公式の言い訳も出たが,言い訳になっていないところを見ると,技術や世の中の状況がわかっていない経営陣が「どうせユーザはわからない」,「とにかくこちらで何でもできるように権利を確保すべし」と判断して先走ったのではないか.たぶん,この改正はデータマイニング系のサービスを想定していたのだと思うけど,そのようなサービスを検討する時には「データがあれば何でもできる」と考えないで,「この程度の制限・制約された(プライバシー侵害を起こさない)データでも,ここまでできる」と逆の方向から考えることが必要なのだ.さらに,SNSはブログと違って情報の公開範囲をユーザが制御できることが一番の利点であるので,規約にも情報公開制御の考えを明記する必要がある.しかし,それも全く考慮に入れていなかったのは,何らかの原因(うがった見方をすれば,CTO退任で技術陣の発言力が減少した結果引き起こされた事態ではないかと思っている)