8月は日本では第二次世界大戦のメモリアルの月なので、終戦記念日を境にそろそろ終わっただろうけれど、「日本が受けた戦争の被害と悲惨な運命の人々の物語」が、数多くテレビなどで毎年紹介される時期。 そんな中で、意外に知られていない(と思われる、少なくとも私は最近までほとんど知らなかった)戦争の悲劇が、地球の裏側にある。日系米国人志願兵による欧州戦線「第100/442部隊」である。この歴史的事実をもとにした自主制作映画「Only The Brave」を見る機会を得た。 米国本土に住む日系米国人は、戦争中「危険な人々」とみなされて種々の迫害を受け、収容所に入れられた。ナチのユダヤ人収容所のような「虐殺」こそなかったけれど、それまで日本人らしい勤勉さを遺憾なく発揮して営々と築き上げてきた農地や商売の資産をすべて没収され、砂漠の鉄条網の中に閉じ込められた。ちなみに、同じく「敵」であったドイツやイタリアか
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