
2025-03-14 広島市大・TIS・A&D・帝人、IoT・ウェアラブルデバイスの接続性・連携性を助長する国際標準規格を発行 ウェアラブルデバイスは、取り扱う信号の形式などがメーカや機器ごとに異なるため、「メーカA社とメーカB社の機器を同時に接続できず、データ連携や共有がしづらい」などの課題を抱えている。 こうした中、公立大学法人広島市立大学、TIS株式会社、株式会社エー・アンド・デイ、帝人株式会社は、日本からの新規国際標準としてIEC(国際電気標準会議)に提案し、2021年に審議が始まった「ウェアラブルセンサ信号のコンテナフォーマット」の国際標準規格が、2025年2月に「IEC 63430」として発行されたと発表した。 4者はこれまで、ウェアラブルデバイスでの上位レイヤーから下位レイヤーまでのセンサ信号を共通的に処理できるよう、信号のやり取りを「コンテナ」化する技術仕様一連の策定作業を
発電大手のJERAが発電所設備の運用と保守を効率化する「デジタル発電所(Digital Power Plant、DPP)パッケージ」を開発し、2024年12月までに国内で運営する26拠点の発電所すべてに導入を完了した。DPPパッケージは発電所の設備データを一元的に収集し、設備の状況を可視化して分析するもの。同システムによって、計画外のダウンタイムの削減や、稼働効率の向上による燃料費削減を実現した。遠隔からの監視も可能となり、発電所運営の工数も削減した。 発電所設備を遠隔監視するG-DAC(Global Data Analyzing Center)の様子。東京都中央区日本橋のオフィス内に設置されている。 DPPパッケージと遠隔監視を担う「G-DAC(Global Data Analyzing Center)」は、2023年度の1年間で約43億円のコスト削減効果をもたらした。2023年度におけ
「AWS IoT初めて触ってみたいんだけれど、やっぱりラズパイ買うところから?」 「とりあえずPCにMQTTクライアント入れてやってみたらええで」 「IoT始めるならラズパイ買ってから!」と思う人も多いと思いますが、IoTでよく利用されるMQTTプロトコルにまず触れるには、手元のPCにMQTTクライアントをインストールして試してみるだけでも、十分AWS IoT Coreの基本的な動作は確認できます。 この記事では、AWS IoT Coreを始めて触ってみようという方に向けて、MQTTクライアントのMQTTXを利用したクライアントPCとAWS IoT CoreとのMQTT接続方法を、ステップバイステップでお届けします。 深淵なるAWS IoTの世界に触れる最初の一歩にこの記事がなれば幸いです。ほな、いってみよ! なぜAWS IoT Coreを学ぶ時に、MQTTクライアントツールを使うのか?
IoTとは? IoTは(Internet Of Things:モノのインターネット)とは、現実世界の情報をデジタル情報として把握し、人が意味ある情報として提示したり、設定した制御を自動的に行ったりするものだ。 一般的な流れとしては、センサやデバイスが取得したデータを、ゲートウェイが受け取り、クラウドが理解できるようにプロトコルの変換など行い、そのデータをクラウドへ送信することで、分析や可視化を行う。 関連記事:今更聞けないIoTの基本 これまでは、IoTにおけるAI活用は、クラウド上にアップロードされたデータを機械学習やディープラーニングによって解析・判断するというケースが多かったが、STマイクロエレクトロニクスは、センサ側にてAI処理を行うことができるMEMSセンサを提供している。 そして今回、このMEMSセンサ内のAIの設定ができる「ST AIoT Craft」というツールを発表した。
ニワトリが先のアプローチでIoT導入、まずはラズパイで生産管理指標を可視化せよ:あらためて取り組む中小製造業のIoT活用(3)(1/2 ページ) 本連載では、あらためて中小製造業がIoT導入を進められるように、成功事例を基に実践的な手順を紹介していく。第3回は「IoTによる製造工程管理の強化」をテーマに、ラズパイを活用した生産管理指標の可視化手順と管理のポイントについて解説する。 IoT化を進める際には「卵が先かニワトリが先か」の議論に陥りがちです。卵が先のアプローチで体系的に工場管理の全てをデジタル化してもシステムを導入するまでに何年もかかりますし、せっかくシステムができても現場が使いこなせず全く新システムが定着せず、以前までに慣れたやり方に戻るケースが多くあります。 だからこそ、ニワトリが先のアプローチを取り、まず現場にハードルが低く効果が出やすい箇所に対してIoT導入を行い、その効果
ホンダ発のベンチャー企業「Ashirase」(アシラセ、東京都港区)は9月30日、視覚障害者向けに靴に取り付けた装置が振動で道案内してくれる世界初の装着型振動ナビゲーションシステム「あしらせ」の量産モデルを10月1日から発売すると発表した。
こんにちは。エンジニアの八尾です。 今回ですが、自宅で余っているESP32をAppleのAirTagのように動作させてみました。 ESP32をAirTagのようにBluetooth信号を発信し、その位置を追跡可能にするオープンソースプロジェクト OpenHayStack を紹介します。 OpenHayStackは、Appleの「Find My」ネットワークを利用して、自作のBluetooth端末を追跡できるオープンソースプロジェクトです。(Find My Networkに接続するため、MacOSのメールアプリにプラグインとしてインストールして動作させます。) プロジェクト内のPythonスクリプトでESP32などの端末にファームウェアを書き込むことで、端末に電力を供給した際に自動的にBluetooth信号を発信させて、端末の位置を追跡することができます。 https://github.co
SMKは11日、電子機器に使われるコイン型電池「CR2032」を代替する業界初の自立給電型コインバッテリーモジュールを開発したと発表した。周囲の環境から微小なエネルギーを得て電力に変換する技術「エナジーハーベスティング」を活用したもので、自転車アクセサリーやリモコンなどCR2032を使う機器の電池交換を不要にする。 太陽光発電と、無線通信であるブルートゥースの省電力規格「ブルートゥース・ロー・エナジー(BLE)」をモジュールとして一体化した。既存のコイン型電池ボックスに収まるコンパクト設計により、「現行の製品デザインを踏襲したい」「電池交換を不要にしたい」「通信機能を追加したい」といったニーズに対応することが可能だ。 電池や太陽光セル、通信回路、各種センサーを一体化してコイン型電池のサイズに収めている。外部アンテナによるワイヤレス給電にも対応することで、太陽光発電による充電が利用しにくい場
この記事のポイント 「IFA 2024」で発表された SwitchBot 新製品「SwitchBot CO2 センサー(温湿度計)」と「SwitchBot 温湿度計 Pro」が、日本国内 SwitchBot Japan 公式サイトに登場 「SwitchBot CO2 センサー(温湿度計)」が税込み 7,980 円、「SwitchBot 温湿度計 Pro」が税込み 3,480 円 まだ販売や予約は開始されず IoT デバイス No.1 ブランド SwitchBot は先日 2024 年 9 月 6 日(金)に、ドイツ・ベルリン開催家電見本市「IFA 2024」において、新製品を一挙 7 製品も発表しました。 発表されたのは、以前よりその存在が判明していた「SwitchBot 温湿度計 Pro」「SwitchBot CO2 センサー(温湿度計)」「SwitchBot ロールスクリーン」「Swi
暑い。とにかく暑い。この記事を書いているのは、夏真っ盛りの8月初旬である。毎日のように「全国各地で猛暑日」などという、聞くだけでぐったりするようなニュースが流れてくる。 そんな暑さにうんざりしたので、この強烈な日差しを逆に利用できないかと考えた。真夏の屋外で使用する、夏専用のガジェットをラズパイPicoを使って作ることにしよう。 日差しを避けて歩く、ゲーム要素のあるガジェットが誕生 夏、暑さ、日差し……そんなものを想像したとき、恋しくなったのはアイスキャンディーである。甘くて冷たい夏のお供だ。 でもアイスキャンディーは、この暑さだとすぐに溶けてしまう。買って帰るときには、できるだけ溶かさないよう、直射日光を避けて日陰を歩くだろう。子どもがよくやる「横断歩道の白いところだけを渡るゲーム」のように、日陰だけを歩く行為が少しゲームっぽいなと思った。むしろ、そのまんまゲームになるかもしれない。 そ
エヌ・ティ・ティ・ブロードバンドプラットフォーム株式会社(以下、NTTBP)と株式会社日立製作所(以下、日立)は、AIを活用した介護施設入居者の感情変化の予兆を検知する実証実験を行った。 この実証実験では、テルウェル東日本株式会社が受託運営する介護施設にて、入居者の映像・音声データから感情の種類を分類し、介護記録やアンケートの結果と組み合わせることで、入居者のシーンごとの感情と、その感情の要因を分析した。 具体的な検証方法は、介護施設の入居者同士が集まり、会話や交流を行う食堂での食事の様子や、健康運動を行う様子などを6日間カメラで撮影し、そのデータをAIで分析。入居者の感情を7種類(怒り、悲嘆、恐れ、平静、嫌悪、幸福、驚き)に分類した。さらに、入居者のプロファイリング情報、介護記録、アンケート結果を組み合わせて、感情変化の要因を分析した。 分析の結果、AIを活用して分析した入居者の各シーン
Aqaraは、ミリ波レーダを搭載した人感センサ「FP1E」の発売を、2024年8月6日よりAmazon公式サイトにて開始すると発表した。 「FP1E」は、ミリ波レーダとAIアルゴリズムを同時に搭載した人感センサだ。強い反射物、一般の電気機械、小動物などの干渉源を識別・排除できるほか、検出感度を自動で調整し、誤検知を防ぐ。また、継続的に環境学習を続けるため、使えば使うほど性能が高まるという特徴がある。 AI搭載による自動学習のイメージ さらに、人が動いているか動いていないかを検出し、その状態の継続時間も把握するため、人の状態に応じた自動化が実現できる。例えば、長時間座ったままで動かない状態を検出したら、休憩を促すリマインドを送ったり、ライトを点滅させたりすることが可能だ。 座り続けていた時に立ち上がるようにお知らせしている様子 他にも、AqaraのZigbeeハブ(M2ハブとスマートカメラG
日立製作所は2024年7月31日、2024年4~6月期の連結決算(国際会計基準)を発表した。売上高に相当する売上収益は前年同期比5%減の2兆2114億円、調整後営業利益は51%増の1976億円、調整後EBITA(利払い・税引き・一部償却前利益)は42%増の2425億円と、減収増益だった。 日立は2023年10月、自動車部品の開発などを手掛ける日立Astemoの株式を売却し、連結対象から外した。日立Astemoを除く継続事業ベースで見ると、2024年4~6月期は実質増収増益だとしている。DX(デジタルトランスフォーメーション)とGX(グリーントランスフォーメーション)の堅調な需要が追い風になった。 ITサービスなどを担う「デジタルシステム&サービス」セグメントの売上収益は16%増の6340億円、調整後EBITAは3%増の783億円と増収増益だった。日立の加藤知巳執行役専務CFO(最高財務責任
筆者であるアムイ 代表取締役の山田浩貢氏は、これまでもMONOistで中小製造業でも実践可能な工場を中心としたIoT(モノのインターネット)活用をテーマとする解説記事を多数執筆してきました。今回から始まる新たな連載のテーマは、「あらためて取り組む中小製造業のIoT活用」です。(MONOist編集部) 1.本連載の狙い IoTが日本で知られるようになったのは2015年ごろであり、2024年となった現在までに約10年が経過していることになります。途中、2020~2022年の約3年間は新型コロナウィルス感染症(COVID-19)のまん延のため、製造現場に外部業者の立ち入りが出来ず停滞していた時期があるものの、いまだに中小製造業は、昭和の時代に培った「目で見る管理」を中心とした、人が紙と鉛筆を使った人間力に頼る現場管理が主体となっています。 一方で、デジタル化や自動化を積極的に受け入れる3代目経営
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