先週もネットにあまりアクセスしなかった。何日か何も書かない時のパターンとして、最初は忙しかったり調子が悪かったりで休むのだが、何日か経つと記事を書くことが空しいと思われて何も書く気がしなくなる。今回もそうだった。 2012年末に第2次安倍内閣が始まり、2014年末からは第3次になっているが、この3年あまりで言葉が通じなくなったとつくづく思う。それは言葉の力を無化する厚顔無恥な人間が最高権力者の座に居座り、あろうことか4割だか5割だかの内閣支持率をずっと保っている(大手紙各社最新の世論調査では、読売49%、朝日40%、毎日42%)。 私自身は、2002年に安倍晋三という人間が視野に入って以来、一貫してこの男を全否定の対象としてきた。2002年にこの男が売り出したのは対北朝鮮強硬派としてだったが、その当時から私はこの男が拉致問題を政治利用しているとしか思わなかった。どこかの保守的な反安倍・反自