遊郭と性病遊郭…かつての合法的な売春街…と言ってしまえば男の天国、無味乾燥な性欲の掃きだめですが、遊郭には実は様々な役割がありました。 一つは「犯罪者ホイホイ」。男というものは、大金を手にしたり、犯罪のような大きなことをすると、何故か女のぬくもりが恋しくなる変な習性があるそうです。「大きなこと」をすると母親の懐(母胎)に戻りたくなるのでしょうか。 ウソ!?と思われるかもしれませんが、江戸時代の吉原遊郭の設立理由の一つにそれが挙げられているし、戦前のベテラン女郎や遣り手、娼婦はそういう人間、犯罪者やヤクザなどを嗅ぎ分ける独特の嗅覚を持っていました。 一発ヤってぐったりしている男の耳元で、女がささやきます。 そのままトイレヘ…行くふりをして遣り手か1階の楼主に報告、臨検という名目で警察が踏み込み男は御用。廃娼論が湧き上がっても遊郭が成立していたのと、私娼窟が「性病検査だけちゃんと受けてや」とい