今日、僕は彼女の胸チラを見た。 そのとき僕は、渋谷のABCマートにいて、彼女はそこでハイカットのコンバースを試しているところだった。 たぶん25歳くらいだろうか。ぼくがみたところ胸のサイズはEより上だと思う。 具体的なサイズは分からないが、少なくともハイスクールの同級生の目線は、彼女の首より下ばかり見ていただろう。 5月末になり、段々と薄着でも過ごしやすい季節になってきている。 玄関を開けて、息を吸い込んだ瞬間、青々とした木々の香りが、これからくる6月の湿気をのせてぼくの鼻腔を刺激する。 彼女は、アスクルが運ぶコピー用上質紙よりも白いワンピースを着ていた。 豊満な乳房が、雪どけを待つウサギのようにその胸元からこちらをうかがっていた。 165cmくらいの彼女が前屈みになったとき、ぼくはたまたま彼女の目の前にいた。 僕は、持てる限りの集中力を持って、隣の棚のVANSのスニーカーの値札に向かおう