大阪大学は4月20日、クリアファイルに取り付けてフルフェースシールドとして使うことができるフレームの量産化と医療機関への無償配布を実施するため、クラウドファンディングを開始した。 医療物資の備蓄が不足する中、新型コロナウイルス感染症の診察や治療にあたる医療従事者を飛沫(ひまつ)や接触による感染から守ろうと、大阪大学大学院医学系研究科の中島清一特任教授らは、眼鏡製造販売会社のシャルマン(鯖江市)と協力し、身近にあるクリアファイルを活用したフルフェースシールドを開発。クリアファイルに取り付けるフレーム部分は3Dプリンターで製作可能で、4月3日には3Dデータをウェブ上で無料公開した。 公開したデータを元に3Dプリンターで出力したフレーム作りの活動は広まってきているが、1つのフレームを作るのに約2時間を要するため、医療機器開発の分野で連携協定を結ぶ東大阪市に量産の協力を要請。市は、市医工連携研究会
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