福島では、幸いにも直接の被曝を原因として亡くなった方はいません。被曝線量が当初の想定よりずっと低かったため、放射線被曝によるリスクの議論以前に、「そもそも議論の前提となるほど大量の被曝をした人がいない」のです。現在、避難区域外の福島県内に暮らすことによる健康被害のリスクは、国内の他の地域と変わりません。 しかしその反面、無理な避難などに伴う「震災関連死」は、他県に比べて飛び抜けて高いのが現状です。「恐怖を煽って人を避難させることで、逆に死者を増やしている」という厳しい現実を、煽った側は決して認めようとはしません(http://www.reconstruction.go.jp/topics/main-cat2/sub-cat2-6/20140526131634.html)。 たとえば、今回の番組を放送したテレビ朝日の報道番組『報道ステーション』では、2013年の時点ですでに国連科学委員会が「