「スマホ時代の考え方に変わり切れていなかった」 続発したKDDIのLTE通信障害、原因と対策は(1/2 ページ) 「ご迷惑、ご心配おかけし、改めてお詫び申し上げます」――KDDIの田中孝司社長は6月10日、4G LTEの通信障害が相次いだ問題について謝罪会見を開いた。障害は、「MME」(Mobility Management Entity)と呼ばれるLTE基地局制御装置のバグが起因となって発生。同社は総額300億円の設備投資を追加で行うなどしてバグやミスが起きても障害につながらない体制を整え、再発防止に努める。 障害の起因となった2つのバグ 障害が発生したのは、4月27日、5月29日、30日。東京都、神奈川県、山梨県の一部のユーザー(それぞれ60万人前後)で、LTEデータ通信ができないか、利用できないか、利用しづらくなったほか、29日には音声通話がしづらい障害も発生した。 障害の影響時間と
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