日立製作所は2023年6月29日、統合システム運用管理製品「JP1」の最新版である「JP1 Version13」を6月30日から販売開始すると発表した。同製品の最新版ではシステム全体の状況を可視化する「オブザーバビリティー(可観測性)」を強化している。 具体的にはコンテナの動的配置やクラスタ視点の稼働監視など、クラウドネイティブなシステムの稼働に関わる情報の収集機能を強化した。JP1 Version13では、オンプレミスと各種クラウドにまたがった業務サービスの視点でシステムの健全性を把握できるダッシュボードなどを提供する。 「JP1という1つのツールで全て監視できるように強化した。従来は別の監視ツールなどと連携して対応していた」と日立製作所マネージドサービス事業部クラウドマネージドサービス本部運用管理プロダクト&サービス部の伊藤啓多主任技師は説明する。 JP1 Version13の新機能が
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