169.韓国の領有権は日本にある!?(1) ── 「竹島問題」での韓国への対抗策 -其の弐- (2006.7.5) 前回、私は、『魏志倭人伝』(『三国志・魏書 東夷傳・倭人条』)の記述から、古代の日本(当時の倭国)が、朝鮮半島南岸部の任那(みまな)・加羅(伽耶 かや)と呼ばれていた地域 ── 現在の韓国・釜山(プサン)広域市から慶尚南道(キョンサンナムド)に至る一帯 ── を領有していた事を引き合いに出す事で、日本固有の領土であり乍(なが)ら、韓国の侵略によって不法占拠されている竹島(韓国名:独島(トクト))や、侵略の魔手が伸びようとしている対馬(韓国名:對馬島(テマド))への対抗策として、日本が韓国に対して、釜山・慶尚南道に対する領有権を主張す可(べ)きだ、と書きました。とは言え、支那(中国)の史書である『魏志倭人伝』の記述だけでは余りなので、今回は、別の史料を引き合いに出そうと思います