濃霧の中でも、車載のカメラで周囲の車両やガードレールなどを認識し、リアルタイムに車内のディスプレイに表示する──NTTコミュニケーションズ(NTT Com)などは2月12日、そんな実証実験を大分県で実施したと発表した。 熱を検知するサーマルカメラと4Kカメラで撮影した画像を、4G LTEか5G回線を介してクラウドに送信。クラウド上の画像認識エンジンで、前方を走る車両、高速道路の白線、ガードレールなどを認識する。その結果を運転席のディスプレイに表示し、ドライバーの運転を手助けする。 実験は東九州自動車道(1月28日)と昭和電工ドーム大分(2月6~7日、12日)の2カ所で実施。NTT Comの他、大分県、オートバックスセブン、大分交通、NTTドコモ九州支社が参加した。結果を踏まえ、「濃霧の高速道路でも安全に走行できる運転補助システムを確立する」(NTT Com)としている。 関連記事 AI搭載