろわないから、それからまた、ずいぶん時間がたった。 原稿を書いたことすら忘れた頃、印刷物になった原稿が、手元に帰ってきた。みんなでそれに赤で訂正を入れて、たぶん訂正したのはそれっきりで、原稿はになった。 今でも時々、上の先生がたがを書く。やっぱり「忘れた」とか「忘れた頃に」なんて言葉は多くて、出版のペースは、そんなに変わっていないような気がす

  • 西原理恵子の言葉 - レジデント初期研修用資料

    西原理恵子の新刊 「この世で一番大事なカネの話」からの抜き書き。 努力のしかた 順位に目がくらんで、戦う相手を間違えちゃあ、いけない 目標は「トップになること」じゃない。これだけは譲れない、大切な目標を実現すること 肝心なのは、トップと自分の順位を比べて卑屈になることじゃない。最下位でも出来ることを探すこと。自分の得意なものと、限界点を知ること。やりたいこと、やれることの着地点を探すこと。最下位の人間には、最下位の戦いかたがある 「どうしたら夢が叶うか」って考えると、全部あきらめてしまいそうになる。「どうしたらそれで稼げるか」って考えれば、必ず、次の一手が見えてくる 「カネ」を失うことで見えてくるもの 銀玉親方に教わったのは、まず「負けてもちゃんと笑っていること」。これはギャンブルのマナーの、基中の基 ギャンブルでした失敗を、もし、どうにも笑えなくなったなら、それはもう、その人が受け止

  • レジデント初期研修用資料: 技術の接木可能性

    レジデント初期研修用資料 引っ越し前の旧blogです。新しいアドレスは http://medt00lz.s59.xrea.com/wp/ になります 技術は過去に蓄積してきたものの延長線上にしか発達しえないし、 そうではない、当に画期的な提案というのは、たいていの場合過去によって潰されてしまう。 それが優秀であろうが無かろうが、今までみんなが使ってきた技術というものは、 「みんなが使った」そのこと自体が価値をもって、もっと優秀な技術が出てきても消えない。 たとえそれが虫垂みたいに事実上不必要なものになっても、消え去ることはない。 未来に可能性のある技術が生き残るとは限らない。技術の行く末を左右するのは、 むしろ過去の蓄積に対する「接木」の行い易さであって、接木可能性を持たない、 蓄積してきた過去の書き換えを要求するような技術は、それがどんなに画期的なものであっても、 それが発展する可能性

  • ネットからお金を引っ張る方法 - レジデント初期研修用資料

    レジデント初期研修用資料 引っ越し前の旧blogです。新しいアドレスは http://medt00lz.s59.xrea.com/wp/ になります ネット世界では、欲求を満足させるための手段は常に複数提供されて、 たいていの場合、その中にほとんど無償に近いやりかたが隠れている。 何を販売しても「無料」ルートが存在する、そんな世界でお金を引っ張ろうと思ったならば、 対価を支払うことそれ自体が、自分の満足ではなく、 他者からの賞賛につながる仕組みを作らないといけない。 「機能の価値」と「目線の価値」 ものの価値には機能的な側面と、自意識的な側面とがある。 それが物体であれサービスであれ、対価を支払って何かを購入する行為は、 その人が持つ機能を変化させるとともに、その人に注がれる視線の質をも変化させてしまう。 目線からの自由がありえないネット世界では、自意識は常に他者からの査定を受ける。 ごく

  • レジデント初期研修用資料: 圧力ゲームの遊びかた

    レジデント初期研修用資料 引っ越し前の旧blogです。新しいアドレスは http://medt00lz.s59.xrea.com/wp/ になります 「感情や力に訴える」「論理で詰める」「第三者の力を利用する」。 この3つのやりかたは、それぞれじゃんけんのような 相補的な関係を持っていて、世の中は「圧力のじゃんけん」 を繰り返しながら廻っている。 強弁とか恫喝、あるいは弱さを強調するようなやりかたに対しては、 警察力や訴訟の話、あるいは行政機関の紹介といった第三者の力で対抗する 訴訟をちらつかせたり、あるいは市民団体みたいな人達の圧力に対峙するには、 専門的な、理を尽くした話を展開したり、「1000冊読んでない人がSFを語るなんて」 みたいな専門家の壁を利用したりするのが正解 自分の知らない専門的な話題、あるいは持っている知識量の差で負けが確定する ような状況に追い込まれたときは、「逆ギレ

  • 「笑い声」が聞こえる頃 - レジデント初期研修用資料

    レジデント初期研修用資料 引っ越し前の旧blogです。新しいアドレスは http://medt00lz.s59.xrea.com/wp/ になります 最近ちょっと思うのは、ブランドというものを作ろうとするにあたっては、 顧客に対するスタンスを明確にしなければならないなということだ。 (中略)明確にした上では、当然ながら、お客さんを「断る」こともありうる。 むしろ明確になればなるほど、それと異なるお客さんを断らなくてはならない。 (中略)「誰なら断ってもいいか」ということを 先にはっきりと決めておくことが、ブランドの観点からも重要だと思う。 その手の明確な「諦め力」「割り切り力」は、車輪の片輪だ。 広告β:ブランドを作るために割り切るということより引用 家庭医学のこと アメリカで家庭医学を学んだ先生と働かせていただいたことがある。 家庭医学は一般内科のプロ中のプロ。何でも診るし、どんな

  • いやな予感の伝えかた - レジデント初期研修用資料

    レジデント初期研修用資料 引っ越し前の旧blogです。新しいアドレスは http://medt00lz.s59.xrea.com/wp/ になります 集中治療室の仕事というのは、人間と機械との共同作業。 集中治療室の患者さんは、体中センサーだらけになってベッドに横になる。 患者さんは意識がなかったり、呼吸器につながれて鎮静されていたり。 体中電線だらけ、機械だらけ。診察もろくにできない。 集中治療室では、センサーが伝えてくれる数字の情報が頼り。 リアルタイムで変化する数字をモニター画面で追っかけながら、薬を調節したり、 人工呼吸器を調節したり。 「数字だけ見て何かするだけなら、この仕事は、完全に自動化できるんじゃないのか?」 みんな一度は考える。実際、インテリジェントICU の実験は論文になっているし、 人工呼吸器制御のインテリジェント化はもう実用にもなっている。 個人的には、これは絶対使

  • レジデント初期研修用資料: 「信じたがる人」に伝わる意見

    レジデント初期研修用資料 引っ越し前の旧blogです。新しいアドレスは http://medt00lz.s59.xrea.com/wp/ になります 理性的な、あるいは科学的な「いい考え」というのは実世界ではなかなか受け入れられない。 その一方で、「納豆がダイエットに効果的」とか、「この壺買えば人生勝ち組み」みたいな考え方は 大流行。 「いい考えかたが広まる」というのは机上の空論。広まった考えかたが、事後的に「いい」ものとして 認知されるのが世の中。 広まる考えかたと、そうでない考えかたとを分けているのは、たぶん「信じたがる人」 たちを意識した発信を行っているのかどうかだと思う。 「優越感ゲーム」のルール 世の中を支配しているのは、優越感という万能通貨。 経済的な力。社会的な地位。目に見えない名声や、賛同者の数といった社会の様々な パラメーターは、「優越感ゲーム」というメタルールの元ではお

  • 楽しい文章と広まる文章 - レジデント初期研修用資料

    レジデント初期研修用資料 引っ越し前の旧blogです。新しいアドレスは http://medt00lz.s59.xrea.com/wp/ になります 「コンペに勝つ」という建築のからの抜書き。 「予選通過」の技術 審査員が誰なのかを読む :審査員との相性が厳として存在するから、その人に合わせた企画を作らないと通らない 募集要綱をしっかり読み込む :自分のイメージを決めてしまって要綱をないがしろにすると、審査員は読んでくれない 第一印象のインパクト :コンペは何千通もの企画を10個ぐらいに絞るところから始まるから、第一印象が薄いと予選を通れない テーマを絞る :一つのアイデアでなく、あれもこれもとやると印象が薄れてしまう 最終選考を勝ち抜く技術 流れを読む:ライバルはどんな提案をするのか、審査員はどんな議論をするのかを予測して、最終審査に強い提案を作る 社会的リアリティ:建物の実現可能性で

  • 土木の言葉で経済を喋る - レジデント初期研修用資料

    レジデント初期研修用資料 引っ越し前の旧blogです。新しいアドレスは http://medt00lz.s59.xrea.com/wp/ になります 組織や経済を土木の言葉で表現する、そんな妄想。 組織を砂山で近似する 一つの会社組織なんかで、中の人達をお給料の高い順に並べると、ちょうど砂場の山みたいな 形を作る。 山のような形に必然性があるのだと妄想できるなら、土木をやっている人達の言葉が、 組織あるいは経済を説明する言葉として使えるようになるかもしれない。 山のパラメーター 高さ:山の高さは、組織内の最高給与額。普通は会社で一番偉い人の年棒 角度:山の斜面の立ち上がりかた。社内での給与分布が平等なのか、格差上等なのか 底辺の大きさ:会社の中で「下層」を作る人の人数 山の形を安定させるには、この3つのパラメーターをバランスさせるのが大切。 山の大きさ、山を作るための土や砂の性質が変わると

  • 「集合知」を意図した発信 - レジデント初期研修用資料

    レジデント初期研修用資料 引っ越し前の旧blogです。新しいアドレスは http://medt00lz.s59.xrea.com/wp/ になります せっかくこれだけの人が集まったんだから、なんかやりましょう…といったご意見に対して。 「集合知」の楽しさと「祭り」の怖さ ネット世界で話題になっている「集合知」。 多様な意見の集積というものは、しばしば優秀な個人の能力をも超える ネット世界では、これが当に実現するときと、単なる衆愚になってしまうときと、 両極端。集合知が成立する要件のなかで、 けっこう大切なのは、「違いが楽しい」と思えることだと思う。 集合知の代表例としてとりあげられるのが、牛の体重当てコンテスト。 「大きな牛を連れてきて、会場に集まったお客さんが思い思いの体重を書き込んで集計すると、 その平均値は牛の体重を極めて正確に当てる…」というあれ。 対照的なのが、blog の「炎

  • レジデント初期研修用資料: 鎮火のための爆破メソッド

    レジデント初期研修用資料 引っ越し前の旧blogです。新しいアドレスは http://medt00lz.s59.xrea.com/wp/ になります 原油火災を消火するには イラクがクウェートに侵攻したあと、撤退したイラク軍は、油田に火をつけた。 燃料の上におきた火事。こうなると、水を撒いたって消えない。 こうした火災を消すのには、爆薬を使う。 炎上している原油井戸の周囲に爆薬を置いて、炎ごと爆破する。 爆発の瞬間、燃料と酸素と、両方の供給が一瞬途絶えるから火は消える。 そのタイミングを見計らって、井戸のバルブを閉鎖すると、消火できるのだという。 炎を維持するのは、意外に難しい。 燃料や酸素の供給が少なすぎれば、火は消える 燃焼速度が上がりすぎたり、酸素の供給が過剰になったりすれば、炎は「爆発」して、燃焼を維持できない 炎を維持するには、燃料の供給や燃焼速度を、一定の範囲内に保ちつづけない

  • NHK「日本の、これから」 - レジデント初期研修用資料

    レジデント初期研修用資料 引っ越し前の旧blogです。新しいアドレスは http://medt00lz.s59.xrea.com/wp/ になります 総括 「医療、安心できますか?」という副題。 医療者、厚生労働事務次官、患者代表、メディアがそろう討論番組とあって、興味があった。 舞台立てとしては、真ん中に司会者、タレント、厚生労働事務次官氏、医師代表の田先生、 医師会長、医療ジャーナリスト氏が集結。 それを取り囲んで、患者代表、地方自治体代表、医師代表がそれぞれ15人ぐらいずつ集まる。 結論は、厚労省の完全勝利。医師全面敗北。 番組開始と同時にドレスコードの違いが目に付く。患者、医師、 司会者まで含め、登場者はみんなノーネクタイで、 ラフな格好。髪型もバラバラ。そんな中で、厚生省事務次官だけがネクタイにスーツ。 ホームページを見ると、司会者も普段はネクタイをしている。 今回のノーネクタ

  • レジデント初期研修用資料: blogの書きかた

    レジデント初期研修用資料 引っ越し前の旧blogです。新しいアドレスは http://medt00lz.s59.xrea.com/wp/ になります 普段気をつけていることとか。 数字的なもの XREA のアクセス解析では、調子のいい日はこんな感じ。 リクエスト成功件数: 43,599 異なるサービスホスト数: 6,525 データ転送量: 1.00 ギガ (10億) バイト ディレクトリごとのアクセスは以下のとおり。 リクエスト数: バイト数の割合 (%): ディレクトリ ------------: ------------------: 15708: 35.40%: /blog/ 8641: 16.90%: /man_2004/ 2353: 9.77%: /monitor/ 2374: 8.03%: /echo/ 1220: 7.82%: /stecg/ 3274:

  • 蓄積する経験と変成する経験 - レジデント初期研修用資料

    レジデント初期研修用資料 引っ越し前の旧blogです。新しいアドレスは http://medt00lz.s59.xrea.com/wp/ になります 経験には知識として蓄積するものと、変成してしまうものとがある 蓄積する知識は書物などから取り入れた抽象的なものが多く、 変成する知識は実世界の人間がかかわったものが多い 蓄積した経験は未知の体験に対する耐性を作り上げる一方、 変成する経験はその人の思考過程自体を変える 変成していく体験を重ねることで、蓄積した雑多な知識は査定され、 整理されて、実世界で活かせるようになる はじまりはSF から 屋から、SF 小説が減っている。 ちょっと前までは、SF 小説を置いていない屋なんてありえなかったのに、 最近はもう絶滅寸前。 SF棚の中でのニッチを失い、かつてあった広大な領土には、 今は漫画文庫とライトノベルが並ぶ。 屋に平積みされている

  • 「みんな」と「あなた」の使い分け - レジデント初期研修用資料

    レジデント初期研修用資料 引っ越し前の旧blogです。新しいアドレスは http://medt00lz.s59.xrea.com/wp/ になります 戦いというのは、結局のところ戦力の大きな方が勝つのだけれど、 どれだけ大きな戦力を用意すれば勝てるのか、という問題には、 「ランチェスターの戦争法則」という解答案がある。 剣のような原始的な武器を用いた接近戦では、戦力は兵士の数に比例する。 味方側に航空機や大砲といった「飛び道具」がある場合は、戦力はお互いの数の二乗に比例する 敵味方とも槍や刀しか持っていないときは、戦いは接近戦となり、「一人が一人を倒す」戦いになる。 味方側に10倍もの兵士がいても、10人が一人の敵に殺到できるわけではないから、 敵の兵士の数と同じだけ、味方の犠牲者が出てしまう。犠牲になる兵士の数は変わらない。 ところが、飛び道具が使える戦いになると、話は違ってくる。 航空

  • あいまいさのもたらす豊かさ - レジデント初期研修用資料

    レジデント初期研修用資料 引っ越し前の旧blogです。新しいアドレスは http://medt00lz.s59.xrea.com/wp/ になります 病室の中に心電図モニター置かれるようになってから不自由になった。 どうしようもない病気で亡くなる人の病室。 昔は、家族の方が病室に集まって、人が息を引き取るのをずっとみていた。 息が止まってから、実際に心臓が止まるまでの間には、けっこうな時間がある。 医者はみんな、ナースルームでモニターをみていて、 心停止が何分か続いたのを確認してから病室にいく。 死は「見送る」ものだった。 移動可能な心電図モニターが安くなって、 個室にもモニターが入るようになった。 心電図モニターは、生死の境界を可視化する。死は見送るものから、「待つ」ものへと 変貌した。 今は、息を引き取る患者さん自身を見る人なんか誰もいない。 みんな心電図モニターい入るように見つ

  • 空気の取り扱い説明書 - レジデント初期研修用資料

    レジデント初期研修用資料 引っ越し前の旧blogです。新しいアドレスは http://medt00lz.s59.xrea.com/wp/ になります 要約 空気は操作できる。 空気を読める人とそうでない人、空気を操作できる人とそうでない人との差というのは、 「空気が扱える」ことに自覚的であるかどうかが大部分だと思う。 基操作は以下の4つ。 締める 緩める 押す 引く 空気の締め具合、緩め具合を調節するのは以下の3つ。 チームが直面した問題の重要さ チームメンバー同士の物理的な距離 リーダーの言葉遣いや、身振り手ぶり 「押す」「引く」というのは、プレゼンテーションのやりかた。 「押す」やりかたは普通に要望を伝える。誰でも伝わる代わりに反発も来る。 その反発力を利用することもできる。 「引く」やりかたは、チームメンバーの何割かが知っている「お約束」に訴える。 知らない人は仲間になろうとして、