8月上旬、尖閣諸島近海に中国船団が大挙して押し寄せた「事件」に関して、先日、日経新聞紙上にある記事が掲載されました。メルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』の中で高野さんはこの記事を取り上げ、ことさら中国の脅威を煽る日経の巧妙な「文脈の組み立て」を徹底検証し、「デマ記事」と厳しく結論づけるとともに、東シナ海・黄海を巡る「本当の問題」とその解決策について論を展開しています。 「中国脅威論」はどのようにデッチ上げられるのか? ──日経新聞の手法を徹底検証する 日本経済新聞が連載した「習近平の支配」シリーズは、10月22日付の「闘争再び」第5回で以下のように書いている。注意深く読んで頂きたいのは、この文脈の組み立てである。(1)以下、番号を振った部分は要約ではなく全文引用である。 8月上旬、200隻を超す中国漁船が沖縄県・尖閣諸島近海に押し寄せた。 漁船には軍が指揮する「海上民兵」がいたとされ
![「中国脅威論」はこうして作られた。新聞報道の巧妙な世論誘導 - まぐまぐニュース!](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/4e6492bbef674289f9b23e3c805d513e580bd0f2/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.mag2.com%2Fp%2Fnews%2Fwp-content%2Fuploads%2F2015%2F03%2Flogo_160x160.png)